壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『イノベーション・シンキング』(ポール・スローン著) 読書中

2016年03月07日 | よむ

『イノベーション・シンキング』(ポール・スローン著)を読書中です。

ビジネスは、論理的に考えるだけでは足りない。
ヒラメキが必要だ。
ヒラメキを生むには水平思考がいい。
たとえば、ブレーンストーミング。

陶器を販売するある会社。
製品が配送中に割れないよう新聞紙に包んで梱包していたが、
従業員が記事を読んでしまい、能率が上がらなかったとか。
大掃除の時、つい本など読んでしまうことってよくありますね。
そこで、ブレストした。いろいろな案が出る。

どんなことが考えられるでしょうか?
新聞紙でなく白い紙にする、気泡付きのビニール(プチプチ)にする、
ある人が「従業員に目隠しをしてもらったら」と言った。
バカらしいアイデアです。
が、それがヒントとなり、別の人がアイデアを出す。
視覚障害者を雇い、働いてもらう、というアイデアです。

ブレストの肝は、下らんアイデアも批判しない、です。
この会社は、作業の効率化と障害者雇用の促進という二つの成果を上げたそうです。

こういう、コロンブスの卵的な発想は大好きです。

この本には、随所にクイズがある。

ギリシャの神殿。
観光客が記念に石柱を削り、石を持ち帰っている。
どうにかならないか?
まだ僕は本を読了せず、答えを知りませんが考えてみました。
レプリカの石を土産品として売り出す、です。
石柱の破損は防げるし、土産物売上も期待できる。
一石二鳥です。

こんなクイズもありました。
ある会社が大規模キャンペーンのためチラシをウン万枚も作った。
が、誤植があり、フリーダイヤルの電話番号を間違えていた。
印刷し直す? 担当者を処罰する?
さて、どうするか?
これも考えました。
間違えて印刷した番号は、まだ未使用だそうです。
この番号をいち早く買い取る、です。

我ながら、この2問は、いい線いってると思います。
が、ほかのクイズはひらめきませんでした。

さ、続きを読もう。