我慢に我慢を重ね保持も、ついに堰を切ったように。1人降り、2人降り、続々と。先物主導の下げ展開。レンジ下限に到達。今夜は言うまでもなく昨夜ここに取り上げた雇用統計。どう出て、どう相場に反映されるか。今後を読むに注目。
以下、今朝書いた住友金属鉱山メールです。ご参考までに。
「ファンドの手仕舞い売り殺到で急落(評価益の実現)」
7月1日のNY市場の金価格はファンドの手仕舞い売りが時間の経過とともに膨らむ展開のなかで下げ幅を拡大、結局急落状態となった。NYコメックスの先物価格は1206.70ドルと前日比39.20ドルの下げ。
昨日書いたようにドル建て金価格は年始から13.7%の上昇と、値上がり率ではトップランクとなっていた。ここにきてユーロ圏の財政金融問題に加え米国景気の回復また中国の成長鈍化の懸念の高まりのなかで、NY株を中心に世界連鎖株安が続き運用資金は安全志向を高め、より値動きの小さく安全と目される主要国の国債に流れてきた。こうした環境下でも金は、高値圏ながら安定した動きを続けてきた。
7月1日の下げは、その「利益が出ている」ということが売りの理由となったといえる。
海外メディアを中心に下げの理由が様々述べられている。7月1日に予定されていたスペイン国債(35億ユーロ、約3800億円)の入札が順調に終わるなど懸念されていたユーロ圏の金融問題がやや後退したこと。またこのところの米国債や日本国債の金利低下が示すものはインフレよりもデフレであって、その点でも金は売られやすいなどなど、確かにどれも一理ある。
7月1日のNY市場を横断的に見ると、株や為替その他商品市場で安全志向の手仕舞いがさらなる動きを巻き込み下げを加速させ、その中で金の益出し売りも急増した。ただし目先は一巡という流れにみえる。
このところの住宅から製造業またサービス部門に至る各種経済指標の落ち込みのなかで景気失速への不安心理が高まっているところに、昨夜はさらに米5月の中古住宅成約数、週間ベースの新規失業保険申請件数さらに製造業指数と悪いデータが加わった。このなか雇用統計発表前にして株式市場を中心に手仕舞い売りの“嵐”のような状態が雪崩を誘発という感じ。
ただし一時前日比152ドル安まで売られたNYダウが終値は41ドル安に、ドル円相場が86.96円まで売られたあとの87円後半というふうに値動きからは一巡感が出ているのも確か。金市場では各種相場が下げ基調のなかで我慢してぶら下がっていたファンドが、いよいよ株式などの追証発生に、“これは堪(たま)らん”とばかりに益出し売りに出たと見られる。それが一方通行的な流れにつながった。急落の結果、このところの取引レンジの下限(1200ドル)まで押し戻される状況に。株式市場的な解説をするならば「提灯筋(Weak Long)の振い落し」的な動きといえそうだ。中長期的視点で金を保有している投資家は、昨夜の売りの中にはいないと見られる。(2010年7月2日記)
以下、今朝書いた住友金属鉱山メールです。ご参考までに。
「ファンドの手仕舞い売り殺到で急落(評価益の実現)」
7月1日のNY市場の金価格はファンドの手仕舞い売りが時間の経過とともに膨らむ展開のなかで下げ幅を拡大、結局急落状態となった。NYコメックスの先物価格は1206.70ドルと前日比39.20ドルの下げ。
昨日書いたようにドル建て金価格は年始から13.7%の上昇と、値上がり率ではトップランクとなっていた。ここにきてユーロ圏の財政金融問題に加え米国景気の回復また中国の成長鈍化の懸念の高まりのなかで、NY株を中心に世界連鎖株安が続き運用資金は安全志向を高め、より値動きの小さく安全と目される主要国の国債に流れてきた。こうした環境下でも金は、高値圏ながら安定した動きを続けてきた。
7月1日の下げは、その「利益が出ている」ということが売りの理由となったといえる。
海外メディアを中心に下げの理由が様々述べられている。7月1日に予定されていたスペイン国債(35億ユーロ、約3800億円)の入札が順調に終わるなど懸念されていたユーロ圏の金融問題がやや後退したこと。またこのところの米国債や日本国債の金利低下が示すものはインフレよりもデフレであって、その点でも金は売られやすいなどなど、確かにどれも一理ある。
7月1日のNY市場を横断的に見ると、株や為替その他商品市場で安全志向の手仕舞いがさらなる動きを巻き込み下げを加速させ、その中で金の益出し売りも急増した。ただし目先は一巡という流れにみえる。
このところの住宅から製造業またサービス部門に至る各種経済指標の落ち込みのなかで景気失速への不安心理が高まっているところに、昨夜はさらに米5月の中古住宅成約数、週間ベースの新規失業保険申請件数さらに製造業指数と悪いデータが加わった。このなか雇用統計発表前にして株式市場を中心に手仕舞い売りの“嵐”のような状態が雪崩を誘発という感じ。
ただし一時前日比152ドル安まで売られたNYダウが終値は41ドル安に、ドル円相場が86.96円まで売られたあとの87円後半というふうに値動きからは一巡感が出ているのも確か。金市場では各種相場が下げ基調のなかで我慢してぶら下がっていたファンドが、いよいよ株式などの追証発生に、“これは堪(たま)らん”とばかりに益出し売りに出たと見られる。それが一方通行的な流れにつながった。急落の結果、このところの取引レンジの下限(1200ドル)まで押し戻される状況に。株式市場的な解説をするならば「提灯筋(Weak Long)の振い落し」的な動きといえそうだ。中長期的視点で金を保有している投資家は、昨夜の売りの中にはいないと見られる。(2010年7月2日記)
よって為替だけで100円以上下げているわけで、これは民主党の経済政策の無策と言うべき。
だいたい円はこんなに評価されるカレンシーではない。
私は、まさか、馬鹿げてると思って見送った。
以前も投稿させて頂いたけど、専門家が、強気に出た時は、バブルってる。
バブルの中にいる人は、それに気がつかない。
超、単純な事なのにねぇ。
それに比べたら、日本人個人投資家は、やっぱり凄い、今年にかけての金現物売りが凄かった。
おそらく、金は、1100ぐらいまで、下がる?
でも、今日新発売の金投資で、我慢できればいいですがねぇ。
私も、高値圏で、数年前から、持ってる金資産どうしようか、悩んでます。
チャートは、投資家全ての心理を映し出すもの。一部の感情的なものを、廃止して、全ての投資家の意見を反映させるものだと思う。
これだけの、陰線を描いた金のチャートからみて、下値模索では、ないでしょうか?
高値で、買った人の 売りと、高値で売ろうと思っている人と、
為替を考えれば、自然では?
ユーロでは、通貨バブルで、金価格が、何倍になったのか?
以前も、投稿させて頂きましたが、それって、バブルでしょ?
亀井さんは、金の相場だけではなく、もっと、為替にも注視されるべきではないかと思います。
おそらくやつ。
恥を知りなさい。
経済とは何かと言えば「余ったエネルギーの売買」、即ち供給されるエネルギー量によって経済規模が決まるのです。
人類は木材、石炭、原油、ウランとエネルギーを増大させて来ましたがそろそろ限界でしょう。
おそらくあと30、40年で需要が供給を上回り誰も止めることが出来ない世界的な経済の縮小が始まり
その後はエネルギーの奪い合いが起こり最後は核戦争という結果になるでしょう。
この確立は残念ですが100%です。