亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

やはり流れは変らず(ドル円安値更新)

2011年08月20日 23時18分33秒 | 金融市場の話題
昨夜はドル建て金の動きに集中していたらが、気がついた時にドル円は3月の安値を更新していた。これで名実ともに、震災後の協調介入をもってしても流れは変らなかったことになる。資金フローの観点からは、夏以降のほうが円高に振れやすいとみられるとしたが、もっとも、欧米勢の(協調)介入目的は、ハナから1ドル=70円台という水準を問題視したものではなく、当座のマーケットのパニックを防ぐものだったので、元々水準訂正 . . . 本文を読む
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ユーロ圏波高し

2011年08月19日 23時31分10秒 | 金市場
今夜もユーロ圏の株式市場は下げが続いている。マーケットが抜本的というものは当座は無理としても理想論ではない地に足がついた安定策を求めるために、結局として“市場の暴力”が行使されるという雰囲気になってきている。今週出て来た問題では、7月21日にやっと合意したギリシャ支援第2段について、フィンランドについてはギリシャ支援(融資)に対し担保を求めることができる旨の一筆が首脳合意に . . . 本文を読む
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悪魔が来たりて笛を吹く

2011年08月18日 23時12分39秒 | 金市場
昔、株価が暴落しそうな時や暴落したときに、仲間内でこうした表現を使っていたんだが、そうした状況が起きている。   下げはユーロ圏発。3時間ほど前に書いた時よりユーロ圏の株価の下げに拍車が掛った。ドイツの下げがきつい。さらに今夜の指標の中で個人的に注目していた8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数だが、前回のプラス3.2からマイナス30.7に大幅に悪化。予想はプラス2.0程度だった。 . . . 本文を読む
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ユーロ圏の荒れが収まらない

2011年08月18日 21時23分27秒 | 金市場
本日のユーロ圏の株式市場の下げがまた目立ってきた。日本時間19時半時点で英、仏、独など2.5~3.5%程度の下落となっている。16日の独仏首脳会談が今後の域内の枠組みについて改善の方向性を示したものの、足元の不安定な金融市場については何ら打開策を示すことなく、一般的な改革の方向性を示し細目はこれから詰めるという従来のパターンに終わったことに対する失望か。   市場が求めているのは、ド . . . 本文を読む
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鎮魂

2011年08月16日 23時39分21秒 | 徒然(つれづれ)
今夜の焦点は現時点で進行中とみられる独仏首脳会議。何もないでは済まされぬ市場の雰囲気。金価格は先行して続伸。記者会見は日本時間の17日午前1時半頃とのこと。 ところで本日はオフです。午後、京都に移動。大文字五山送り火。2年ぶりの集い。WGC豊島さん、スタンダードの池水さんも一緒。金の話はなし。不思議だが、今年の送り火特に舟形など例年になく鮮やかに見えたんだけど。気のせいか。また初めての経験だけど . . . 本文を読む
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月末のイベントに向け注目指標の続く今週

2011年08月15日 23時14分09秒 | 金市場
怒涛の急騰相場・・・・というべきか。1700ドル乗せから2日目には1800ドル大台を突破した金価格。その折に国内現物小売価格も消費税込みで1グラム4700円台となり1980年10月以来31年ぶりの水準と報じられた。1980年(昭和55年)1月にドル建て金価格が当時の瞬間最大風速値的な価格を記録した時の国内価格は1グラム6495円というのが大手地金商の店頭小売価格で、これが国内における過去最高値とな . . . 本文を読む
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ドル建て金、調整局面入り

2011年08月12日 23時48分02秒 | 金市場
1700ドル台をわずか2日で通過し1800ドルに駆け上がった金価格の調整が始まった。22%の証拠金引き上げがきっかけというより、ほとんど自律反落という状態。まずはドル建てで1670~1720ドルのゾーンを目指し、その上で実需の動向を見てさらに突っ込むか否か。下げの第2幕があれば1600ドル台前半。いずれでもレンジ相場に移行し、9月入り以降に次の動きに・・・というイメージ。まぁ、未踏の領域ゆえに様々 . . . 本文を読む
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1800と110811

2011年08月11日 21時49分33秒 | 金市場
さて早々の1800ドル突破。   あれよあれよと見ている間に1800の高みに上り詰めた。詰めたかどうかは、今後の展開次第だが、やはり「詰めた」だろう。「金は導火線の長い花火」あるいは「金は導火線が湿った花火」。そのこころは、火がつくのに時間は掛るが、ついたら速い・・・・とは拙書「金が売られた時代、買われた時代」の中で章を立てて書いた。このところの相場展開を見ていて、ようやくその兆候が . . . 本文を読む
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FOMC、市場収拾効果も一過性?

2011年08月10日 23時36分39秒 | 金市場
FOMCは報じられているように「2013年半ばまでゼロ金利」をコミットしたこと。さらに「ソフト・パッチ(一時的な減速)」という見方がどうやら誤りでした・・・と認めたことがポイントといえる。何も具体策は出さず、状況を注視・・・という選択肢は、パニックが広がりそうな環境の中ではなかったと見られる。その面では市場が促した政策ということで、後追いは否めない。   昨夜の反応で、まずは株式市場 . . . 本文を読む
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オール・トレンドフォロアー

2011年08月09日 19時33分06秒 | 金市場
時系列で起きていることをチエックしているが(追いかけているが)、話題が多くて何を書くやらという展開。現時点で起きていることと、過去の経緯を合わせると、そういうことだったか、納得!!というようなこともあって、興味深い・・・・って、何のことかこれじゃワカランね。まぁ、おいおい。   金市場のほうは昨日と同じ時間帯に値が飛んだ。日本時間の昼すぎて13時ころ。一気に1770ドル台に。端的には . . . 本文を読む
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