今週、エージェント登録のvorsingen(オーディション)だったので、準備に追われて、更新、間があいてしまいました~。ごめんなさい。
それにしても、エージェントのオーディションなんて、慣れてる方や勉強してる方にとっては当たり前の事なんでしょうが、私にとっては何もかも新鮮。そして緊張で、もうもう…
若いうちから海外でやってる方ってすごいなあ、と思います。今までの本番の中でも最強に怖くて緊張しましたよぅ。前日は二時間しか寝られなかったよん。 その前はほとんど丸二日眠れなかったしね。
まー本番になっちゃえば、ソプラノ気質と言いますか。体調が多少悪かろうが睡眠不足だろうが、結構大丈夫なタイプなんですが。
それまでが キャー キャー とナーバスになるタイプなんです…周り迷惑。情けないですけどねえ~、でも見栄張っても仕方ないし。日本のオーディションも、最初に受けた時のことはすっごい緊張して、よーく覚えてます!あとはもう、ほいほいと受けてたので、何かぐちゃぐちゃですれども…(笑)
そんだけ怖かったんですもの、むしろ、せっかくですから、覚書みたいな感じで、日記に詳しく書いてこうかと思います。
初めてのオーディションなんて、もう二度とないからね(笑)
まあ付き合ってやろうと思う方は、ヘタレっぷりを楽しんで頂けると幸いです。
今回私が受けたのは、まあいわばドイツの都市ごとの、歌い手の事務所ですね。
つまり今回はミュンヘンのオペラ歌手登録事務所のオーディションってわけ。
で、ここは公的な機関。問い合わせしてもレスポンスなしという事務所やオーディションも多数ある中、公的な分、「必ず聴いてもらえる」という、大変にありがたいもの。
…と、こちらでお世話になってる方が言ってました。だからとりあえず最初に受けるのならここが良いんじゃない?と。
私、偉そうに書いてますけど、全部人からの受け売りですからね?
で。その事務所は名前はZAV(ZBFともいうらしい…?)と言って、いくつかの都市にあるみたいですね。ミュンヘンあるので助かります。あとはシュトゥットガルドとかベルリンとか…
これページ。
ZAV。クリックしてね。
ここの下に都市が書いてあるから、希望の都市クリックして、オペラんとこにvorsingen希望の問い合わせメールすれば返信が来るってわけです。
結構すぐレスポンス来ました。
「本来なら10月まで予約がいっぱいなんだけれど、十日後にキャンセルが出たから、そこなら大丈夫」と言われたので、あわててそこに予約を入れて、急いで準備準備。
持ってくる書類で用意しろと言われたのは写真付き履歴書、レパートリーのリスト。
※この場合のレパートリーというのは、オペラのエージェントなので、歌えるアリアというより、アリア部分以外も含んだ、全幕できるオペラの役の事です。だからどうしても自分が一度やった役になりますね。あとは勉強している役といったとこですか。
私の場合はモーツァルトの四大オペラの娘役と、ルチア、ボエームのムゼッタ、そして勉強中のツェルビネッタという事になります。
履歴書は自分でワード使って適当に作りました。 で、プロフィール写真をペタリと貼って。
隣の日本人の歌い手さんに、履歴書ってこんなんでいいでしょうかね?と見せてみたら、履歴書部分と、レパートリー部分をくっつけて、一枚にまとめた方が良いんじゃないかとアドバイス。
そして一番気になる、vorsingenで歌う曲の事。
「準備曲目は、母国語がドイツじゃない人は、ドイツ語二曲を含むオペラ(オペレッタ可)のアリア5、6曲。」
と、事務所からのメールにあったんですが。
…この時点でツッコミたいんですけど。
なんで準備曲目が「5、6曲」なの!5曲か6曲かはっきりしてよ、ねえちょっと!!
…仕方がないのでとりあえず6曲用意しました。あぁん小市民…orz
しかし当日記入する書類にあった、準備曲目の欄は五つまでだった…だったら五曲でいいじゃん!!
