次のお題は「違反」です。
2.5 Violations:
2.5.1 Any violations of the inspection rules will prevent that robot competing until modifications are effected.
2.5.2 However, modifications must be made within the time schedule of the tournament and teams must not delay tournament play while making modifications.
2.5.3 If a robot fails to meet all specifications (even with modification), it will be disqualified from that round (but not from the tournament).
2.5.4 If there is excessive mentor assistance or the work on the robots is not substantially original work by the students, then the team will be disqualified from the tournament.
2.5. 違反
2.5.1 検査のルールに違反している場合は、そのロボットの違反箇所が修正されるまでは、そのロボットは競技に参加できません。
2.5.2 ロボットの修正が必要な場合でも競技スケジュールは変更されません、修正中であってもチームは試合時間に遅れてはいけません。
2.5.3 (修正したにもかかわらず)ロボットが全ての規定を満たすことができない場合には、そのロボットはその試合の参加資格が無くなります。(競技会への参加資格が無くなる訳ではありません。)
2.5.4 指導者の援助・助言が過剰な場合や、ロボットが実質的にチームメンバー独自の作品ではないと判断された場合には、そのチームは競技会の参加資格が無くなります。
こんな感じでしょうかねぇ。
ここも2010年ルールからの変更はありません。
普通なら・・・この章はこれで終わりなんですが・・・
この「違反」の章に書かれていることですが、普通の日本人なら、一読してから「分かった」で終わりでしょう。 書かれていることは、ごく普通のことですよね。 もし、こんな章が無くても、「競技としての常識」として、守られるべくルールだと思います。
「ルールに違反しているロボットは参加できません」⇒だから「ルールに従ったロボットで参加してね」
「競技開始時刻に遅れたらダメですよ」⇒だから「競技開始の時刻には遅れずに来てね」
「ロボットやプログラムを大人が作ったらダメですよ」⇒だから「ロボットやプログラムはちゃんとチームメンバーが作ってね」
ごく当たり前のことが列挙されています。
これまでの日本での競技会で、この「違反」のルールに反したので、失格になった事例を私は知りません。
でも・・・この「違反」のルールがやっぱり必要なんだ、ということを、世界大会で初めて経験しました。 世界には、いろいろな考えで競技会に参加してくるチームが居るんですね。 いやっ、そもそも、その国の常識が日本人とは違うんです。
やっぱり、世界は広い・・・ってことで・・・