ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

羽後中部・森吉山(1454m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月2日(日)

天候:晴れ時々曇り

いや~まさか3日間とも晴れるとは思わなかった。
今日は、帰る日でもあるので、2年前だったかF師匠と行って強風敗退した森吉山へ。
この山、独立峰であるので天気悪いととんでもないことになる。
今日は、晴れて風も穏やかでいい。
この朝も鶴の湯の満腹美味の朝食いただき出発。
路面状況がいいので、少しかっとんで阿仁スキー場へ。
ゴンドラ一本乗ってお手軽登頂コースへ行く。



ちょうど今週いっぱい、北秋田市が樹氷祭りもやっていて、観光客も多い。
歩いて5分くらいで見られるのでお手軽だ。



スキーヤーも登山者も多く、少しうんざりだが仕方ない。



まだ雲も多く、山頂はガスの中か。



と思ったら、山頂が顔を出していた。



振り返ると、日本海も見える。



程なく、石森1306mのポコ。



この先、一旦下り避難小屋を目指す。



小屋へ少し登ると屋根だけの小屋が登場した。
続々と登山者も上がっていく。


阿仁避難小屋

ここから山頂への登りだ。カリカリ君。
しかし、昨日のカリカリ君と少し質が違う。少し滑りにくいであろう。




モンスター4人ファミリー


最終の登り

多くの登山者が休んでいた。
途中下ってくるスキーヤーもいた。カリカリといい音していた(笑)



山頂は標識だけうまく出されていた。
あまり時間もないので、すぐに下る。カリカリカリ~



小屋にはスノーシューの団体さんが。
その後、石森登り返して、スキー場に出る。ゲレンデはシャリシャリしていて快適。
雪質はここが一番よかったか(笑)
地元のおっちゃんと少し話しながら、下って、大至急で帰路につく。

温泉も入らず、お馬鹿ナビのせいで変なとこ行ったりして、ギリで飛行機に飛び乗った。
東京へ着くと雨が降って、秋田よりも寒かった。

東北ツアー第2弾は、全日晴れて山頂を踏めた。
雪質はどうであれ、これで大満足である。やはり山ヤだな~と思う。
次回、第3弾も晴れてほしいな~乞うご期待!

南八幡平・乳頭山〔烏帽子岳〕(1477m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月1日(土)

天候:晴れ

晴れといっても、高層に薄雲のある晴れである。
紫外線も少しは弱められていいのかもしれない。
こういう時は、山がはっきりと見える。写真で撮るとイマイチかもしれないが。

