ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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「後宮からの誘拐」終演しました

2017-12-03 22:17:31 | コンサートのご案内&ご報告

オペラ「後宮からの誘拐」終演しました!

終演後、出演者全員で。

前列左からピアノ・伊坪淑子さん、ガイド・丸山小百合さん、オスミン・高橋雄一郎さん、太守セリム・吉川賢太郎さん、ベルモンテ・菊池慈生さん、コンスタンツェ・私、指揮・安藤敬さん、ブロンデ・福士紗希さん、ペドリッロ・竹内篤志さん
後列は、コーラスの皆さんです。サプライズ演出で歌って下さり、ありがとうございました

今回私が演じたコンスタンツェ役は、かなり独特のテンションというか、ポジションが独特な人で…
物語が進むにつれて、どんどん声のポジションも変わっていく。
それが彼女の心と実にぴったりと寄り添っていて、改めてモーツァルトの凄さをしみじみ痛感。

アリアを歌うだけでは気づけなかった事を、オペラ一本通してやらせて頂いた事で気づく事ができて、とても幸せです。

モーツァルトはやればやるほど、どんどん深くなっていくなぁ…
反省点もありますが、うまくいった所もあり、自分なりのコンスタンツェを見つける事が出来たかと思います。


さて、写真を色々
右、ブロンデの福士紗希ちゃんと。


自撮り中(笑)

ブロンデとコンスタンツェは、2人の重唱というのがなくて。
今回のように台詞なしの上演だと、この2人は4重唱の中で少し会話する(歌だけど…)位なんですよね。
でも、ブロンデとコンスタンツェの信頼関係というのは、強い友情的なものがあると私は思っています。


男性陣の写真も。

まずはオスミンの高橋雄一郎さんと!

オペラの中で、オスミンとコンスタンツェは、ほとんどからまないんですよね~。
稽古では毎回会ってたから、そんな感じしなかったけど

『立入禁止』はウケてましたねー笑
あの為だけに、あの『立入禁止』スタンドをわざわざ購入したのですよ(笑)
やったね


恋人ベルモンテの菊池慈生さんと。

終幕のベルモンテとコンスタンツェの二重唱は楽しかった…
あの曲は、永遠に歌っていたくなる美しさです…




左、ベルモンテ・菊池慈生さん、右、太守セリム・吉川賢太郎さん、後ろで何かやってるのが(笑)ペドリッロ・竹内篤志さん



カップル2組の4人で~。




そして影の主役、ガイド役・丸山小百合さんと
丸山さんは女優さんです。


今回の構成では、ガイド役は公演の要と言ってもいいくらい大切な存在でした。
丸山さんは、イメージ通りに演じて下さいました!本当にありがとうございました

ちなみに、このオペラをガイド役を使って進行する形は、ドイツにいた時に観た「後宮」のパクリです
隠す事でもないからね~。

でも勿論、今回の台本や構成は私の書き下ろしです
特にクライマックスの場面に向けて、ガイド役はうまく使えたかと思います
構成の工夫どころなんですが、お客様がとても好意的にとらえて下さっていたおかげで、思っていた以上に自然に進行する事ができました。

見にいらして下さったお客様にはわかって頂けたかと思います
うまくいって良かった~

主宰で指揮の安藤敬さん、ピアニストの伊坪淑子さん、コーラスの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
大好きなこの作品に関わる事ができて、すごく幸せでした!!

そして何より、寒い中をいらして下さったお客様、本当にありがとうございました



何とも不思議な多国籍オペラの世界でした。
なのに明るく快活な世界観は、
モーツァルトの性格そのまま。


またお会いできますように!



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