日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

日本企業の中国の経営管理って

2006-09-22 | 日本・日系企業
 今私のところにはHさんという北京出身の中国人の人がいます。実は今の会社に入って、持ち株会社のCFO, 中国現地法人2社の董事長を兼務しているのですが、実際に使える部下と言えば彼1名しかいません。

 何故そんな常態かと言えば話は長くなるのですが、結局中国企業を買収し、その元社長を現在の経営者として於いている為に、彼の意向にそぐわないような人は採用できないし、採用してもスポイルされてしまうのです。本社に何言っても理解は出来ないようですが、この中国で、人事権を持てないと結果として何もする事が出来ないのと同じ事なんですよね。

 まぁ、詳しく話すと長くなりますので機会を改めて記述するようにしたいと思いますが、今の会社の本社の管理体制について、良く是だけの投資をしてこんな管理をしているよなぁ、今後現地法人をどうしようか、という話を良くしています。唯、彼が今まで経験した日系メ-カ-のいずれもが、同じような課題を抱えているようです。結局現地法人の経営が旨くいかず、赤字を垂れ流しているにも関わらず、本社側はどうしようか、どうしようかと不毛の議論を続けるだけで、具体的なアクションは何も起こさないようですね。

 一方、稟議制度とか色々な縛りを現地法人派遣者に入れてくるので、現場で問題を抱えて解決しようとしても、何もできなくなると言う四面楚歌状態になるようです。まぁ、この1年弱、今の会社に携わってきましたが、これが一般的な日本企業なんだろうなぁ、と思わされます。

 愚痴っぽくなりましたね。決算数字を見ていると、ちょっと嫌になってきます。。 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 会計士監査 | トップ | 中国企業の支援業務 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本・日系企業」カテゴリの最新記事