室内歌劇場のスペシャルウィークで企画制作させて頂く2枠目は
バッハ「コーヒーカンタータ」
ペルゴレージ歌劇「奥様女中」
上から3つ目、⑨です!
こちらは1枠目とはガラリと変わり、結構メジャーな作品です✨(まぁそれでも、皆が必ずやる!超メジャー作品!……ではないですが。でも室内歌劇場だし)
どちらも微笑ましい話で、頭の回る娘に振り回される男たちの話。
他愛のない可愛らしい、ハッピーエンドの2本立てをどうぞ❤️
まずはJ.Sバッハの「コーヒーカンタータ」。
女子がコーヒーを飲むのが眉をひそめられた時代、コーヒーが何より大好きな娘リースヒェン。
父親シュレンドリアンは、コーヒーを飲むなら結婚させないぞ!と脅しますが……
バッハの独特な旋律が、エキゾチックなコーヒーの匂いを想像させます。
個人的には、何とも官能的なリースヒェンの歌にはドキドキさせられます
こちらはバッハが望んだ演奏会形式で。
室内歌劇場のドイツもののスペシャリストの方々のご出演です!!
J.S.バッハ《コーヒーカンタータ》原語上演・演奏会形式
語り手:佐藤洋
リースヒェン:境澤稚子
シュレンドリアン:西義一
さて、同時上演されるもう一本のオペラ「奥様女中」。
ペルゴレージが作曲したこの作品は、かつて別のシリアスな長いオペラの箸休め的にと作られた幕間劇、小品です。
が、この作品の方がウケてしまい。
結局メインのオペラは消え、幕間劇のこちらが人気で残ってしまったという作品。
まぁそういうことって現代でもありますよね 笑
力抜いて作った方がウケる、みたいな。
それだけあって、この作品は何とも可愛く面白い!
賢い女中が自分の主人と結婚しようと企み、成功してついには奥様になってしまうという話。
音楽は歯切れよく、生命力にあふれ溌剌としていて素晴らしい。
登場人物は一見類型的なオペラのキャラクターですが、血の通った人間として描かれており、まさに一流のコメディ・オペラです。
本来は歌手2人の他に黙役がいるのですが、今回はその役を省き、私がナレーションしてわかりやすく解説しながら進めます。
こちらは訳詞で、歌唱部分のみの上演です。
演技ならお手の物の平岡さんと、真面目なイメージの小川さんがどんなドSな女中……いやいや、キュートな女中を演じてくれるか、楽しみです❤️
ペルゴレージ
歌劇《奥様女中》訳詞上演・ハイライト
セルピーナ:小川嘉世
ウベルト:平岡基
両演目を引っ張って下さるピアニストは、久保晃子先生✨
そしてお気付きかと思いますが、コーヒーカンタータも奥様女中も、単に私がやってみたい作品です 笑
ドイツ系好きならバッハ歌いたいし、ドSな女中やりたーい
そして「奥様女中」の訳詞も、私が作りました!気にして聞いてね
4月28日(水)14時開演
せんがわ劇場(京王線仙川駅)
チケット4000円
「コーヒーカンタータ」&「奥様女中」
こちらのチケットご希望の方は、こちらのコメント欄か、
info@nakagawa-miwa.com
まで、メールでご連絡ください
4月25日(日)19時開演
「劇場支配人」&「モーツァルトとサリエリ」
4月28日(水)14時開演
「コーヒーカンタータ」&「奥様女中」
どちらも、大切に大切に、そして一生懸命作り上げたいと思います。
出演者の皆様が楽しく演奏できますように。
そして何より、いらして下さるお客様が現実を忘れて、ひと時の間、別の世界で遊べますように。
舞台というのは、そういう場だと思っています。そして私たち音楽家は、お客様をその別の世界へ誘う義務がある。
今のこのご時世でそれをするのは簡単な事ではありませんが、その世界を作れるよう、努力し、稽古するつもりです。
ご興味持たれた方は、ぜひご連絡下さい!
お待ちしております!!