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Discover 奄美大島!

ナカモトさんはえらい!

2006-01-30 23:57:27 | ハブとマングース
奄美観光ハブセンター 中本英一さん

今日も暖かい1日だった。
今さらながらに、「奄美のハブは冬眠しません。」と言われたことが思い出される...カエルも鳴いているんだから、ヘビだって冬眠しないよなぁ。

奄美の人は既に各紙報道されているので、皆さんご存知だが...
奄美大島と徳之島で2005年にハブにかまれた人は53人で、調査を始めた1954(昭和29)年以後、最も少なかったことが(1月)18日、ハブ対策推進協議会のまとめで分かった。

                      ・・・師匠、うまく囲めたよ(^_^)v

53人のうち奄美大島は13人。前年の半数だそうだ。
奄美大島の人口は、7万強。7万人以上のうちの13人。
また、53人のうち15人はハブを取り扱い(捕獲など)中の被害。

...と、いうことは、わざわざハブの出そうな所に行かなければ、滅多にかまれることはなさそうだ。
昭和30~40年代は200人以上の被害があったそうだし、かまれた後の処置も今より悪そうだから被害は甚大だったろう。
昨年は53人かまれても、死者はゼロ。咬傷者は昭和50年代初めまで200人台で推移、その後、減少傾向が続いているそうな。

南日本新聞には、ハブ被害が減っているのは、気候や環境もろもろに加え、これまでに行政や業者が70万匹以上買い上げてきたことも一因では?とあった。

そこで、思い出されるのは奄美観光ハブセンター所長、ナカモトさんのお話だ。(→前回の訪問記はこちら
ナカモトさんはこれまでに約80万匹も捕まえた、とおっしゃっていた。あながち間違った数字でもなさそうである。そんなはずはないのでは?と一瞬でも疑ってしまった私を許して下さい、ナカモトさん...

昨年の南海日々新聞の記事によると、なんと、ナカモトさんは奄美のご出身ではなかった。
中本英一さん(73)
和歌山県出身の中本さんは復帰直後の1954年1月から名瀬市に移り、69年に「奄美観光ハブセンター」を開設。
マイナスイメージの強かったハブを逆手に取り、地域の新たな特産品として観光資源の域に高めた。「ハブ学」の民間研究の第一人者としてハブ対策にも取り組んでいる。


和歌山のご出身でありながら、奄美のハブ研究に身を捧げて半世紀...
どうりで、ハブVSマングースの解説の言葉が奄美アクセントでも鹿児島アクセントでもなかったはずだ。

ハブの血清を作る研究もされた中本さん。昨年、1人の死者も出なかったのは、中本さんのお陰とも言える。
 
中本さんはなぜ奄美にいらしたのか。
そして、なぜハブ研究にいそしまれたのか。

つぶさにお話を伺えば、波瀾万丈の物語がつむげそうだ。
奄美にいる間に、絶対にお話を伺おうと決意!
 
...と、思ったら、もうあった。

『ハブ捕り物語』 中本英一 (三交社)
中本さん自ら、もう物語をつむいでいらっしゃった(^^;);

ハブを研究し、血清を作り出し、様々なハブ製品を売り出し、ハブセンターのサイトを見れば年商なんと1億5千万!(従業員9名)
本まで著している中本さん。
中本さんは、本当にすごい人だなぁ!



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1 コメント

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FORTUNEたちが、和歌山県で悪そうだから民間と広い... (BlogPetのあまん)
2006-01-31 09:54:25
FORTUNEたちが、和歌山県で悪そうだから民間と広い徳之島とかを復帰するの。


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