“Physical Buying”実需筋の買い、現物買いのことをこう表現するが、今回の調整局面でもっとも欲しかった言葉だが、それがやっと使われ出した。スポット価格が640ドル台前半あるいは640ドル割れのあたり、すなわち200日移動平均線近辺から見られ始めた。この実需の買い引き合いの見られる水準は徐々に上昇していると見られてきたが、足元の時期はインドの需要期も一巡したところ故に、どの程度で現れるかが注目点だった。一応引き合いが確認されると、いまのような環境では、有り体に表現するならば“コツン”と音がしたというような意味になる。相場表現に不慣れな人には意味不明の言葉だが、水中に没した石が沈んで行って底に達したときに発する音というような意味合い。ファンドにとっても、実需筋の到来は足元の価格水準の受け入れの意思表示という側面があり、お墨付きをもらうような意味もある。それだけ“Physical Buying”は意味のある言葉ということ。本日のTOCOM(東京工業品取引所)は、ひと値、ひと値の攻防戦の様相。
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