昨日に続いて・・・
レスキューのルールの2015年度版を読んでみました。
ざっと見て大きな違いは
・従来のレスキューAは「Rescue Line」という呼び方に変わった
・従来のレスキューBは「Rescue Maze」という呼び方に変わった
まず、大きいのはこの2つです。
え~と、Rescue-Cはどうしちゃったの!?
さらに、参加する側のルールとして以下の内容が追加されました。(明確化された、と言うほうが正しいでしょうか)
・レスキューには3つの競技(Line のプライマリとセカンダリと、Maze)があり、その1つしか参加できない。
・チームメンバーは1つのリーグの1つのチームにだけ参加できる
要するに、同じ人が複数のチームに参加したり、複数の競技に参加することはできないよ。ということですね。
え~と、なんだかごく当たり前のことだと思うのですが・・・これを当たり前と思うのは、日本人だから・・・
広い世界には、これを「当たり前ではない」と思う人たちも居るんですね。
(同じようなことが、ダンスやサッカーのルールにも書かれているのでしょうか!? ぱっと見たかぎりでは無いように思います。本来であれば、このルールは General Rules として記載すべき・・・)
まあ、とにかく、これで明確に重複エントリーが禁止されました。(少なくともレスキューは)
2.3.2 2.3.6
さらに、面白いのが・・・
他のチームと同一のロボットは使用できない。(『過去』の他のチームのロボットと同一もダメ)
というのが追加されました。
2.4.2
内容的には、あまり変わっていない、「Rescue Maze」の方は・・・
(これはルールの変更ではありませんが)最初の絵が変わりました。やっと、フィールドの絵が「過去の遺物」では無くなりました。
で・・・競技のルールとしては、ほとんど変わっていません。これだと、ロボットやプログラムは2014年ルールのままでも、参加可能だと思います。(笑)
あとは、被災者の10点と25点の判別が変わりました。これまでのルールだと、簡単に25点をとれる場合があったのですが、今回のルール変更で多少スッキリしました。
じゃあ、「Rescue Line」の方は・・・
まず、競技アリーナが大きく変わりました。
これまでと違って、オーストラリアのロボカップみたいな、「タイルを床置き」になるみたいです。
それだけなら、ロボットにとっては、大した変更ではないのですが・・・
最大の変更点は・・・交差点毎に曲がる方向が指定されます。(曲がる方向に緑の小さなタイルが置かれます)
これは・・・難易度高いですよね。
単に、ライントレースをするだけでなく、ラインの両側にある緑色を判別しなければならない・・・
これは、新規参入の初心者には、非常に敷居が高いように思います。
逆に、被災者救出はめちゃくちゃ難易度が下がったように思います。
被災者が缶ではなくボールになり、しかも複数になりました。そのボールを避難場所(枠)に入れるようになったのですが・・・ブルドーザーのように、適当に動くだけでも救助できてしまうのでは・・・!?
気が向いたら・・・詳細は・・・個別に解析していきたいと思います。