本日は大阪。金地金および金貨の販売現場の方々の生の声をいくつか聞くことができた。興味深い話が多かった。昨年来日本国内でも食品を中心に値上げが目立っているが、どうもガソリンや灯油の上昇よりもコーン油や小麦、麺類、パンその他身近な食品の値上がりの方が、一般の感覚にはインフレをイメージさせやすいようだ。このあたりは自分の感覚もそうなので、日常の感覚としてはガソリンなどは中東情勢やらOPECやらという、いわば大所高所的な話が原因で値を上げることが多いので、まぁ止む無しという感覚が強い。なんせ日本に目立った油田はないわけだから。ところが、自給率は低いとはいえ“食い物”の値上がりは皮膚感覚で物価上昇を感じさせるのではないか。昨年はマヨーネーズその他が17年ぶりというように大半が十数年ぶりの値上げということだった。日本はむしろデフレが定着しており、インフレという言葉自体が死語のようになっていたので、シニア層の中でも一定の金融資産を持っている層で、インフレ防衛的な発想で金に関心を示す人が目立ち始めているというのが、いくつかの話を聞いて自分なりに思ったことだった。この辺りは、定量調査を掛けたい事項でもある。2年ほど前の調査でもかなり意識は変わってきているということなので、さらに明らかな結果が出るのではなかろうか。
話は変わるが、やはりバンーナンキFRBは景気減速あるいは後退に徹底抗戦の構えのようだ。金価格はコアになっている上澄みの“新雪(飛び乗りヘッジファンドの買い建て玉)”の振い落しが済むと再度上値追いの様相。実質金利ゼロも厭わず緩和策に進む決意は、足元の危うい環境を考慮して心理効果をも狙った側面もあろうが、見通しはそこまで踏み込まざるを得ないということか。安心感が醸成されるまでアナウンスメント効果を狙った中銀関係者の発言も続くだろう。
話は変わるが、やはりバンーナンキFRBは景気減速あるいは後退に徹底抗戦の構えのようだ。金価格はコアになっている上澄みの“新雪(飛び乗りヘッジファンドの買い建て玉)”の振い落しが済むと再度上値追いの様相。実質金利ゼロも厭わず緩和策に進む決意は、足元の危うい環境を考慮して心理効果をも狙った側面もあろうが、見通しはそこまで踏み込まざるを得ないということか。安心感が醸成されるまでアナウンスメント効果を狙った中銀関係者の発言も続くだろう。
ヤバイみたいです。FFレートと逆方向を向き始めているようで危険な香りがしますね。さらに急激に金利差が広がれば世界はなくなるかも・・・
話は変わりますが、米国でアパートを借りると冷暖房等光熱費込みの家賃だそうです(安いアパ-トは別)アメリカの大家さんはきっと大変ですね。東部に住んでる人の話ですし、去年聞いた話なので今はどうなってるかわかりませんが…
ベアに陥った世界株式市場の乱高下。サブプライムって何さ、とついこの前まで言っていた市場が、「サ・・」の字が出ると連想ゲームのばりに「モノライン」へ先回りするほどの市場心理は激変。
さて、当面のイベントといえば東京で開かれるG7。英米そろっての利下げ、対しユーロ利下げ見送り決定の中、議長国の日本としては、どうなんだろう。具体策はもちろん利下げ見送りに決まっていると思うが、声明文で「日本の立場」をどう表現するか、難しいだろうなあ。まさか、英米に従うなんてことはないでしょうね・・・。