俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

協力プレイがしたい

2011年08月13日 23時48分04秒 | スタフォファンクラブ
 『バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D』を遊んでいて思った。
 このゲームでは、ワイヤレスで、あるいはインターネットを介して、2人で協力プレイができる。

 二人でやればコンボもつながりやすいし、強敵でも二人でかかれば倒しやすい。(ゾンビをひるませた後、殴ったり蹴ったりといった体術でダメージを与えられるのだけど、この体術を二人で交互に出せば強力な攻撃になる)
 ほかにも、片方が瀕死に陥ったとき相方が救出したり、弱った相方を回復させることもできたり。ハイスコアを目指すという目的もある。
 協力することの楽しさを味わえるように作られていてハマってしまった。

 それでですね。
 『スターフォックス』でも協力プレイができないかな~と思ったわけです。

 そもそも、協力して遊べるシューティングゲームって昔はいろいろなかったか。『ツインビー』とか『グラディウス』とか。
 ゲームクリエイターさんたちも考えているはず。「3Dシューティングで協力プレイはできないか?」って。

 オールレンジモードのボスを協力して倒すとか。
 二人で同時に撃たないと開かない扉とか。
 シールド残量を分けられるアイテムとか。
 二人ともが生き残っているときだけ特別なルートに進めるとか。

 おっ。楽しそうじゃないか?
 プレイヤーは、一人はフォックスで、もう一人は……ファルコかな?

 これは、Wii Uならば実現できそうじゃないですか。
 画面がひとつだけだと、オールレンジモードで二人が別々に飛ぶとき不便だしね。
 例の画面付きコントローラでもう一人がプレイすればいいんだよ。

 繰り返すけど、「協力」って思った以上に楽しかったんだ。
 『モンスターハンター』がヒットしたのも、他のプレイヤーと協力して同じ目的を達成する喜びが味わえるからじゃないかな。

 「協力できるスターフォックス」! チームメイトと助け合いながら進んでいくスタフォにふさわしいじゃないですか。作ってくれないかな。タイトルは『スターフォックス パートナーズ(仮)』ってなのでどう。

 ……多分だけど、これくらいのことを任天堂が考えていないわけ、ないよな?
 考えたとしても、実際に作るには予算も人員も時間もかかる。利益になると判断されなければ、開発も発売もないだろう。
 そのためにも『スターフォックス64 3D』がヒットしてほしいな。3DS本体は、値下げで売上は伸びているはず。『64 3D』もぜひ遊んでほしいものです。

「ファルコとの出会い」その57

2011年08月13日 22時35分34秒 | 小説『ファルコとの出会い』

 絶対に奴等に、一泡吹かせてやる。そのためには焦らないことだ。冷静さを失えば、死ぬのを早めるだけだ。
 ファルコは自分にそう言い聞かせた。が。
 その一方で、湧き上がってくる思いを振り払えずにいた。
 冷静さを失えば、死ぬのを早めるだけ――?
 そういう事なら、仲間の制止にも応えず、自分の意地と苛立ちのままに軍の演習場へ突っ込んだ時点で、すでに死を早めていたことにならないか。
 今この場で追手を振り切ることは、あるいはできるかもしれない。だが自分の目の前で、翼に生命を宿したかのように空を駆けた青い機体のことは、敗北の味とともに長く記憶にとどまることになるだろう。
 なぜ今になって、こんな奴等が現れやがったんだ!
 ファルコは嘴をギリギリと噛み締めた。チームを率いて、空を自分の庭のように飛び回っていた頃。同じように粋がったパイロットにちょっかいを出しては、即席の空中レースを挑んでいた。ペイント弾で空中戦のまねごとをしたこともあった。それでも心の底から「負けた」と思える相手には出会わなかった。
 ファルコは悔しかった。これだけのテクニックをもった相手から、ただ逃げなければならないことが。できるなら、このパイロット達に1対1の勝負を申し込みたい。持てる限りの力で闘い、勝利したい。しかし今の自分には、無理な話だった。

 そこまで考えたとき。ファルコの背後で、緑色の閃光がはじけた。
 死――ファルコの脳裏をそのイメージが走る。今のはまちがいなく、レーザーの光だ。相手は業を煮やして、生け捕りを諦めたらしい。このままレーザー砲で自分を撃ち落とし、燃えカスになった機体が海面に浮かんだところをカメラに収め、軍に報告するに違いない。『ファルコ・ランバルディは死にました。』と!
 それは早計だった。自分の機体を見直しても、どこにも破損はなかった。
 じゃあ、なぜ?
 混乱するファルコの頭を、次なるレーザー光が襲った。ぱぁん、ぱぁん、という音とともに、機体表面に命中する。しかし機体をおおう電磁シールドがレーザーを減衰させ、傷ひとつつかない。
 相手のレーザー出力がこっちのシールド出力を下回っている。ダメージを与えられない攻撃だけが繰り返されている。なぜ?
 なぜ? なぜだ?
 ファルコの頭の中に疑問符が浮かび続けた。必死で答えを探すが、思い至らない。まさか、ただの威嚇か。
 その間にもレーザーは容赦なく命中する。ファルコは操縦桿をひねり、レーザーの雨から脱しようとした。が、機体の反応が、わずかに遅れる。
 その遅れを狙ったかのように、ペッピーのアーウィンからプラズマ冷却弾が打ち込まれ、ファルコ機の左翼で炸裂した。

(――やられた!)