結局用意したのは、
☆ツェルビネッタ
☆パミーナ
☆ルチア狂乱
☆フィガロの結婚・ウィーン再演版 スザンナ四幕「あなたを愛するこの胸に」
☆コシ・ファン・トゥッテ デスピーナ「女も15になれば」
☆ホフマン物語 オランピア「人形の歌」
ということに。
それにしても、やはり五曲用意すると、それなりに色々考える訳でしてね。
日本でお世話になってました、オペラサロン・トナカイなどでも、時間の配分が微妙で、曲数が前もって決まらない事があったんですよ。そういう時の予備曲をどうするか、ということがたびたびありましてね。その時、自分の中で学んだ教えが、
「困った時には、とりあえずモーツァルトを入れておけ!」
…という事なんですけど。これが本当に、役に立ちました…ドイツ語がもっと必要になっても、モーツァルトなら対応できるしね。コンスタンツェや劇場支配人がある。イタリア語のものはたくさんあるしね。
たとえば、こうもりのアデーレとかを入れたとしても、オペレッタになるから、ドイツ語が母国語の人には太刀打ちしにくいし…
だから、モーツァルトには本当救われます。今更ながら、おととしのリサイタルに思いをはせたりしてました。いやいや。
で、当日。事務所はKarlsplatzとMarienplatzの中間くらい。ルードヴィヒ二世が眠っている教会(名前忘れちゃった)の前あたりでした。人通りの多い所で、こんなとこに事務所あるんかい、て感じでした。
いってみたらば、知り合いのメゾ、田村さん(お世話になりました…m(_ _)m)に聞いていた通り、アットホームな感じ。 おしゃれワンピを着てきましたが、それで充分。
行ったらまずプリントがあってそれに色々必要事項を記入。記入内容は履歴書と大差ないです。
予約がいっぱいと聞いたとおり、着いたらすでに数人が待っていました。1時間で4人前後をさばいてる感じ。必ず1曲はうたわせてもらってました。2曲歌ってるのが普通みたい。あ、ピアニストは用意されてます。だから本当にお金かかんなくて最高…
あ、おかしかったのが、トイレに行ったら
「ここで声を出さないで!歌わないでください!」
と貼ってあって。
手を洗う所にまた、
「シーッッ!歌わないで!」
と貼ってある。
ここまで色んな所に貼ってあったらなあ…気付きませんでしたぁ~、とか言って、歌うわけにはいかんなあ(笑)
…長くなりましたので、vorsingen始まってからの話は次に続く~
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それにしても、エージェントのオーディションなんて、慣れてる方や勉強してる方にとっては当たり前の事なんでしょうが、私にとっては何もかも新鮮。そして緊張で、もうもう…
若いうちから海外でやってる方ってすごいなあ、と思います。今までの本番の中でも最強に怖くて緊張しましたよぅ。前日は二時間しか寝られなかったよん。 その前はほとんど丸二日眠れなかったしね。
まー本番になっちゃえば、ソプラノ気質と言いますか。体調が多少悪かろうが睡眠不足だろうが、結構大丈夫なタイプなんですが。
それまでが キャー キャー とナーバスになるタイプなんです…周り迷惑。情けないですけどねえ~、でも見栄張っても仕方ないし。日本のオーディションも、最初に受けた時のことはすっごい緊張して、よーく覚えてます!あとはもう、ほいほいと受けてたので、何かぐちゃぐちゃですれども…(笑)
そんだけ怖かったんですもの、むしろ、せっかくですから、覚書みたいな感じで、日記に詳しく書いてこうかと思います。
初めてのオーディションなんて、もう二度とないからね(笑)
まあ付き合ってやろうと思う方は、ヘタレっぷりを楽しんで頂けると幸いです。
今回私が受けたのは、まあいわばドイツの都市ごとの、歌い手の事務所ですね。
つまり今回はミュンヘンのオペラ歌手登録事務所のオーディションってわけ。
で、ここは公的な機関。問い合わせしてもレスポンスなしという事務所やオーディションも多数ある中、公的な分、「必ず聴いてもらえる」という、大変にありがたいもの。
…と、こちらでお世話になってる方が言ってました。だからとりあえず最初に受けるのならここが良いんじゃない?と。
私、偉そうに書いてますけど、全部人からの受け売りですからね?
