(本頁は「2018年の栗駒山は9月26日に偵察、10月3日に本番。」の続きです。)
天馬尾根を歩くルートは天狗の庭分岐点から始まり、ホンの10分ほど歩けば展望岩頭に至る。
展望岩頭から昭和湖の眺め。
と言っても、わかりにくいと思うので、非合法マップを再度表示する。
黄色破線が今回、歩いたルート(本マップは原本を無断転用)。
展望岩頭からの北側、西側の眺めはタイヘン素晴らしいのだが、
いつも風が強く、ひどい時は呼吸もままならず、足を掬われて転倒したこともあった。
しかし今日は不思議と風が弱い。こんな日もあるんだ。
今日の鳥海山は雲に包まれ、ほとんど見えなかったが、それ以外の山々は大丈夫だった。
展望岩頭から西側、秣岳や龍仙ヶ原湿原、須川湖を眺める。
現在、龍泉ヶ原湿原は立ち入り禁止になっているが、
大昔、まだ立ち入り出来た頃に、二回ほど入っている。ヒナザクラが一面に咲いていたのが印象的だった。
この湿原の名はわからない。
展望岩頭から先に立ち入るのは今回が初めて・・・ではない。
大昔、高校二年生の時だから、50年近く前に一度歩いている。
個人的には初めての栗駒登山だったので、いまだに記憶しているが、
天気には恵まれず、景色の記憶は無い。
今回は晴天の下、紅葉もベストの時に当たり、その風景の素晴らしさに息を呑んだような次第。
展望岩頭から先はしばし降下し、灌木の茂みに突入する。ミネカエデの赤が素晴らしい。
ミネカエデの紅葉
展望岩頭の下りから秣岳を望む。
展望岩頭の下りから虎毛山を望む。
ナナカマドの実
サラサドウダンの紅葉と実
こちらのサラサドウダンの紅葉は青味が強かった。
来し方を振り返れば、
展望岩頭(1573mピーク)
展望岩頭(1573mピーク)はかつて馬糞森というひどい名前だったが、いつの間にか呼び名が変わっていた。
ここから眺める姿はかつての名前を彷彿させるものがある。
これから辿る天馬尾根の稜線は草紅葉の領域が多くなる。
左から1397mピーク、モンサンミシェル峰、秣岳。
1397mピークへの登り
1397mピークを登り切り、草紅葉がいいあんばいのしろがね草原を進んだら、目の前に島のような形の小山が現れた。
最近、この小山は一部登山者の間でモンサンミシエル(モンサンミッシェル)峰と呼ばれている。
有名な世界遺産にその形がなんとなく似ているからだろう。
秋田駒ヶ岳・ムーミン谷同様、好い呼び名なので、ワタシも使わさせて頂くことにした。
しろがね草原越しにモンサンミシエル(モンサンミッシェル)峰。
遠く北には、焼石岳。
振り返れば、
しろがね草原越しに栗駒山と展望岩頭の重なり。
モンサンミシエル峰の山頂岩場からの眺めは最高だった。
まずは西側の紅葉と山々の展望。
禿岳から虎毛山、神室連峰、高松岳など。
神室連峰のあたりをクローズアップ。
禿岳から虎毛山にかけてクローズアップ。
南西側の眺め。
次(2)へ行く。
栗駒には毎年欠かさず行っておりますが、今年は行かないで終わりそうです。
理由は今年の紅葉はダメ、それなのに人が多すぎる。登山時、団体さんの後になったり、団体さんと交叉するのはうんざりです。
個人的には2018,2019年の紅葉が好かったなと思っております。