日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国人の駐在員の見方1

2006-08-29 | 日本・日系企業
 昨日、上海の法律事務所のニュ-スに以下のような記事が記載されていました。なるほどなぁと思わされるのでご紹介しますが、実際にはもっと厳しい見方を中国人はしています。このニュ-スはあくまでも日系企業を顧客としている事務所なので、10%の真面目な人と、40%の仕事と遊びを両立させる人を対象にしているのでしょう。確かに30%の唯遊んでいる人達って、コンサルタントや専門家にとってはお客にはなりませんから。
 私の感じ方としては、駐在員の以下のような行動の比率は、は結構付き合う人達によって代わると思います。メ-カ-の40台のエンジニア達って結構本当に苦労していますから。
 中国人の見方に関するコメントとしては、中国は階級社会であることを忘れてはいけません。基本的に見栄っ張りの人種なので、連れている女性の外見は確かに重要ですが、仕事で我々が付き合う中国人(ワ-カ-を除けば大学卒業以上の当地ではエリ-ト、もしくは本人はエリ-トと思っている)は、KTVの女性と交際する日本人をはっきり馬鹿にしています。日本でも、銀座のホステスと付き合うのはステ-タスになるかもしれませんが、相手がどんな美人でもフィリピンやタイのホステスと付き合う人を羨ましがる事は少ないですよね。下手したら会社の中でのキャリアも終わっちゃいます。
 彼らにとって農民の子達への評価は、日本人が見るアジアの女性より厳しいのです。お水に染まっていない娘の中には、会社にいる変にすれた上海人たちよりよっぽど良い子も居るんですけどね。
 日本人は差別意識が強いとか中国や韓国の人達は言いますが、そこにいる日本人の目から見ると、君らはどうなんだ、俺ら以上に差別社会じゃないか、と言いたくなります。


リチャード法律事務所 法務エッセイ 
日本人駐在員男性は大きく分けて以下の三つのタイプがあるように思われる。
① 職務に責任感を持って、社内の改革、改善、業績アップに邁進
② ナイトライフ等をエンジョイ
③ ①はそこそこ②もたしなむ

私の感覚では比率的には①が10%、②が30%、③が60%くらいのような気がする。
お話をしていると、私が女性であることを意識していることもあるのか、大体の方が口を揃えて、カラオケに行ってもおもしろくない」とか「どこに行っても結局同じ」と仰る。
しかし、口ではそう言っていても、実際はナイトライフにはまっている方も少なくないようである。日本料理屋に行くと、明らかにカラオケのお姉さんと思われる人とデートをしているという姿をよく見かけるのである。時々知り合いの方の場合もあり、反応に困ることもしばしばあった。

以前は、そういう日本人男性を、既婚であるのに、物価格差を利用して中国人の若い女性を金の力で支配することは中国人を馬鹿にしているのと同じだと思って軽蔑していたが、ある日系企業で働く中国人女性の以下の発言を聞いて考えさせられるところがあった。

その人は、『決して日本人だけが悪いのではなく、中国人男性も自国より物価の安い国に行けば、必ず同じことをするはずである。特に会社の命令で単身赴任で中国(特に田舎)に来たおじさんにとっては、友達もそうそうできないし、毎日が孤独すぎる。

だから誰かと一緒にいて寂しさを紛わすくらいのことはしてもいいと思う。気に入った子がいれば一緒に住むのもいい。でも、絶対に日本の奥さんにばれないよう、
確実に証拠を消せるようにしておく必要がある。』というのだ。中国人女性からこういった発言が出るのには驚いた。実際知り合いの日本人男性に、奥さんが来中する際には、自宅の調味料の処分やお風呂場の排水溝にある長い髪の毛をきちんと処理して置くように指導したそうである。

ただ、彼女は、『こういった遊びをするのは、①を実行しているのが前提条件であり、それをやらないでナイトライフだけにはまっている男には口には出さないが嫌悪感を抱く』という。
この話を聞いて分かるように、中国の人は意外なことに、ある程度、日本人男性のナイトライフには理解を示しているのである。しかし、この女性が言っているように大前提は、昼間の仕事をしっかりやっていることである。昼間の仕事もしっかりやらないで、遊んでばかりいては、部下から軽蔑されるだけである。

よく駐在員の方は、「中国人はまじめに働かない」とこぼすことが多いが、まずは、自分が中国人からみてまじめに働いていると思われているかどうかを問い直さなければならないかと思う。中国人の場合、上司に命令されたからと言って日本人のように素直には従わない。中国人に上司のためによく仕事をしてもらうにはその部下の心をつかむ必要があり、それには、①を実践していることを日々の仕事の中で分かってもらわなければならない。
 ①を実践する前に女と遊んでいては、嫌悪どころか軽蔑してやる気を失くし、
ますます思い通りにならないであろう。そういう人ほど中国人のせいにして、悪口ばかり言う。
①が出来る人が②をするのは中国人は許すが、単なる②だけにはまっている人は中国人は許さないということを肝に銘じておくべきであろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上海は共産党書記 | トップ | 西安 陝西歴史博物館にて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本・日系企業」カテゴリの最新記事