ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・立山室堂周辺

2010年12月01日 | BCスキー
2010年11月28日~30日

メンバー:店長、Mさん、Kさん、Taichi、Ayu


まずは、30日事故に遭われた方の御見舞とご冥福をお祈り申し上げます。

第1日目
天候:雪

今回は、カモシカテレマーククラブの初滑り山行を企画し実行した。
私はテレマークではないが。。。。
さて、Taichi&Ayuを松本で乗せて扇沢へ。
1日目2日目の天候はすぐれないが、松本のKさんと静岡のMさんも来られるとのこと。
このお二方には初めてお目にかかるので、目印を持参。
車を扇沢まで走らせると、雪がチラホラ。
人もおらず、お二方すぐわかる。
準備して、朝一のトロリーバスに乗る。
乗客は20人くらいか。


黒四ダム

途中のトロリーバスは帰る人で一杯だ。
室堂に着くと、土曜からおられたというマイミクのYoさんにお会いする。
外は案の定吹雪だ。


室堂ターミナル前

トイレ等を済ませ、テン場を探しにいざ吹雪の中へ。
さすがにいつものようにテントはない。
昨年のところへ行こうと思ったが、すぐに今日撤収したと思われる絶好の場所あり。
ちょうど、2張り分。
早速整地して4人用&2人用を張る。
生活準備完了した頃には、テント周りに雪溜まり、雪かき。



ちょっとするとすぐ埋まってしまうほど。
時間もあり、ホテル立山内にある喫茶りんどうへ。
ケーキセットでまったり。
夕方になり、テントへ戻り水作りから。
今日の鍋は、キムチ鍋だ。


1日目の鍋

鍋もあっという間に終わり、18時半には爆睡体勢に入ったか。
私は相変わらず、テントではよく寝られる。
寝る前にかいた雪から明け方はそんなに積もっていなかった。

第2日目
天候:雪

昨日は寒冷前線通過。今日は西高東低の冬型だ。。。
風は西風に変わり、強くなったような。
雪は午前中はそんなにでもなかった。
時間あるので、近くの室堂山荘へホワイトアウトの中行ってみる。
150mばかりであったが辿り着けず。
やはり右に回っていた。GPSあったのでテントへ戻れたが。
これがお初のお人に経験してもらいたかったのでいい訓練であった。
今日下山のKさんは、少し滑ったようだが、残念。
10時になり、今日入山の店長を室堂で待ち合わせ。
外は吹雪のため、昨日に引き続きホテル立山でまったり。


売店前にて

今日はほとんどの人が帰ったのか数パーティーのみであった。
昼を食べて、またまた喫茶りんどうでケーキセット。
水出しコーヒーにモンブランがよく合う。
Kさんは、午後の便で帰っていった。これに懲りずにぜひまた。


りんどうにて

さて、夕食時になって雪が強く降り、雪かき。


店長特製鍋

今日は、食通の店長こだわり鍋。おいしかった。
お酒もすすみ、昨日より遅くなったが、20時過ぎにはお開き。
明日の天気に期待する。

第3日目
天候:ピーカン

5時にトイレに起きたが、満天の星空。
富山の夜景もきれいに見えた。空気がピンと張り詰め澄んでいる。


エビのしっぽ付スキー

6時に朝食。鍋の汁にうどん。うまい。
準備して7時半過ぎに出発。ピーカンだー


奥大日方面


出発準備

もうすでに出発したパーティも見える。
とりあえず1本は、浄土山北東カールを目指す。
空気が澄んでいて気持ちいい。
一ノ越手前で右の沢筋に入る。雪はさすがにいい。
小尾根に乗っかり、ちょうど1P。1本とる。



この頃、防災ヘリとかバタバタしていたが、室堂方面は見えず。
先行の8人パーティーは尾根の上にいた。
私達は、カール右を狙いにカール内を行く。


5人陰影


カール上部

この辺りは、雪の不安定性は感じられなかった。
1Pで浄土山山頂へ。
店長ちょっと苦労していたが、何とか登頂。


山頂から白山方面

山頂は風があるものの大展望である。
8人パーティーはカールセンターを下りるようだ。
ピットを掘ったりしている。


山頂から雄山


剱をバックに山頂にて

さてドロップ準備。先のパーティは何人か下りている。
私とTaichiは、山頂ダイレクトの急斜面へ。他の方は登ってきた方へ。


私とTaichiのシュプール

最高の雪質で雄叫び上がる!!




Mさんかっこよくテレマークターン


こな!!

このあと室堂方面が見えてようやくだいたいの状況はわかったが、細部はよくわからずであった。
室堂平に来て1本とり、国見岳に行こうと思ったが、雪崩れていたのでやめた。
この時人が埋まっているかとか不明であった。時間にして10時半くらい。


雪崩あと

上部のでかい破断面と中間部の小さい破断面。
下の低木と岩が少し見えていた。そして、防災ヘリから人が降りてきたりしたので
誰かやられたくらいはわかったが、私とTaichi&Ayuは室堂山へ。
展望台の右と左の沢筋に分かれて滑った。


スキーヤーズライト

ここも粉粉で、快適であった。
この頃報道のヘリや小型ジェットまで数台旋回しだした。
テン場へ戻り撤収。
室堂駅に行くと当事者と思われる人が、県警救助隊の人といろいろとやっていた。
バスの時間あったので携帯の電源入れてようやく状況が飲み込めた。
下界ではだいぶ報道されていたみたいで、安否確認の電話やらメールが多数。
ご心配おかけしました。
扇沢へ着くと多くの報道陣が。当事者ではないのでノーコメント。
そそくさと温泉に向かったのであった。

今回の我々は何もなく一方では事故にあったのか。
これを考えるのが、今後のためになる。
決してこの教訓を無駄にしてはいけない。
とにかく考えてみよう。
また次の山へ行く機会に話したいと思う。









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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ピーカン!うらやましい! (K-ichi)
2010-12-01 22:28:12
29日に下山したK-ichiです。
吹雪のあとの30日は最高の雪質だったようですね。

”しまった!下山するんじゃなかった!”
返信する
Unknown (Yo)
2010-12-01 22:52:25
日曜下山してなければ、多分国見か室堂山にアタックしていたと思います。
埋まっていたのはボクだった可能性も大です。
どのような状況でどのような選択をしたのか。
BC関係の会社の方たちだったようですので
、公に事故報告書を是非出していただきたいものです。
返信する
Unknown (ようさん)
2010-12-01 23:21:45
>Kさん

そうです。もう1日おなかがどうにかなれば(笑)

>Yoさん

私は国見行く時はいつも室堂大谷からです。
あの斜面にいつもトレースありましたが。。。
私は行く気がしませんでした。
何故か?ここが大事ですが、長くなりますのでまたお会いした時でも。
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