で。その事務所は名前はZAV(ZBFともいうらしい…?)と言って、いくつかの都市にあるみたいですね。ミュンヘンあるので助かります。あとはシュトゥットガルドとかベルリンとか…
これページ。
ZAV。クリックしてね。
ここの下に都市が書いてあるから、希望の都市クリックして、オペラんとこにvorsingen希望の問い合わせメールすれば返信が来るってわけです。
結構すぐレスポンス来ました。
「本来なら10月まで予約がいっぱいなんだけれど、十日後にキャンセルが出たから、そこなら大丈夫」と言われたので、あわててそこに予約を入れて、急いで準備準備。
持ってくる書類で用意しろと言われたのは写真付き履歴書、レパートリーのリスト。
※この場合のレパートリーというのは、オペラのエージェントなので、歌えるアリアというより、アリア部分以外も含んだ、全幕できるオペラの役の事です。だからどうしても自分が一度やった役になりますね。あとは勉強している役といったとこですか。
私の場合はモーツァルトの四大オペラの娘役と、ルチア、ボエームのムゼッタ、そして勉強中のツェルビネッタという事になります。
履歴書は自分でワード使って適当に作りました。 で、プロフィール写真をペタリと貼って。
隣の日本人の歌い手さんに、履歴書ってこんなんでいいでしょうかね?と見せてみたら、履歴書部分と、レパートリー部分をくっつけて、一枚にまとめた方が良いんじゃないかとアドバイス。
そして一番気になる、vorsingenで歌う曲の事。
「準備曲目は、母国語がドイツじゃない人は、ドイツ語二曲を含むオペラ(オペレッタ可)のアリア5、6曲。」
と、事務所からのメールにあったんですが。
…この時点でツッコミたいんですけど。
なんで準備曲目が「5、6曲」なの!5曲か6曲かはっきりしてよ、ねえちょっと!!
…仕方がないのでとりあえず6曲用意しました。あぁん小市民…orz
しかし当日記入する書類にあった、準備曲目の欄は五つまでだった…だったら五曲でいいじゃん!!
結局用意したのは、
☆ツェルビネッタ
☆パミーナ
☆ルチア狂乱
☆フィガロの結婚・ウィーン再演版 スザンナ四幕「あなたを愛するこの胸に」
☆コシ・ファン・トゥッテ デスピーナ「女も15になれば」
☆ホフマン物語 オランピア「人形の歌」
ということに。
それにしても、やはり五曲用意すると、それなりに色々考える訳でしてね。
日本でお世話になってました、オペラサロン・トナカイなどでも、時間の配分が微妙で、曲数が前もって決まらない事があったんですよ。そういう時の予備曲をどうするか、ということがたびたびありましてね。その時、自分の中で学んだ教えが、
「困った時には、とりあえずモーツァルトを入れておけ!」
…という事なんですけど。これが本当に、役に立ちました…ドイツ語がもっと必要になっても、モーツァルトなら対応できるしね。コンスタンツェや劇場支配人がある。イタリア語のものはたくさんあるしね。
たとえば、こうもりのアデーレとかを入れたとしても、オペレッタになるから、ドイツ語が母国語の人には太刀打ちしにくいし…
だから、モーツァルトには本当救われます。今更ながら、おととしのリサイタルに思いをはせたりしてました。いやいや。
で、当日。事務所はKarlsplatzとMarienplatzの中間くらい。ルードヴィヒ二世が眠っている教会(名前忘れちゃった)の前あたりでした。人通りの多い所で、こんなとこに事務所あるんかい、て感じでした。
いってみたらば、知り合いのメゾ、田村さん(お世話になりました…m(_ _)m)に聞いていた通り、アットホームな感じ。 おしゃれワンピを着てきましたが、それで充分。
行ったらまずプリントがあってそれに色々必要事項を記入。記入内容は履歴書と大差ないです。
予約がいっぱいと聞いたとおり、着いたらすでに数人が待っていました。1時間で4人前後をさばいてる感じ。必ず1曲はうたわせてもらってました。2曲歌ってるのが普通みたい。あ、ピアニストは用意されてます。だから本当にお金かかんなくて最高…
あ、おかしかったのが、トイレに行ったら
「ここで声を出さないで!歌わないでください!」
と貼ってあって。
手を洗う所にまた、
「シーッッ!歌わないで!」
と貼ってある。
ここまで色んな所に貼ってあったらなあ…気付きませんでしたぁ~、とか言って、歌うわけにはいかんなあ(笑)
…長くなりましたので、vorsingen始まってからの話は次に続く~
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