日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国EC:1億2000万人にどのように販売するか

2009-11-21 | 中国EC事情・淘宝
サ-チナが中国人のインターネットショッピング動向調査を行ったそうです。

・中国のインターネット利用者は3億6000万人(09年9月末時点)
・オンラインショッピングを利用するユーザー数は1億2000万人(09年6月末)
・販売高は年間1320億元(約1兆8000億円)
・日本のオンラインショッピング市場と同規模かつ、成長しており、税関、発送などの問題は抱えているが、日本のオンライン店舗にとって、すでに無視できない存在となっている。
・回答者2,699名中、直近1年間でオンラインショッピングを利用した回数について



※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会

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中国の需要がフラットパネルの生産競争を激化させる

2009-11-21 | 中国経済関連
ここ数ヶ月、サムソンやLG、シャープが、既存工場の稼働率に余裕があるのにもかかわらず、中国に新しい工場を作る事を発表した。

サムソンは既に、フラットパネルのファブを中国に持っており、中国のテレビメーカーとの関係を構築している。2000億円を投資して、中国企業と蘇州に合弁工場を建設する。LGディスプレイは4000億円で広州に工場を作る。

ディスプレーサーチに寄れば、今年中国では23百万台もの液晶テレビが販売され、昨年比で78%も増加する見込み。そして、2012年には北米を抜き4千万台の市場になるとの事。

シャープも、CECパンダと日本の工場設備を南京に移管することに合意した上に、工場建設についても討議を進めている。

台湾のAUOと奇明もまた、台湾政府の許可が下りれば大陸に工場建設を希望している。

中国最大のパネルメーカーBOEは、河北と北京に工場を建設中である。また、ロンテン、シェンチャオという別な中国企業も新工場を計画している。

中国は液晶パネルの生産でも世界の中心になる勢いで、世界の生産市場に占める割合は現在の2.4%から2012年には20%を超えるだろうとのこと。そして、これは供給過多をもたらすリスクがあり、パナソニックの新しい工場も来年は中国からの脅威にさらされる可能性が有ると指摘されている。

一方では、中国は脅威ではないという意見も有る。10年前に中国政府は半導体工場を全国に設立する事を決めたが、現在でも中国最大の半導体メーカーは赤字が続いており、政府の支援で生き残っているに過ぎない。

唯一の違いは、半導体も輸出志向を持って作られたが、フラットパネルは国内需要向きという事だ。また、中国には多くのテレビメーカーが存在する事だ
http://www.linkedin.com/news?viewArticle=&articleID=80287855&gid=1794126&articleURL=http%3A%2F%2Fwww.ftchinese.com%2Fstory%2F001029361%2Fen&urlhash=DtVH&trk=news_discuss

自動車の生産台数がすでに世界一になりましたが、フラットパネルもそうなる可能性が高いという内容の記事です。供給過剰になれば、またまたお得意の低価格競争が始まりますので、記事中のパナソニックも困るでしょうが、パネルの価格=液晶テレビ=薄型テレビは益々安くなるんでしょうね。

 まぁ、消費者としては嬉しい所です。

 中国の半導体って、そういえば全然聞きませんよね。上海何とかというファウンドリー企業が4-5年前にできていた筈なんですが、この記事見る限りその後はうまく行っていないんですか。

 韓国は日本を丸々模倣した形で、半導体、パネルと今では日本を凌駕するところまで来ています。一方、台湾は、ファウンドリーにしろ、どちらかというとアウトソーシング方の大企業が出現下という印象を持っています。

 中国も、中国人気質を考えると台湾型のメーカーは出ると思っていたんですけど、半導体は駄目ですか。大きな設備投資を思い切ってやれば、有る程度の物は生産できるはずなんですけど。。

 中国の製造業の将来はやはり暗いんじゃないでしょうか。考えてみれば台湾のファウンドリーが活躍しだしたたのはもう10年以上も前ですから、それを考えると中国の技術進歩は遅い様にも思えます。
 
 何故かな?
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