亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

あけましておめでとうございます。

2019年01月02日 19時01分10秒 | 金市場

NY市場は1月1日のみ新年の休日。12月31日も薄商いながら取引は行われ、NY金の通常取引(清算値)は1281.30ドルで終了となった。結局、20数ドル足らず年足では陰線となった。最終クォーター(10-12月期)で多くのものが値を崩す中で、逆に回復したことで、新しい年に向けて浮上のトレンドを示すことになった。

それでもNY金の上値が限定的なものに終わったのは、DXY(ドル指数)との絡みで売り買いするファンドが多いことによる。水準をやや切り下げたとはいえ、DXYは96ポイントを維持して終了しており、結局昨年末時点でNY金は1300ドル大台回復とならなかった。年末までに1280ドル、うまくいけば1300ドルとどのセミナーでも話してきたので、かろうじて達成ということに。

2019年は、2018年前半の水準に値位置を回復し、そこから売り物をこなし時間をかけ上値追いの展開を見ている。いろいろな経過を経て最終的には、年後半から2020年前半にかけて米国債の格付けが引き下げられることになり、金価格は2013年の急落前の水準に戻ると見る。

2019年の取引は、すでに始まっており、ロンドンの時間帯のNY金は1290ドル台に乗せて推移中。トランプ政権は慌てて中国との協議を急ぎ始めているが、株安が背景にある。「決められない政治」の背中をマーケットが押していると解釈している。Brexitにしても、同様のことが起きると思われる。

写真は、東京の初日の出。年末の寒波も去って、穏やかなこの季節らしい気候に。12月に羽田から九州にセミナーで飛んだ際に近くを通過した富士山がきれいでした(写真はややズーム)。


2019年 東京の初日の出


2019年12月15日 撮影

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米株に逆相関で行ってこいの2... | トップ | 新年早々のFlash Crash »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (fairlane)
2019-01-08 00:05:41
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
アルゴトレードは「手加減」を知らないので新年早々から相場を荒らしてくれますねぇ。。 たまらない思いをした方も多そうです
クリスマスからお正月まで国際情勢が大きく動いて、年が明けたなんて気がしないですよね まさかシリアから撤退するとは。。。
返信する
思いつき (KAMEI)
2019-01-08 20:33:24
fairlaneさん、どうもです。
たしかにマーケットが騒々しいので正月気分もつかの間で、駅伝見た程度です。来週は、熊野詣でに行ってきます。

シリアからの撤退は、思いつきで出たもので、現在、周りが政策方針の修正に苦労していますね。撤退は無理でしょう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事