久々の奄美の野山の話題。
昨日は、ちょっとお天気が怪しいなと思いつつ、tokorinさんと自然観察の森にヤッコソウを見に行った。
到着すると、小雨は降り出すわ、ヤッコソウはまだ開ききっていないわですぐ退散したものの、ラッキーなことにそこでツアーガイドアマミアンさん(=きさん)にお会いして...。
サザンカを案内してあげるよ!
うひょー♪ありがとうございます。
奄美には、サザンカが自生している。
サザンカといえば、タイトルにもなった歌でおなじみだが、私はそれこそ垣根として植えられているようなものしか見たことがなかった。イメージも、赤かピンク。
ところが、野生のサザンカは純白でとても清楚な感じ。
「横からも撮ってみたら」
は~い。
青空背景だったら、もっと良かったんでしょうけど...
このサザンカ、漢字で書くと「山茶花」。
さんさかと書いてさざんかと読むのは中国語でいうサンサクヮの転じたもの(『広辞苑』)だそうだ。
ところが、中国語では、山茶はツバキ一般を指す言葉だそうで。(Wikipedia)
で、中国語で椿と書くと、これはツバキ科の植物ではなく、チャンチン(香椿)というセンダン科の植物を指すそうな。
なんともややこしい話である。
じゃあ、中国語でサザンカはどういうかと調べてみると、茶梅。
え、っと山茶花はツバキで椿はチャンチンでサザンカは茶梅で...
表にまとめると、こんな感じ...
日本語の椿の語源は、諸説あって、朝鮮語の冬柏(ツンバク)が転じたとか、その葉っぱの形状から、艶葉木(ツヤバキ)とか厚葉木(アツバキ)、強葉木(ツヨハキ)...
「椿の語源」と検索するだけで、面白いページがたくさん出てきてしまい...
昨日のうちにブログもアップしようと思っていたのに、つい読みふけってしまった(^^;
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おやおや、サザンカの話だったのに。
サザンカの原産は日本だそうで(知らなかった!)、日本からヨーロッパに伝わり、英語でもsasanqua。
山茶花、サンサカが転じてサザンカになるなら、「アキバ」と呼ばれるようになって久しい東京の電気街・秋葉原ももう少ししたら「アキバハラ」で定着かなー。
なんて下らないことを考えて、昨晩、画像処理をしながら、まじまじとこのおしべの部分を見ていると、疲れが出てきたのか、こんなふうに見えてきた。
で、寝ました~