カンボジア日記  ゆめきの日々

カンボジアの情報と、世俗・慣習・文化
等も少し入った文章にしようとしています

ご期待の下さい

多人数武装強盗殺人犯についての記述補正をしました

2015-12-15 09:45:29 | ゆめき発 カンボジア政治動向安全情報
いつものように天気から

12月14日月曜のプノンペンは、朝の7時前から「カンカン照り」になりまして、本日も晴天なりで直射日光下は暑くなりそうですが、日陰は風が少しあるので気温は随分異なりますので、移動時は日陰を利用してください。
しかし、熱いですね。
平年の約束では cool dry ですが、昨年と同様に暑い12月の外気温です。




カンボジアの安全について

知恵蔵では、カンボジア全土を含む地域全部で強盗が発生していると「板」が立ちあげられているけど、一般論としては外国人は被害に遭いません。
何故かというと、強盗が目指す獲物は「現金又は金に換金可能な品物」ですので、旅行者から金品を奪う事は出来ません→所持していない。

※日本人が頭を打たれて射殺され強盗に金品を盗られた事件は、まるで内容が別物だ。
事実は、身体に向けて何発発射されたので腕にも当たっているはずだよ・・・人間は、必ず無意識に向けられた銃口を手で払う仕草をするんだよ。

●本人が多数の人々に「us10,000$」を所持してカジノに行くことを公言していたので、事件に逢っても不思議ではありません。

何度も言っている通りで、大金を所持したら「誰にも話さない」事が当たり前で、家族にも話したら問題になる場合があります。
何故かというと、家族が親しい人に内緒話として打ち明ける場合があるので、思わぬところから強盗の耳に入る場合がありまして、特に売春婦とかトュクトュクドライバーとバイクドライバーには話すことは強盗を誘発する危険な言動ですので、何も話さない事。
私の場合、生活金について聞かれたら、「金は銀行にあるので、お前がナイフを持って行け」程度の話で終わりにします。
こんな話をする奴とは、「真面に話をシナイ半島」(笑)。



大騒動の、プノンペン市内を多人数による武装強盗殺人集団が、全員逮捕されました。・・・続報です

前回の記述の中で、説明があらゆるところで省略されていましたので、補記する形で説明します。

言い訳
実は、12日発行新聞からの引用ですので、新聞の報道が間違っていたので私も間違えて記述しました。
この内容については、政府系新聞の独占報道がなされていまして他紙は報道が無かった感じですから、土曜日朝の新聞では「正しい記述」でしたが、実は報道されていない部分が多数ありまして、昨日(14日のテレビ報道)では逮捕のシーンを幾つも撮影されていました。
押収された銃器は拳銃2丁で、45口径と38口径だと思います・・・見た目で判断

平たく説明すると、警察官による射殺死体は全部で男3遺体で、逮捕者は更に増えて女2人と男4人で合計6人でしたから最終員数は都合9人ですが、一人の男は射殺された男の近くにいた人物で共に射殺されていますが、事件との因果関係が14日現在でも解明されていませんので、犯人と共に逃げた男の意味が解りませんけど同一犯人との認識で射殺されました。

※14日のテレビ報道だけ確認して、私の記述が間違っていると早合点したらあかんよ。
何で間違ったのかを確認できる新聞の確認をしてからにして欲しいよーーー・・・意味判る?
だから、テレビっ子のクマエ話しだけを採用したらアカン・・・意味が通じればいいけどね。


事件発生から逮捕までの手順説明
当地の警察官は、重大事件がプノンペン市内で発生した場合には犯人の行方を追いながら先回りして逮捕の段取りをしますが、なるべく市内では銃撃戦にならないように配慮しているという事なので、市内に犯人がいる場合には市街地に追い出す形で捜索追跡し逮捕します。
(市街地で銃撃戦になったら、通行人に弾が当たる確率が高く無関係の人々に死傷者被害が簡単に予測されるので、以前から同一手法です)

