日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

SHE上海コンサート

2009-11-03 | 中国経済関連
 私のブログを見ている人は余り知らないと思いますけど、SHEという台湾のアイドル3人組のコンサートが土曜の晩にあって、見てきました。

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  中華系のスターって、韓流に比べると人気は無いようですけど、歌とか聞いていると結構いいのがあります。まぁ、日本の曲のカバーとかも結構あるんですけど。

 まぁ、それはおいといて、いい年して、と中国人のスタッフにもからかわれながら個人的に結構好きなSHEが久々に上海に来るというので見てきました。

 8万人体育館という、北京五輪の時に女子サッカーのノルウェー線が行われた大きな競技場で行われたのですが、ちなみにチケット代は

 グランド席:1280、1080、880、680元

 スタンド席: 380、280、180元/

で、僕らは280元の席を150円で淘宝で買ってみてきました。ちょっとびっくりしたのは、是だけ大きな会場にも関わらず、グランドの片側に演台があり、その前の50m四方程度が囲われてグランド席になっており、それ以外は広大な空間になっています。

 僕らが座ったのはその演台から200m近く離れた席で、SHEそのものは米粒くらいにしか見えません。そしてこれだけ大きな会場なのに入場している人は1万人程度でしょうか?スタンドの2階席や3階席はがらがら。1階席もチケット代によって分けているんどエスが、1画毎に人が詰まったり相手いたり。。

 入場者が思ったより少なかったから、こんな形になったのか、一般に中国のコンサートってこういう形なのかは良、中国でコンサートに行ったのが初めてなので良く解りません。SHEって結構人気あるんで、何時もこんな感じなのかなと思ったのですが。

 後、日本と違うなと思ったのは、会場の周辺には偽者とか勝手に作った物でしょうが、ポスターやマグ、Tシャツ等がペンライト共にたくさん販売されているのですけど、会場内ではグッズ関係はパンフレットですら売られていません。

 まぁ、会場内でオリジナル販売してもすぐに偽者が売られちゃうからとは思いますが、そうすると純粋にコンサートの入場収入しかない事になりますね。

 先日飲んだ友人から、中華系スターの広告出演料は日本より高いという話を聞いたばかりなのですが、CDやDVDは海賊版の為に対して稼げない。グッズ関連も偽者が直ぐ出てしまう。コンサートで稼ぐしかないという状況を考えると、彼ら彼女達は広告出演が最大の収益源になるということなのでしょうね。


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中国はバブル崩壊に向かっているか

2009-11-03 | 中国経済関連
 China Bliefingという欧米人向けの中国関連の情報誌があるのですが(日本で言うNNAに近い)、その方の記事です。日本ではもう色々言われているので目新しくは無いのですけど。

 著者は過去20年間中国向けのビジネスをしているが、過去の中国と今の中国の違いに驚いている。仕事を始めたころに比べると今の中国が世界の経済の推進力になっていることに驚きを隠せない。

 だけど今彼はインドにいる。空気も言葉も異なる世界にいて、過去20年の中国での経験を無駄にしたのじゃないかといわれる事もある。中国はかっては世界中からの投資を集め、世界の購買力を引きつけてきた。でも状況は変わり、中国は今では経済モデルも財政モデルも帰る必要がある。

 中国のGDP成長率が、この第三四半期に8.4%も成長して評価されているけど、私は疑問をもっている。今年は100兆円ものお金が投資されており、この投資が無かったすれば、本当のGDPの成長率は3-4%に過ぎないはずなんだ。

 それにしても欧米に比べれば悪くは無い数字なんだけど、8%以下の成長率は(雇用問題から)中国では悪い数字といえる。中国は中西部開発の面でやることはまだ一杯有り、インフラ整備なども必要だ。一党制度だけど国民を幸せにしないとトラブルの可能性がある。中国の経済モデルが輸出主導経済からより国内消費経済にシフトする事が非常に重要なんだけど、それには少なくとも3-5年は必要だろう。

 ある経済学者が中国のバブル経済について私と同じような判断をしている。需要を喚起する為に中国政府は巨額の信用供与(銀行融資)を行った。おかげで資産価格がとどめもなく上昇し、腐った投資が過剰供給をもたらす。結果として中国のバブル崩壊は避けられない。

 その雑誌には、アメリカやヨーロッパでは自分達の資産バブルの崩壊に直面している。今後数年の世界の経済成長は、中国にかかっている。先進国経済は痛んでいる為に回復には時間がかかる。一方中国では銀行融資がGDP成長率の4倍の34%も増加している。

 インフラ投資の資金が株式市場や必要の無い住宅開発に回されている。中国だけが今は大幅な融資をしている。それは中国人がマカオでギャンブルですったのと同じように、かならずいつかは消えてしまう。中国の今の経済回復のための資金の使い方は、指の間に砂を流しているような物だ。政府も統制ができておらず、100兆円の投資計画の20%が無駄に使われている。

 中国は本当に非常に危険なお金の使い方をしている。持続できる消費経済をもたらす為にではなく、お金をどぶに捨てるような使い方をしている。

 人民元も課題だ。人民元が上昇すると、元高目当ての外国からの資金が一時的にしろ逃げてしまい、中国の資産バブルを悪化させてしまう。一方ドルとのレートを適正にするのが遅れれば遅れるほどそのリスクは大きくなってしまう。

 いずれにしろ、2010年の中国の経済も決して明るい物ではない。実際の経済成長率には大きな疑問が残る。

 まぁ、このように中国の先が読めない状態が、私が3年前にインドに移った理由で、リスクヘッジの為だ。インドは輸出への依存度は中国の半分、インフラ投資に向けた外国投資が増加している。個人的には中国には9つの事務所を置き200人の社員を抱えており、中国の崩壊は見たくは無い。でも私の事業計画では中国に関しては楽観的ではない。

 Chris Devonshire-Ellisさんという Dezan Shira & Associatesというコンサル会社の経営者のコメントです
http://www.china-briefing.com/news/2009/10/22/is-china-heading-for-a-bubble-bursting-downturn.html?utm_campaign=20091022_AB&utm_medium=email&utm_source=asia_briefing_mail_list&utm_content=regional_is_china

 この通りでしょうね。問題は時期ですね。
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