日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国への外国投資成長率がマイナス

2009-01-16 | 中国経済関連

 中国への外国の投資額が、2008年全体としては前年比23.58%増加したものの、第四四半期の増加率は対前年で減少。

 924億元というから1.2兆円の投資はあったわけですね。

 今年の上半期は、前年比で5-6%程度は投資額が前年より減るだろうという見方もあるようです。

 尚、2008年度に中国投資を行った国は、

1.香港 410億元(全体の48%)

2. BVI    160億元  17.3%

3. 日本  36.5億元  4.0%

4. 韓国  31.4億元   3.4%

5. 米国  29.4億元  3.2%

 381億元が金融を除くサービス産業に対する投資だったそうです。また、外国投資が輸出の55%を生み出しているとも報告されています。

 さて、上記を見て思った事を勝手に。

・香港とBVIからの投資が合わせて全体の6割に及んでいる。全体の投資のうち40%近くが金融を除くサービス業(サービス業の定義が不明確ですが)となると、BVI(不動産とインターネットビジネス系はケイマンかBVIから投資します)は多分大半がサービス業。

・香港の投資額も半分くらいはサービス業関係か?残り半分は何かわからないが金融系ではないか。

・日本の投資は三位。でも香港に既に進出している企業は香港から、ネット関係はBVIからの投資があるはず

・韓国企業が撤退していることで随分騒がれていますし、それを題目にした本も出版されています。中小企業などに関してはその通りの事実がありますが、投資額ベースでも日本と変わらないレベル。物の一面だけとりあげて非難しているだけという事が見えますね。

・金融業向けの投資額がどれだけあったのか不明ですが、香港に上場した企業に対する投資は巨額でした。中国本土の金融業界向けの投資額によっては、製造業の中国投資額は少なくなっているのでしょう。


http://www.chinadaily.com.cn/bizchina/2009-01/16/content_7403157.htm


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