日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

見慣れたものたちとの別れ

2007年08月20日 | 主日礼拝
今日から七尾幼稚園の園舎の修復工事が始まりました。今日はまず園庭側から園舎を囲む足場が組まれました。七尾幼稚園の園庭は、中庭になっています。車を直接乗り入れることはできません。子供達の為だけのお庭。けれど工事となるとちょっぴり不便です。駐車場から足場の材料を運び込むのは最後は人力。
運びやすくする為に、いくつかの事をしなくてはいけませんでした。小丸山公園との境になっているフェンスを切ること。そして、運び込むのに少々邪魔になる木や草を切ることです。
工事になるだろうと思った時から、今年はあまり植物の手入れをしませんでした。工事となれば、いろんな所を掘ったり、機械が入りやすいように枝を切ったりしなくてはなりません。プランターも数が多ければ邪魔になってしまいます。
一度すべてあきらめよう、工事の邪魔になってはいけない。そう心に決めたつもりでした。ところが、建築責任者の今井さんは、そんな気持ちもよくわかってくれて、一本一本、「これ切ってもいい?」と聞いてくれます。
確認されるうちに、やっぱりこれを残したいと、牧師館の前にある小さな植物を少し掘り返しました。プランターの中に入れていると、残りを今井さんが掘りかえしてくれました。大きいプランターにいれて水をかけました。根付いてくれるかどうか・・・。他にもいくつかあわてて鉢を移動させたり・・・。それでもいくつかのものとはお別れ。当たり前に見ていた植物達。高価なものは一つもないのですが、なんだかとても寂しい気持ち。
けれど、前に進まないといけません。明日も足場づくりが続きます。幼稚園の子供達は、「大きなジャングルジム」ができるのを興味深そうに眺めています。
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