鶴の湯のおいしい朝食をいただき、大釜、蟹場温泉のあるところへ。
そこで、数台停められる駐車地へ。すでに3台停まっていた。
1台はつぼ足の兄さんが準備していた。



そこから林道を孫六温泉へ歩く。



沢を渡ると孫六温泉。ここから尾根に取り付く。


孫六温泉の小屋

いきなり堅い斜面の急登。そこを一段上がって尾根に。



段々と樹林間隔も素敵なブナになってくる。



その少し先で、少し下る細めの尾根。



さあそこから素敵な斜面を上がっていく。
スキートレースが2,3本ついている。



素敵なブナ斜面を上がると若木から幼木のブナ帯へ。
ここは少し藪っぽい。



そして、オオシラビソが出てくるとまもなく稜線へ出る。




本日の秋田駒ヶ岳


乳頭山

山頂方面も見えてきてテンション上がる。


田代平

ここは悪天だとわかんないわ。2月にもここで遭難騒ぎがあった。


田代平避難小屋

雪少ないのか、しっかり小屋出ていた。
この先に一つだけツアー看板?があった。



トレースはこの先、小尾根を右に行っていたが、私は左の素敵な斜面へ。



さて、この上にはちびっ子モンスター君たちが出迎えてくれた。



この辺り雪質いい。



小尾根の横から山頂斜面へ出るとカリカリ君。
だけど、滑りにはいい感じのカリカリ君である。



右の稜線めざし、程なく山頂へ。


乳頭山山頂

南側は垂崖だ。


山頂から岩手山

昨日よりすぐそこに岩手山。盛岡から形と随分と違う。


さすらいの山スキーヤー


大白森山の台地とその奥に森吉山

と言うことは、大白森の左の台地が昨日行った小白森山。
さて、山頂からは滑ること無理そうなので、途中すれ違ったスキー&テレマーカーのドロップしたと思われる
来た方向とは反対の稜線を少し下り、ガリガリのアイスバーンを横滑りでこなして
快適なカリカリ君斜面へ。
そういえば、山頂であった先のつぼ足の青年は鳥海の麓の由利本荘から来たとのことであった。


カリカリ君斜面

小屋からは堅い滑りやすい斜面であったが、その後恒例のモナカ崩しの滑りで幼木ブナ帯へ。
その先からは、快適でまったりしたブナ林を下りる。
昼過ぎにもかかわらず、スノーシュー3人組、4人組と上がってきた。
林道は、孫六へ行く観光客を尻目に急にスキーが来てびっくりした顔されながら駐車地へ戻る。

そういえば、登っているとき思ったが、乳頭といい安達太良の乳首といい、東北の人はおっぱい好きなのか、
そういう名前が多いような。。。昨日見た乳頭山は確かにそう見える。

今日は温泉郷の他の温泉入ろうと思ったが、腹減ったので鶴の湯へ戻り、喫茶でカレー食す。
まだ日帰り入浴時間帯であったので、少し待ってほぼ貸し切りの露天と宿泊客限定内湯の黒湯と白湯に浸かる。
本日の晩飯のメインは、きりたんぽ。そして、山の芋汁もいただき満腹で爆睡とする。



南八幡平・小白森山(1144m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年2月28日(金)

天候:曇りのち晴れ

☆13-14東北ツアー第2弾

旅立ち(27日)

27日午後のバスにて、羽田まで。
ここから、飛行機で秋田まで行くこととした。
マイレージも切れるのあったので、飛行機にした。
機体整備のためと言うことで、待たされる。
1時間半近く待ったあげく、違う機体で行くとのこと。飛んだだけでもいいか。
外は雨である。
そして、乗ったのが、以前話題に上った787である。
ちょいと怖いが、新車なのできれいで乗り心地がいい。
秋田に着くと大雨であった。。。レンタカー借りて、真夜中に秋田駅前に宿泊。
ここで24時間営業の秋田のラーメンの老舗「末廣」で腹こしらえして就寝。

第1日目

金曜ということで、通勤通学の方々が歩いているのをよそに朝食とって出発。
目指すは、乳頭温泉。年末これはと思ったので、早速泊まりで来てみたのである。
いいと思うとすぐに行動してしまうのが、私の悪い癖?



2時間くらいで到着。時々雨も降っていたが、乳頭温泉鶴の湯に着くと霰のような雪がたまに降ってきていた。


鶴の湯駐車場

10時の日帰り入浴開始時間であったので、平日にもかかわらず結構な車の台数とバスが来ていた。
さすがに人気の温泉である。今日明日と2泊ここを取れたのはラッキーである。

駐車場でそそくさと準備して、神社というか祠の横の台地を北へ。


ブナ~

この周辺、地形図見るとわかるが、ローカルのルートであろうところが多くある。
ここもその一つだ。他に石黒山、荷葉岳など。興味ある向きは地図をご覧あれ。

さて、鶴の湯の台地を行くと林道に出る。そこから杉の植林の小尾根を行く。
夏道はその少し右を行っているようだが、このまま尾根を上がっていく。
地形図には現れない、沢状地形やらありだが地形通り行くと、夏道に合流する。
雪質は、先の雪とうっすらパウダーの下に雨による湿雪という感じである。
お天気は、徐々に雲がとれてきた。予想通りだ。



