東京室内歌劇場がオペラ・コンサートをせんがわ劇場で1週間上演するスペシャルウィークというイベントがあります。
私は今年、その中で2枠、4月25日(夜公演)と28日(昼公演)を企画制作させて頂いています。
まずは25日のお知らせをば。
4月25日(日)19時開演
※日曜ですが、夜公演です。
せんがわ劇場/自由席4000円
モーツァルト「劇場支配人」
リムスキー・コルサコフ「モーツァルトとサリエリ」2本とも訳詞上演ですので、わかりやすいかと思います。ちなみに私が作りました!
そして2本をただ上演するのではなく、解説代わりのMCを工夫して、ちょっとだけドラマ仕立てに仕上げました。
どんな感じかは、いらした方のお楽しみです。
「劇場支配人」組で写真を1枚!
チラシのここ!ここ見て!!ここよ!ここぉぉお!!
ピアノの大下さん。ヘルツ末吉、フォーゲル三村、ジルバー私。
です。
皆が指差してる所アップにすると、こんな感じ 笑
「劇場支配人」は、私の作った音楽劇「モーツァルトの旅」をご覧になった方はご存知かと思いますが、モーツァルトが書いた短いドタバタ喜劇です。
今回は序曲とフィナーレをカット。ハイライトではありますが、聞きどころはばっちりおさえております!!
内容はソプラノ2人が劇場のプリマドンナの座を争い、大喧嘩する……というくだらな過ぎる内容ですが
しかし、音楽は優雅で名作!!
コロラトゥーラ2人とテノール1人という、ちょっと変わった声種のキャスティングも見所です。
大喧嘩しておりますが、実はそういう役柄や作品ほど、綿密な打ち合わせやコミュニケーションが大事。
お客様に笑って頂けるよう、モーツァルトの音楽はあくまで優雅に、そして演技はぶっ飛ばしていけたらと思ってます。
なかなか良い感じに仕上がってますよ〜
このオペラはなかなか上演されないレア作品なので、ぜひこの機会に!
モーツァルト
「劇場支配人」(ハイライト・訳詞上演)
ヘルツ夫人/末吉朋子
ジルバークラング嬢/中川美和
フォーゲルザング氏/三村卓也
ピアノ・大下沙織
そして同時上演するのは、劇場支配人を更に上回る程のレア作品。
リムスキー・コルサコフのオペラ
「モーツァルトとサリエリ」。
男性2人だけの、暗いオペラ……
で、片付けてしまうには、あまりに名作です!!
モーツァルト吉田先生と、飯田サリエリ。
この作品は、1830年に書かれたプーシキンの「モーツァルトとサリエリ」という台本を、リムスキー・コルサコフがオペラ化したものです。
映画にもなったピーター・シェーファーの戯曲「アマデウス」は、このプーシキンの台本が基になっています。
天才モーツァルトの才能に嫉妬し、毒殺を謀るサリエリ。
天才モーツァルトの才能に嫉妬し、毒殺を謀るサリエリ。
しかしモーツァルトはそんなサリエリの心中を知らず、良き友として信頼しきっている。
そのモーツァルトが作曲した「レクイエム」を聴いたサリエリは、その凄まじい音楽に心揺さぶられ……
と言った内容です。
作中には、リムスキー・コルサコフが作曲したモーツァルト風のピアノ曲、流しの楽士が演奏する「ぶってよマゼット」などなど、モーツァルト好きにはたまらない遊びがいっぱい。
楽士、演奏中!
もちろん、リムスキー・コルサコフの音楽も素晴らしい。
圧巻なモーツァルトの「レクイエム」を受けてのクライマックス、どうなるかと思って聴くのですが、これがまた素晴らしい。
リムスキー・コルサコフがモーツァルトを愛し、モーツァルトに挑んだ気持ちがよく伝わってくるのです。
尊敬がありながら挑む、このバランスが絶妙で。モーツァルトの音楽とは様式が違うのに、リムスキー・コルサコフの音楽は違和感なくハマっているのです。
そしてその音楽はドラマチックで聴きやすい!!
プーシキンの台本もとにかく面白い。
演劇が好きな演者にとっては、たまらないのではないかと思うほど、あちこちに良い言葉がある。
これがたった50分程度のオペラと思えないほど、実に濃密な作品。
どういう事だろう?と思われた方、ぜひお越しくださいませ。
日本では数えるほどしか上演されてない作品ですが、名作、傑作と言って良いオペラです。
次に日本で上演されるのがいつになるか分かりませんが、お客様に観て、聴いて頂けたらと思ってます。
リムスキー・コルサコフ
「モーツァルトとサリエリ」(訳詞上演)
モーツァルト/吉田伸昭
サリエリ/飯田裕之
楽士/大和田真由
ピアノ・大下沙織
客席と舞台の距離は通常より広くとり、客席は満席の半数までに設定しています。
そして、舞台上にのせる人の人数制限も行っています。
お客様に安心してご覧頂けるよう努力しております。
もし、それなら見に行ってみようかな?と思われた方は、こちらのコメント欄か、
info@nakagawa-miwa.com
まで、メールを下さいませ。
チケットご用意させて頂きます!