日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

医者のセックスと嘘と汚職

2009-06-03 | 中国経済関連
 という題名の記事がChina Dailyに。。

 医薬品会社のMRとセックスをしてエイズにかかった医者の話がネット上で話題になったそうです。http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-05/28/content_7950744.htmあくまでも根拠の無い噂が元だったのですが、江蘇省の某病院ではスタッフがエイズに感染している事を否定する報道をいられ、病院側によると、そういううわさを流したのは泌尿器科に通っていた患者が病院の治療に不満をもって根も葉もない事をネットにながしたそうですね。結局のところ噂を流した人は警察に逮捕され、取調べの後開放されましたがネット上で公式に謝罪をしたそうです。

 それにもかかわらず、今でもネットの上ではこの事件は医者と患者の関係を示す事例であり、患者は医者を信頼していないと元江蘇省病院長が語った。MRによる医者や看護婦に対する贈賄が一般的になっており、その中にはお金や食事だけではなくセックスまで含まれるそうです。売上の30%のキックバックが相場のようです。

 主任ドクターは毎月10万元、主任看護婦も8千元は稼ぐ。政府はこういう習慣を壊そうとしているがうまく機能していない。

⇒医療業界においては、日本でも医者に対してMRがお金を支払ったり高級料亭やレストランでの接待、海外の学会への招待等が当たり前の商習慣になっています。それだけ薬や医療機器の利益率が高いということでもありますね。

 中国でも状態は全く同じなんですが、看護婦さんにも是だけ支払うんですね。中国の医者の給与は日本の感覚からすると安く、医大のステータスも日本ほど高く無いのですがどうなんでしょう。

 上海の医大を卒業して日本で医大の研究室にいる留学生が、「医大を卒業して最も優秀なのは高給の外資系医薬会社のMRになる。医者をやっているのは外資系企業に入れない奴らばかり」と話していました。でも、上記が実態ならばそんなことは無いでしょうね。毎月10万元(140万円)の裏金が入る職業なら皆やりたいはずですから。

 まぁ、日本の医薬品企業も同じような状態に直面していると思います。当地では個人情報保護の概念が希薄なので、私の家も子供二人を出産すると何処から調べたのか毎月ベビー用品のカタログが送られてきますし、私は知らなかったのですが妻の入院中、看護婦さんから粉ミルクの営業を受けていたようです。

 中国的ですね。でもこういう事実を知らないと販売できないのも事実です。病院にアプローチするにはお金が必要になると言う事例です。僕らも近所の産婦人科関連への営業考えたんですけど、メーカーの利益率がないから無理なんですね。
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1 コメント

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Unknown (童貞)
2009-06-23 15:15:14
頑張ってください
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