寒いですねェ。
26日にかけて北日本には年に一度あるかないかの強い寒気が流れ込むそうです。
北海道と本州の日本海側は大雪で、太平洋側にも雪雲が流れ込む見込みです。
雪と言えばウインタースポーツを楽しむ方以外は邪魔でしょうが、結晶の美しさは魅惑的です。
六角形にニョキニョキ成長していく姿は普段、肉眼では見えないけれども
万華鏡を覗くようなワクワク感があります。
ここから先は頭が痛くなる方もいらっしゃるでしょうから 「ン?」 と感じたらすぐにスルー
してください。
この形が何で六角形なのか不思議に思ったこと、ありませんか 他に六角形というと 蜂の巣 とか ボルト・ナットなんかもそうですね。
鉛筆もほとんどはそうでした。
他にも理科(化学)の世界では芳香族炭化水素(ベンゼン環など)もそう。
原子や分子が手と手を結んで様々な物質を作っていますね。
分子の形を決める要因はいろいろあるが炭素Cと炭素や水素Hなどが結びつく場合、
理想的な角度は109.5度になっています。
アンモニアNH3のH-N-Hによってできる角度は106.7度、水H2OのH-O-Hによって
できる角度は104.5°。
目には見えませんが水の酸素と水素の仲良しさんはそんな角度で手を結んでいるのです。
中学校で学んだ数学の 正多角形の一つあたりの内角の大きさを求める公式 を覚えていますか?
正多角形の内角の和を求める公式180(n-2)をnで割れば求められます。
180(n-2)/n =180(1-2/n)
5角形だと108度 6角形なら120度 7角形になると128.57度
そこからは限りなく180度に近づいて行きます。
水の分子が結晶して雪になる時、104.5°のままだと一番近い5角形になるのが良いのですが
酸素には、水素と結合する2個の不対電子と他の原子とは結合しない孤立電子対が2対あります。この孤立電子対の影響で水素との結合が圧迫され、角度がつくのです。
そしていくつかの分子が一番安定して結びつくには120度がちょうど良いのです。
自然界では誰も教えなくても6角形に育っていくのです。
そんなことを考えながら雪の結晶を見るのを味気ないと思う人と、なるほどそういう相関関係で
あんな美しい形に・・・と思う僕の様な人間とに分かれてしまう訳です。
分子や原子の世界ってみんな秩序を保って結び合ってるのですねぇ。
そういう分子が集まって細胞を形成して遺伝子を持って意志を持つと、何で戦いあう人間に
成ってしまうのでしょうね?
不思議です。
話は逸れますが・・・・・・・・
埼玉県教育委員会は24日、生徒に強要して40代の女性教諭を海に投げ込ませたとして、
県立所沢商業高校の男性教諭(36)を停職1月の懲戒処分としたという。
男性教諭は女性教諭とトラブルはなく、事実を否定しているというがこの行為が事実なら
こんな処分で済まされていいのだろうか。