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窓の向こうは

映画「南極料理人」を見てから、原作も読み漁り、すっかり心は南極に飛んでいる今日この頃、妙に暖かくなった空気に馴染めずにおります。
昭和基地のWEBカメラを見てみると、今まさにブリザードのまっただ中、みたい。
極地研究所のHPを見てみると、設営隊員(残業手当のつかない、地獄の肉体労働組)って、今は公募しているんですね。南極は、夏の間、日が暮れないので、何時間働こうと、仕事は終わらない。無くならない。特別、待遇が良いわけじゃない。西村さんも、見たこと無いけど、山奥のタコ部屋ってきっとこういうところなんだ。って納得していらしたし。
ただ、食事だけは海上自衛隊の「しらせ」がサポートしてくれるので、有り難かったそうです。
ただ、朝昼晩三食ヘリコプターでデリバリーする食事って、いったい一食あたり幾らするんでしょう――2月1日の基地明け渡しまで。
ふと思うのは、「しらせ」勤務っていうのも、ひょっとしたら海上自衛隊の中では、エリートなのか、左遷組なのか、ってこと。
昭和基地のHPを見ると「しらせ」は、未だに昭和基地に接岸したまま動いていないようです……ということは、前越冬隊員は、しらせに缶詰になったまま、風呂入って寝て、飯喰って寝て、酒飲んで寝ているわけですね――設営隊員に限る、観測隊員――科学者は、データの整理なんかがあるはずだから、そんなにダラダラしてないと、思う。
まあ、2ヶ月くらいしかない南極の夏の間に、必要な建物を建設したりしなきゃならないんで、その間、「しらせ」はずっと南極に居るんでしょうな。
そして、夏隊を拾ってから、帰国に向かう。んでしょう。
前の越冬隊は2月1日に基地を離れています。このカレンダーだけは、ずっと営々と守られてきた規則だそうで。
2月1日に天気が良ければ、「しらせ」のヘリコプターが、越冬隊を乗せて、東オングル島をぐるっと一周して、昭和基地の上をローパスしていくのが、感動的だそうです。
ただ、天気が悪いと、凍った海の上をテクテク歩いて「しらせ」まで、戻るそうです。
――カッコ悪。

ということで、とりあえず、更新が遅れておりますが、生きてます。「面白南極料理人」を読み返しつつ、毎日ダラダラしております。
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