今回の事件では、朝5時過ぎに発生した事件ですけど、多数の警察官が交通の要所その他事前入手された犯人の「泥棒宿」情報で概ねの確認ができていたので、完全武装した多数の警察官が動員され捜索が開始されまして、都合6時間程度の時間が費やされました。
※犯人と考えられる人物が、一斉して多方面に逃亡するので「捜索」に時間が必要で、河原の中に逃げた女もいるので捜索には手間取りました。
なお、犯人と一緒に逃げて射殺された男ですが、いずれにしても容疑者連れ立って逃げた男の一人だったので、「誰かが抵抗されればマトメテ射殺」は当たり前です。

●カンボジアの認識では、「武装強盗射殺犯人の一味」ですので、警察官は射殺する事に躊躇いは無いし正当な職務行為と解釈されるはずです。

重大事件について
銃器とか携行している多人数による武装強盗犯で、被害件数又は被害金額或いは殺人等で人的被害が大きいと認知された事件を重大事件と位置付けて全国規模で捜査します。

前回記述した事件を例にしながら説明します。
武装殺人強盗犯ですが、9日の事件でも被害者ともみ合っていまして強奪に成功した事例と失敗した事例がありましたので、10日の事件では声をかけて返事した途端先制攻撃でズドンと発砲してまして、犯人が被害者からバイクを奪ったという事です。
11日の朝の事件は、被害者に声をかけて持ち主を確認し、バイクを奪う為にカギ持ち主の所在を声をかけて確認しているという事ですから、強奪するのではなくて射殺して奪うので抵抗されない魂胆で奪うという事です。
ここまでやるとキチ外に拳銃ですが、警察官は何度も事件の様子を確認していまして、大まかな立ち回り先を強奪されたバイクから推測してまして、11日の事件では武装強盗犯人達の行方を4時間以上追跡し、犯人達の居所を確認し「銃撃戦」をしました。
一人の犯人は路上で頭をライフルで狙撃されており頭を打ち抜かれて即死してまして、もう一人は身体に数発のライフル弾を浴び即死していますが、二人のベトナム系男は抵抗せずに降伏しているので射殺は免れました。
射殺されなかった男達の顔付(ツラツキ)(笑)
クマエとベトナムの混血種が明確に出ており、頭髪はクマエ・クローイ似でありながらクマエの血が強く顔に出ていますが、全体的な印象はベトナム系の混血種と言えます。
もう一人は、違法薬物の覚せい剤を大量に摂取したような言動ですが、警察官の降伏要求に素直に応じているので「どうにもならん演技者」で、覚せい剤は興奮剤なので一般論としては警察の降伏要求に応じないはずですが、応じているので「棍棒で目から火花の焼き入れ3回妥当」と思う。
射殺された男路上で射殺されたのは、若い100%クマエの純血種に見えますが、後10年程度経年しないと混血の程度は判別不可能ですが、少しはベトナム血が入っている感じでした。
身体にライフル弾を何発撃ち込まれたもう一人の男
身体の写真がベトナム血が6-7割程度入っている若い男と感じられまして、若い男二人が最後まで抵抗したのでライフルで狙撃されたと言う推測です。
なお、使用された新品の中国製ライフルですが、アソートライフルですので日本的には自動小銃です。
犯人が使用した武器
リボルバー式の6発弾倉38口径長銃身銃で、比較的手入れの行き届いた新品に近い中古銃ですが、弾丸は全て新品なので驚きました。
平たく言うと、賞味期限内の火薬なので「弾丸発射約束された」弾丸ですから薬莢がピカピカ光っていまして、高かったろーなぁーという印象を受けましたけど、強奪した金で購入したはずなので値段では無くて品質で購入したのでしょう。
逮捕された女2人
一人は、黄色肌の中国人血の混じった一目クマエの女で陽に焼けていませんが、一人はベトナム系の血が強く出ていた女で30才前程度の年齢と推測しました。
逮捕者が4人いましたので、数日間の補充捜査で年齢その他が公表される場合もありますが、射殺し全員逮捕されているので報道する価値が無くなったと判断すれば報道はありません。

