10月10日のNY金は5営業日ぶりに反発した。通常取引は前日比13.30ドル高の2639.30ドルで終了。前週末発表の9月米雇用統計の上振れの影響から米連邦準備理事会(FRB)の利下げサイクルの工程の見直しを迫られた市場では、今後は緩やかな利下げ継続がコンセンサスになりつつある。
この点からも注目されたのが、10日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)だった。想定より堅調な労働市場を受け、この夏 . . . 本文を読む
10月8日のNY金は3営業日続落した。通常取引は前日比30.60ドル安の2635.40ドルで終了。約2週間ぶりに2650ドル割れで取引を終了した。
先週の米雇用統計の結果を受け、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での連続大幅利下げを前提に組まれていたポジションの巻き戻し(手じまい売り)に加え、中東情勢を巡る過度な警戒が緩和され売り優勢の流れとなった。
主要な経済指標の発表が . . . 本文を読む
NY金は総じて売り先行の流れとなっている。
先週末4日に発表された9月の米雇用統計が予想比上振れしたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げサイクルの先行き見通しに対し、市場は修正を迫られている。まず11月6~7日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測は消えることになった。0.25%利下げ見通しが大勢だが、一部にこれから発表されるデータによっては、利下げ見送り(金利水準 . . . 本文を読む
本日は中国人民銀行が日本時間の夕刻に先月の外貨準備の概要を発表する。もう間もなく発表の時間帯。
今年の5月以降、金準備の増加の発表がなくストップしたと受け止められているが、そのまま音なしの構えが続くのか否か。今年の4月まで18カ月連続で増加を発表して以降、止まっているが、それをもって金価格の上昇はピークを打った可能性を指摘する向きもいる。それは違う。
金準備の増減は発表する義務ないゆえ「発表し . . . 本文を読む
10月3日のNY金は反発した。前日比9.50ドル高の2679.20ドルで終了した。中東情勢の混迷化を受けリスク回避の逃避買いを集める一方で、足元で発表される米経済指標に堅調地合いを示唆するものが多く、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測は後退し、高値では売りが控える綱引き状態となっている。
3日は、こうした状況を受け米10年債利回りは3.8%台半ばに上昇。ドルも主要通貨に対し6 . . . 本文を読む
10月2日のNY金は、反落した。NYコメックスの通常取引は前日比20.50ドル安の2669.70ドルで終了。
中東情勢緊迫化への懸念から安全資産への逃避で前日は一時2700ドルに接近したものの、その後の状況を慎重に見極めたいということで、やはり利益確定売りが先行した。
軍事的衝突など地政学リスクは数値化が難しく、ファンドの運用プログラム(アルゴリズム)には不得意分野とも言える . . . 本文を読む
10月1日のNY金は3営業日ぶりに反発した。NYコメックスは前日比30.90ドル高の2690.30ドルで終了。この日はNY時間に発表される9月製造業景況指数や8月求人件数に市場の関心が集まる中で、まず市場が反応したのは地政学リスクの高まりだった。
中東情勢の緊迫化を受け、金市場は買いを集めた。
中東ではレバノンへの空爆を激化させていたイスラエルが、次のステップとしてレバノン領 . . . 本文を読む
先週末9月27日のNY金価格は8営業日ぶりの反落に。
前日まで5営業日連続で史上最高値の更新をしていただけに、この日は週末に加え月末さらに四半期末が接近する中でNY時間に入り利益確定売りが急速に膨らんだ。ファンドの持ち分調整の売り(re-balancing)も加わった。NYコメックスの通常取引は前日比26.80ドル安の2668.10ドルで終了。それでも週足は21.90ドル、0.83%上昇と3週続 . . . 本文を読む
「金利を今上げるのはアホや」。高市候補のこの発言がドル円大変動の伏線となった。
自民総裁選、報じられたように高市候補が1次投票でトップに立つとドル円は146円台に急伸。で、石破候補の当選で急落ということに。ファクトセットのデータではここまでのところ142.82~146.50円と短時間に3.68円幅の大荒れで、19時45分現在143.14円となっている。市場の一部は踊らされることに . . . 本文を読む
9月25日のNY金は、景気重視(=雇用重視)に転じた米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ継続期待が高まり、6営業日続伸した。通常取引は、前日比7.70ドル高の2684.70ドルで終了。5営業日連続で史上最高値を塗り替えた。
FRBによる大幅下げから1週間が過ぎた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)直前まではおおむね0.25%の利下げを織り込んでいた市場だが、ここに来てFRB執行部は意見 . . . 本文を読む