モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年6月6日、焼石岳2(銀明水の前後)

2024年06月16日 | 焼石岳/夏

(本頁は「・・・焼石岳1(まずは中沼と上沼)」の続きである。)

上沼から数えて三つめの湿原でつぶ沼コースと合流する。
ここは残雪が多く、6月に訪ねるといつも雪の壁をどう攻略するかで悩むところだが、
今年は残雪が少なかったので簡単にクリアーできた。

つぶ沼コースと合流点の残雪



残雪の中からミズバショウのモヤシが・・・




この前後で見かけた木の花。

タムシバ



ムラサキヤシオ



オオカメノキ



草花は依然としてシラネアオイが多かった。




他には・・・

サンカヨウ



ミヤマカタバミだろうか。




同じ場所には薄いピンクの株も混生していた。

花のサイズは大小さまざまだったが、葉の形や茎の基部の様子などから
この付近のカタバミ類はコミヤマカタバミと判断した。

 

(右上)ツバメオモト


やがて湿原の奥に横岳の姿が見えるようになる。
ここまで来ると銀明水は眼と鼻の先だ。




銀明水のシンボル?、ダケカンバの大木。
此処から先の焼石は高木が急速に少なくなる。

 


(右上)ミヤマキンポウゲ


銀明水ではいつも水を補給し、ゆっくりと休憩している。

ここまでの所要時間は長くなる一方だ。
今回は(登山口から)二時間半もかかった。脚力の衰えを痛感。

銀明水の斜面の残雪



銀明水のすぐ上から横岳を望む。




ミズバショウの群生



ミズバショウ



ショウジョウバカマ



そうこうしているうちに銀明水上部の大残雪(雪渓?)の下端に到着。

ヒナザクラがキャピキャピと咲き出していた。




 


銀明水上部の大残雪(雪渓?)を上から見た。

遥か彼方に胆沢平野の散村も見えた(下山時、14時半頃撮影)。




胆沢平野の散村をアップで。

この景色は午前中の登りの時にも見ているが、
光線の角度のせいだろうか午前中は見えにくい。
いつも午後、下山時に撮った方を貼っている。




歳のせいだろう。

銀明水の上から姥石平の入り口までの長い斜面の登りはとてもしんどくなった。
手持ちマップのコースタイムでは一時間10分となっているが、
ここ二年はその倍近くかかっている。
この区間、秋は紅葉が素晴らしいが、それ以外の季節は灌木帯なので
日差しが強い半面、
視界は効かず、年寄りにはとてもハードな区間だと思う。

この斜面で見た花は少なく、
シラネアオイ以外は、
オオバキスミレ、ミヤマスミレなどを少し見た程度。

オオバキスミレ



ミヤマスミレ



前日縁あって巨大な秋田蕗を見ている(こちら)が、
このフキノトウもアキタブキだと思う。




以上。

・・・焼石岳3(鳥海山を見るまで)」へ続く。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする