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カンボジア日記  ゆめきの日々

カンボジアの情報と、世俗・慣習・文化
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チョロイチュワーン・・・日本橋と中国橋(9月21日開通)

2014-09-23 11:08:01 | チョロイチュワーン
日本橋

カンボジアのプノンペンに、日本では日本橋と呼ばれる橋があります。
橋は、日本の経済援助で造られまして、プノンペン市民には親しみのある橋の名前「チョロイチュワーン」と呼称されていまして有名な橋ですが、この橋に並行する形で上流部分に中国の橋が経済援助で造られまして、9月21日の日曜に開通しましたので、説明を致します。

過去の記事の中に、中国の橋についての構造その他も記述していますので、私の日記をご精読されている方は委細の見当がついていると考えますが、初めての方も居るはずですので割愛説明と言うか簡易説明をしながら記述を進めます、

チョロイチュワーンは(日本橋)、過去の橋も同一呼称ですから、日本橋と言う名前を話しても意味が通じません。
即ち、同一地に何度も建て替えられた過去があり、全て同一の名前のチョロイチュワーンと言う呼称名という事なのですが、今回の中国橋の完成で橋が2本になりましたので、この後は、どの様な呼称方になるかという事については判りませんけど、多分、皆チョロイチュワーンと呼称するはずと思います。
※橋は、未完成のような感じを受けていますが通行がなされていまして、上下線に別れて利用されていますから渋滞が緩和された感じですけれど、どの程度の渋滞になるのかについてはプチュンバン明けで現実のラッシュ時にしか判りません。
来週の9月29日月曜以降のラッシュ時にしか見当がつかないはずなので、評価は以後のお楽しみとなります。

以上を踏まえて、説明です。
実は、2-3ヶ月前頃に、中国の経済援助で構築中の橋についての開通時期が新聞に載りまして、およそ4ヶ月程度後になると記事が載りました。
橋が、上下線2本になる訳ですから通行量の増大に対処可能になりますが周辺域全ての道路に影響がありますので、関係するアクセス道路や増大した通行車両を潤滑に移動させられる道路の大きさが問題です。
従いまして、私自身は現在工事中の国道6号線の拡幅工事が完成して初めて意味があるという趣旨での解釈でしたから、4ヶ月はおろか4年程度の歳月が必要と言う考えでしたので、橋の完成だけが早く通行は可能だが、利便性を求めるには拡幅工事が欠かせないので、どちらかというとあまり意味の無い見切り発車ならぬ橋の開通と言う考え方が正しいと思います。
橋は、躯体工事の上に永久舗装道路の工事等と共に照明装置を付けますが、開通した橋に全てが未完成と思いますので、此の後、一時的に橋の運用を停止して永久舗装道路工事などに着手するはずです。
アクセス道路について
全てが出来上がった形ではありませんから、工事は継続されるはずと思うが、規模が小さいので何らの障害も無いはずだが、国道6号線の拡幅工事については相当期間が必要な筈なので、此の後数年間は「土埃の中を走行しなければならない期間」となるはずです。
課題は、距離の長い国道の拡幅工事ですが、相当ヵ所の一部の地域は上下線分のセメント製の橋が上下線分完成していますし永久舗装道路の出来上がり箇所も有りますが、距離的には比較にならない程度の完了距離ですから、更に更に工事は継続されるはずです。
理由を言いますと、当地の道路は、土の密度が低いので簡易舗装道路の期間を長く設定して、地盤の土の密度を走行する車の重量で上げる手法が一般的ですから、道路の盛り土をしたしたばかりの時には、完成時に道路の高さが2M程度低くなるのは想定の範囲でして、この想定をしているので道路の密度を上げる水撒き回数も頻繁であればあるほど固い地盤が出来上がりまして、永久舗装道路完成時には簡易舗装道路の期間の長さに道路の強度が比例するという事です。
従いまして、現状の状況ですと6号線の拡幅工事完了にはまだまだ相当な期間が必要であり、盛り土と法面を新規に拵えた場所は更に何度も繰り返し手直しの簡易舗装期間が必要でして、とても1年程度の期間での完成では無いはずですから、後、最大4年程度の期間が必要であり最低2年以上の期間は必要と思う。
※一部の地点までの予測ですから、6号線全ての道路に対する予測ではありません・・・全ての予測に関していえば、5-10年程度は必要な筈です。
※6号線は、プノンペンからシュムリアップに向かう道筋であり、途中から左に向かうコースと右側から回り込む感じの道路が利用可能で、現在は共に全線で工事が継続されていまして、右側から回り込む道路の工事には日本の援助の看板を見たので、この道路も他の道路と同様に拡幅工事がなされますと更に長期間の工事期間になるはずです。
利用頻度の低い道路なので、拡幅に関していえば広めの一車線程度の道路幅と思う。
完成すると、かなり便利になりまして、2002年には1日7-7時間半コースだったのが現在は3時間超程度の時間で、完成時には2時間超程度の時間的距離になります。
プノンペンとコンポンチャムのプサー・モーロォンの距離・・・意味が判る人は判る(笑)

あらまし
日本の援助で完成した橋の脇に中国が援助した橋が完成し、両国の橋が上下線に分かれて利用されると言う話であり、更に現在拡幅工事中の道路は完成までに更に数年は必要で、国道6号線のプノンペンからシュムリアップに向かう道路が左回りと右回りが完成すると大変便利になると言う記述ですが、更に数年間は土埃の中を走行する期間になるはずです。
コンポンチャム州の道路に詳しい地域の人が居る場合は、右回りで途中から左に抜ける道路を利用できたら距離と時間が稼げるので、土埃走行を大部分回避可能ですけど難しいかな?
記述の条件は、プノンペンとコンポンチャム州のプサー・モーロォンの区間の条件設定。

付記
プノンペンの発着で、コンポンチャムのプサー・モーロォンまでの片道料金
乗合タクシー(法定 15人乗り)
プチュンバン大人一人15,000riel・・・3$75¢
(通常は、10,000riel なので5割り増し)
大型乗合バス
プチュンバン大人一人35,000riel・・・8$75¢ ただし、シュムリアップまで同一料金です。
(通常は、21,000~22,000riel程度・・・プノンペンからシュムリアップに向かう大人一人分の料金で、左回りも右回りも同一料金です)

タクシー・バス共に中古車を輸入した車ですから、相当古い年式の車両とお考えください。
ですから、快適な移動をお望みの場合は、VIPバス・高額な新車のタクシー等がありまして、上記の乗り物とは格段の相違があります。
此の利用料金については、各自お確かめください・・・概ね、10$程度又は120%-150%程度の割増料金設定だろうと思慮します。
※なお、安価な料金を求める場合には言語問題も提起されますので、大型バス利用での意思疎通英語だけでの会話の場合は発着地で十分に話し合いをして必ず双方確認する事。
(例  座るシートの番号・下車地点の合図を貰う・預け入れ荷物の確認・トイレ・他の問題・・・クマエ単語を覚えると便利)
※安価なタクシーの利用に関しては、クマエ語が基本的な意思疎通言語ですから、英語も含めて他の言語は使用不可能です。

国道6号線について
国道6号線は、2つあると記述していまして、間違いなく以前から2つありますのでお間違えの無いように願います。
昔の日本語表記は、6号公路の漢字表記でしたが、私は中国語表記なので日本語表記では間違いだと記述を繰り返していまして、現在は私の主張の国道表記が採用されている事にナントナク安堵感があり嬉しいですね。
ただ、日本の官僚は同一6号線が2つあり、日本の常識を覆す内容であり日本人の保有する経験則も否定する内容の事実の認定に関して【相当の疑念】と【責任】の存在を恐れていたので、2010年以降の記述のみ国道6号線および国道6A号線と説明していますけれど、私のように一歩踏み込んだ左回りと右回りの道路があるとは説明していません。
※いずれの日には、私の説明のように左回りと右回りがあると説明されると思う。
※コンポンチャムのプサー・モーロォンについての知識のある方で、100回程度の往来経験があれば理解可能領域ですが、ある程度興味を持って対処可能な人物でないと解らないよ。
理由
道路なので、それぞれの道路の発着を経験する必要があり、プノンペンとシュムリアップの往来だけでは無くて、シュムリアップとコンポンチャムのプサー・モーロォン間の往来経験があって初めて意味の理解できる内容という事ですから、プノンペンからシュムリアップだけに向かう道筋の経験者には難易度が高いはずですね。
道路についてですが、カンボジア国家の税金が道路に投資されなかった時代には、wet season and/or dry season で使用する道路が異なったという事もありまして、左回りも右回りもそれぞれに長所と短所があったという事です。
長所と短所の内容確認については、年間12回程度毎月往来すると意味が判る・・・最近は問題ないが、以前は酷かったんだぞー(笑で事実だよ)


