アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

九百八十円の激闘

2007年07月22日 19時32分48秒 | Weblog
お昼を食べようと、ラーメン屋さんに行きました。
この暑さと疲れで、もう、痩せるための「ラーメン断ち」なんか、クソ食らえです。

でもさすがにホットなラーメンには食指がイマイチ動かず、メニューの一番下に、小さく書いてあった「五目あんかけバリそば」なるものに目がいきました。

それを注文し――スープがない分、小腹が空くだろうと考えて――餃子も注文致しました。

もうお昼時は終わっていたためか、待たされることもなく、すぐに餃子が届きました。
それをつまんでいると――お待たせしました――という言葉とともに……

直径40センチはあろうかという大皿に山盛りのあんかけが――ずしりと目の前のテーブルに……置かれました。

なるほど、先に餃子が出てきた理由が分かりました。
もしも先にこの大皿が出てきたら――思わず、餃子止めます! と叫んでいたかも知れません。

後から思うに、私が餃子に手を付けるのを確認してから、大皿を出してきたのだと思われます。

たぶんギャル曽根ちゃんなら、こんなもの3皿や4皿くらい、ペロッと食べてしまうのでしょうが、残念なことに私はいたって普通の胃袋の持ち主です。

しかし、注文して届いてしまったものは仕方がない、覚悟を決めて食べ始めました。
油で揚げた太めの絡み合った麺を箸でほぐしながら、大きめにざく切りされた野菜のあんかけと一緒に、ともかく休み無く口に押し込み、ひたすら食べ続けました。

およそ三分の一ほど食べた辺りで、満腹汁が――説明しますと、私の場合、ある程度胃が一杯になってくると、満腹感を覚える前に鼻水が出てくるのです。
普段の夕食などは、これを目安に食べるのを止めると、丁度良い量に抑えられるようです。

それでも構わず、ひたすら麺をほぐし、あんかけと一緒に口に押し込み、黙々と咀嚼し、飲み込む。その繰り返しです。
半分ほど食べたところで、写真を撮っておけば良かったと、思いつきましたが、いまここで箸を止めると、後が続かなくなりそうなので、余計な考えは捨てて食べ続けました。

ひたすら食べ続け、味に飽きそうになると、餃子を食べ、戦いを続けました。
そして、これなら完食できそうだ、と安心し水をひと口飲んだところで――とうとう、激闘虚しく、箸が止まってしまったのです。

あとは、残っていた餃子を詰め込み、水を飲むのが限界でした。
写真はその時に撮ったものです。割り箸の大きさで、お皿の大きさを想像してみて下さい。
向こう側に写っているのは、空になった餃子の皿です。

あと二口――いや三口――五口かな……、ともかく95%以上は食べたと思います。
お会計の合計額は九百八十円也――初夏の昼下がり、激闘のお値段でした。

それにしても、ギャル曽根ちゃんを始めとする、フードファイターの人たちって、やっぱり凄いですね。
うらやましいです、色んな意味で。