例年5月下旬の晴天日には鳥海山を眺めに出かけることが多い。
この時期の鳥海山はまだ残雪が多く、山麓の新緑とのコントラストが好い。
また水田に映る逆さ鳥海や雪形も愉しめる。
今年の5月26日(日曜日)はよく晴れた。
遠く離れた秋田市からも鳥海山がハッキリと見えた。
これは勿体ないと急遽、家内の許可を得たうえで
(最近はクマの出没もあり、なかなか山に行かせてもらえない)南に向かった。
秋田市郊外の堤防から。
参考マップ
由利本荘市の日沿道大内インター付近から。
由利本荘市前郷付近から。
予想通り、ここでは水田にうっすらと逆さ鳥海が見られた。
鳥海山の手前には風力発電が並んでいる。
続いて由利本荘市矢島町郊外から。ここから先は風力発電が見えなくなる。
鳥海町猿倉の少し手前、上原から。
棚田に逆さ鳥海が有った。
同じ上原から。鳥海山に向かう道をテーマに撮ってみる。
鳥海町猿倉の亀ケ森橋から。
ここから見る鳥海山は人家や電線など人工的なものが一切見えない。
少しアップで。
同じ猿倉だが、集落に下りると、水田鳥海が見られる。
猿倉から見る鳥海山は十分に富士山に似ているが、
もっと整った富士山型の鳥海山と特別な雪形を見るべく、
(由利本荘市)鳥海町最奥の集落、百宅(ももやけ)に向かう。
特別な雪形とは「寝んねこぼぼこ」のことだ。
「ぼぼこ」とは秋田弁で赤ん坊を指す。
湯沢や横手など秋田県南内陸部に行くと、
しもぶくれの赤ん坊が目を閉じているような姿が鳥海山の斜面上に現れる
(詳細はこちらを参照)。
なお百宅まで行かなくても入口の中直根(なかひたね)からもその雪形は見えた。
途中、中直根(なかひたね)から。
それでも一応、百宅まで行ってみた。
ここから見た鳥海山は最も富士山似だが、残念ながら山頂部しか見えない。
「2024年5月26日の秋田鳥海・後編」へ続く。