壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

藁しべ長者は戦略家だ!

2009年07月15日 | ●企画、買って下さい●

世の中には「ナリユキ人間」と「目的人間」がいる。大企業の社長も歴任したある経営コンサルタントが、そうおっしゃっていました。一生懸命に働くけれど目の前の仕事をこなす域を出ない前者と、目的を決めてそれに向かってコツコツ努力する後者です。

藁しべ長者は、手に入れた藁を、求められるがままに交換し、最後には長者(資産家)になったという昔話です。この話が、教訓として我々に教えてくれることは、何でしょうか? ナリユキで生きるべし、ということでしょうか? それとも何らかの目的をもって生きるべし、ということでしょうか?

藁しべ長者は、宝くじに希望を見出すような「ナリユキ人間」ではなく、じつは明確な戦略を持った「目的人間」だった! いくつかの昔話を材料に、こんな深読みをする企画です。

cf:『おじいさんは山へ金儲けに――時として、投資は希望を生む』(村上龍著、日本放送出版協会)が、ひょっとして当企画に先行した内容かもしれません。これから読んでみます。