以前は酷かったんだぞーと言う意味について・・・興味の無い方は、斜め読み and/or 飛ばし読みです。

えーとですね、右回りについて説明しますと、国道の数キロ近くをメコン川が流れていまして、季節によっては【必ずメコン川】の水が流れ込んできます。
(最短距離の場所は100M程度の所も相当ヵ所あるが、いずれの場所も土地のかさ上げが完了しているので、問題提起の場所にならない)
問題は流れ込む水の量ですが、今年については言えば国道の左側の大地にも流れ込んでいますが、この程度は例年と同じですね。
ただ、8-9月の中旬までは、国道の高さ2M程度までの水が出たので例年の数倍程度の水の量ですが、この2Mの高さを越える川の水が流れ込むのは珍しいと言うか通年では通常ありません。
何故かというと、対岸の低地の部分にも水が流れ込む高さになるので、残り2M程度から1M程度の水のかさ上げは、一気に数倍規模の表面積が広がる水位になりますから、相当の水量でなければ水位上昇はありません。
(一気に水位が上昇するのではなくて、10CM程度の刻みで水位上昇を感じられるので、いきなり危険になると言う水の出方ではありません・・・ゆっくりと水位上昇します)
具体的に記述しますと、2-3年に一度程度の1M以内程度の水位上昇で、現在の道路に水が流れ込む状態になるのは4-5年に一度程度だったと思いますし、例え水位が上がり道路が冠水しても数時間程度の待ち時間で道路は往来可能になります。
(数時間程度の待ち時間の道路冠水は、私の記憶の勘定に入れていないので何度あったのか判りませんけれど、最近は少なくなったのでマスマス判りません)(笑で事実)
更に詳しく書くと、20年程度内で一時的にせよ往来不可能だったのは2度しかないので10年に一度程度の確率だったという事ですが、道路が冠水しますと周辺域全てが水の中ですから、異様な光景だし背筋が凍りつく感じの恐怖感がありました。
恐怖感の程度は、タイのバンコクで朝に乗るフェリーと同様で、此方は足元に川の水がフェリーに当たりましてジャブジャブですから、最初に乗った時には「沈む」という強い恐怖で背筋が凍りました。
ゾー(笑)・・・慣れると、何も感じません(笑)過去の日記に記述有り
※これと同じでして、対処の仕方は、熱い車内から外に降りて水がある程度引くまで外で待てばいい訳なので、別段問題のある事にはなりません。
タクシーの運転手と車内の世話人は、事前に他のドライバーと電話で事前話し合いをしていますので事前の待機場所で数時間食事する段取りがほとんどですし、水が出た場合は車両が安全な地点で停車しますから別段問題はありませんでした。

水が出ても困りません
この周辺地域全部に、水が出ますのでさぞ困るのだろうとお考えのある方が居ますが、水が出ないと困るのであり現実の思想は正反対ですから、お間違うと言うか誤解の無いように願います。
米の作付に関して言えば、二期作は可能なので現実には二期作を行っている農家が沢山ありますし、一部の地域は米の三期作を実行している農家もありまして、野菜の農産物が沢山生産されている地域でもありますから、水が恵みをもたらす天使の役目をしているという考え方が正しいはずと思います。
しかし、他方では道路走行する人々が不利益を被るのも多い現実でして、これらの人々にはとても厄介な水となりますので、どうしましょうか? (笑)
簡単に結論を導き出しますと、利益を享受する人々と不利益を被る人々が居るという事で、国家の政策のようなものです。(笑)
そこで、日本の援助とカンボジアの財政出動で橋を造り道路を造りますが、新規事業に土地の提供をさせられる人達は利益を享受する前に「オン出される」ので、補償金以外の物で考えてくれと言いますけれど、補償金で片付けた方が面倒が無いので補償金の一括支払い又は二度支払ですね。
※私自身は、水の出た状況を何度も経験しているので、水が出た方が涼しくていいと言う思想がある人間ですし、何より農業生産物が無くなったら価格高騰の原因になるので困る側の人間ですから、メコン川の水位上昇は大歓迎で、下流にあるメコン川の中国橋が流されるくらいの水位上昇60M程度が望ましいと考えています。(笑)

コンポンチャムに関していえば、直近の二年間は十二分な降雨量があるので住居地域に限らず大地には緑が多くなっていますから、農業生産物は増加しているはずです。
知り合いの人が、週に一度か10日に一度程度の農産物販売が、雨が多いので週に2-3度の割合になったと話していましたから、地下水上昇も含めて農業従事者には恵みの雨だったという事です。

では左回りについて・・・トレンサップ川沿いに近い道筋
(プノンペンからシュムリアップに向かう道筋で、最短距離の道路となります・・・よって、コンポンチャムのプサー・モーロォンは通りません)
左回りの地域は、騒々しいと言う記憶がありまして、あまり通らなかった記憶しか残っていません。
とても、もの騒がせな道路でしたので、永久舗装道路着手の年月も遅かったはずと記憶していまして、一言どうにもならない街道筋でしたが2005年程度からは懸念無用になったはずと記憶しています。
ですから、以前からカンボジアに滞在されていた方でシュムリアップとプノンペン間の移動には、飛行機とボートでの移動に加え、右回りコースと左回りコースを利用された事があるはずと推察します。
もの騒がせについての記述は、過去の日記にたっぷり書いてありますので、暇がありましたらご精読願います。
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