日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

ケンタでご飯が。。

2010-07-30 | 欧米企業の中国戦略

 これって何でしょう??

 近所のKFCなのですが、ついにご飯も販売するようになりました。

 ご存知の通り、KFCは中国では大成功している外資系企業の一つです。思うに現地のマネジメントは中華系(ABCも含めた)で締められていると思うのですが、その現地化方針には色々関心させられます。

 同じYamグループのピザハットも成功しているのですが、すごいと思うのは

・新商品が3け月位で次々に出てくる

・鳥とか、フライドチキンにこだわっていない。

 日本のファストフード業界について詳しくはありませんが、モスのテリヤキバーガー(でしたっけ?)だったか日本的な味付けのハンバーグの誕生って、確か当時は話題になった気がします。でも、あくまでも味付けの改良という程度にとどまっていたような気がするんです。

 マックも韓国に行けばキムチバーガーとか、プルこぎバーガーとかあって、旨かった記憶はあるのですが、やはり基本の改良版ですよね。

 でもKFCって、
・チキンじゃなく牛肉をつつんだ、トルティーヤ風の物の販売

・油条という中国の朝食をドーナツ風に味付けして販売

・ゲッペイみたいなのを販売

・そして写真はKFC店頭のポップですが、ご飯の定食を販売。

 日本でも色々な日本企業の中国市場での努力が雑誌や本に載っていますよね。例えば吉野家も牛丼だけじゃなく色々なメニューをそろえるようにした。そして業績は良くなってきた、とか。。

 でも、KFCみたらどう思います?

 自分の商品やサービスにこだわりを持つ人って日本人には非常に多いのですけど、さて、中国市場で受けている物、となると、この様にあまたを柔軟にして、色々工夫をしている企業じゃないかな。

 さて、中国でもアメリカでも、中国語、英語でKFC中国に関する本が数年前に既に出ています。

 でも、何故か日本語にはなっていない。

 何故なんでしょう?

 日本企業の中国での苦戦の理由。

 文化ギャップも当然あります。でも、何故か不思議なくらいにまともなビジネス情報が少ないのです。

 勉強しないのかな、関連する人の多くが。。
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