唐松との混合樹林の斜面を登ると、窪地のあるポコに出た。
ここから右へ行く。帰りはトラバースして行くのが効率よさそうだ。


中間部の良さげな斜面

窪地の上は無木立の斜面がある。湿雪の下に怪しい層がありそうなので、ここは右の若木のブナ斜面を上がる。
その上は木々もまばらの顕著な尾根に出た。
後ろを振り向くと、秋田駒ヶ岳がデーンと見えてきた。


秋田駒ヶ岳と旧乳頭温泉スキー場

昨年末に行った(東北ツアー第1弾笹森山BC)旧乳頭温泉スキー場が見えた。年末と比べたら藪もなくなり良さげな斜面になっていた。


尾根と1101のポコ

北側のお空は青空が出てきた。1101のポコが乳頭山からの縦走路のあるところだ。
右を見ると、乳頭山のまったりした山容が姿を現していた。
明日は、あそこにいるんだと思うとワクワクする。


乳頭山

尾根上を行くと風も少しある。回復傾向の風と思うともっと吹け~などと思ってしまう。



少しのアップダウンあるもののそんなに問題ない。そして、1101へのブナ斜面を上がる。



素敵である。これがパウダーだったらと思うと。。。
ここへ来て、すこしモナカっぽくなってきた。まあ滑るには問題ないでしょう。


1101から八幡平

縦走路に出ると、風もあるがすばらしい景色が飛び込んできた。
八幡平のまったりとした山並みだ。
1101からシールのまま下る。夏道はこのポコを巻いてブナの台地に出ている。


漏斗状のブナ

台地を少し右から回っていくように行くと、小白森山への最終斜面。
ここも超ー素敵な斜面



これがパウダーであったらと。。。
天気が回復しただけでもよしとしよう。


八幡平方面

程なく、オオシラビソ(アオモリトドマツ)のある山頂である。
その北の大白森山が真っ平らな山頂を見せている。


山頂から大白森山

話は、ちょっと外れるが、この大白森、小白森山と同じ名前の山が那須連峰北方にもある。
こちらもいつかは登りたい。

さてさて、展望はここまで来るとデーンと広がる。


岩手山と乳頭山


乳頭山と湯森山

ここ小白森もまったりした山であるが、周りもほとんどまったり系。
夏は、高層湿原が至る所にあるということだ。お花も綺麗なんだろうな~なぞと思う。


岩手山バックに

この真後ろは、いつかの夏に来てみたい憧れの葛根田川源頭だ。
夏はそのルートだな。
昼過ぎに着いて、風も強めだが景色がいいので長居してしまった。
さて、ここから修行系の滑りだ。
1101の登りがあるし、雪質イマイチなのでシールのまま下る。



写真で見ると素敵な斜面も雪質により、えらい難儀する。ここはモナカ君であった。
プルークでラッセル車のごとく割りながら下る感じだ。
1101からはシール外し、プチモナカを快適?に行く。
その下りた先から秋田駒が雲を外して顔を出してくれた。



中間部の斜面は少し急であるが、楽しそうだ。



多分、崩れるだろうなーと思ったら、やっぱダレた。


湿雪表層雪崩

表層15cmくらいか。下にアンカーもありダレても大したことはなかった。
その下の樹林帯は、湿雪であったがモナカよりは随分と滑りやすくなっていた。
これらの雪が一晩でいい感じになることを願いながら、あっという間に鶴の湯に着く。
日帰り入浴時間の15時近くであったので、人もまばらで閑散としていい雰囲気となっていた。






一湯入魂

さて、ここは食事も評判いい。山の幸だらけで1泊目は山の芋汁が出る。
イワナも囲炉裏でじっくりいったものだ。





ミズと言う山菜を初めて食べた。結構イケた。
夜も雰囲気たっぷり。





食後も露天に浸かり、星空見ながらいろいろ想う。
明日も晴れそうだ。