おさらい
今回の事件は珍しい事件でして、大概は1回事件を起こすと暫くは当地を離れまして他の地域で過ごすのが多いのですが、今回は連日朝から晩まで事件を何度も起こしてますので目茶苦茶と言うか「キチ外に拳銃」事件でしたし、覚醒剤と酒を飲んで犯行を繰り返していたので「一般的な感覚」からずれていましたが、全員逮捕で落着しています。

力説する部分
カンボジアの人種に対する日本語情報はいい加減でトンチ気なので、ベトナム人内容をゆめきが添削して修正します。
ベトナム人は、コンポンチャム州とカンダール州に多数居住していて、プノンペンもベトナム人の多数居住する地域でありながら、国道1号線沿いも多数のベトナム人が居住していまして、他の州にも居住者が多数居ます。
しかも、混血の期間が長く何世代にも亘る過去があるのでベトナム人門閥を認識して推測するしか方法はありませんが、警察官や公務員と言う職種にも多数進出していますから、相当慣れた人物でないと人種の推測すらできません。
ですから、上記の事件にはベトナム系の人々が多数関与している場合が多いという事です。
人種についての説明は過去の記述にもありますので、興味のある方は過去の記述も参照願います。



当地の一般的事件内容について

当地で発生する殺人事件の2-3割程度は「痴情もつれ」が多数ありまして、男女関係の相対関係だけでなく三角関係や四角関係などに加え、仲間というか配下の人間が相手を切り付けたりしますから複雑な内容の時も多くありまして、よくよく解明してからの話しでないと「意味が解んない」事件も多数ありますし、その場で激昂して殺人事件もありますから、痴情関係の事件は多数あるという事です。
一般的には、金目の強奪事件及び殺人事件が大多数ですが、恨みによる犯行も多いので「線引きは難しいです」・・・殺して、金目を強奪する。





政治的動向

野党の副党首ケィムソッカが、国会でのボッコットを停止して国会に参集する事を約束する公表が報道機関を通じて声明で発表されましたので、政治的対立は鎮静化に向かいましたけど、当地は常に一筋縄ではいかない「営業的交渉」がありますので、あっちがああいえばこっちはこういうという禅問答と言うか押し問答の話がありまして、今回もありますので説明します。
実は、william a hiedt の要望の中に、CNRP3人の逮捕状無効宣告と労働運動に関与する人々の特赦で放免すると言う条件がありましたので此処に注目が集まりまして、何となく他の大臣は「無言=そうしよう」程度の応接ですが、フンセン総理は「重大事件関与者と違法薬物関与者と労働運動関与者は特赦の対象に入れられない」と発言していますから、日本的に解釈すれば「内閣不一致」です(笑)
カンボジアの政治に日本の解釈を入れる事は乱暴であり問題だという解釈しか成立しませんが、フンセン総理の意見では「違法薬物関与者と労働運動関与者を連動させた会話」になっているので、冷静に解釈したら「何言ってんの? 違法薬物摂取中?」ですけど、ともかく「味噌も何とかも一緒にくっつけて意見を述べています」。
これは、近いうちに特赦をしてアメリカ大使の援助申し出を受けた方がいいと言う損得勘定がCPPの中にあるという事ですから、この大勢の中でフンセン総理が一人で気を吐いている感じですが、利益になる人々は「フンセン総理ホッタラカシ」で米ドル札の勘定をしているようです(笑)

フンセン総理の言動もかなりトーンダウンしているので、「俺の所に多く配当しろ・・・ハイトさん」と言う話に聞こえますが、多分そんなところでしょうね。
コメント
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