カニカマはカニに似せてくほど哀し 白石 よねづ徹夜
立ち食いは割り箸だって立っている 青森 よしのまち
国民にウチデノコヅチとルビをふる 東京 増澤秀人
■以上、本日(9月28日)の毎日新聞、万柳より。
第一句。確かに、哀し。カニは蟹、かまぼこは蒲鉾で、いいんではないでしょうか。ヒノキは檜、アスナロは翌檜でいいんではないでしょうか。成金は飾り立てるほど哀し(愚作)
「素封家」という言葉が小説や伝記に出てきて、どういう意味だろうな、と疑問でした。調べました。代々と続く地元の金持ち、なんだとか。成金の反対語です。
第二句。流行るそば屋は箸の盛りもいい。
第三句。う~ん、増税間近か。世界最大の額を持つ日本国民の金融資産が狙われています。『経済学的思考のすすめ』(岩田規久男著)によると、増税も国債発行も、経済的なインパクトは同じなのだとか。前者は「いま」国民から徴収すること、後者は「将来に」国民から徴収すること。
明日は明日の風が吹く。
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