モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

春の山伏岳に絶景を見た。(2017年5月29日)

2022年06月01日 | 泥湯三山・虎毛山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
今回、写真を入れ替え、再アップした。


昨年、紅葉時に高松岳と山伏岳に登ったが、この二山から見た眺めはただものではなかった(こちら)。
残雪のある時期ならばもっと神々しい景色が見えるのではないかと勝手に推測し、登山のタイミングを窺っていた。


湯沢市駒形町より望む泥湯三山。左から小安岳(1292m)、高松岳(1349m)、山伏岳(1315m)。



更に接近し、泥湯温泉から川原毛硫黄山に行く途中から
高松岳を望む。

 


今回のマップ




今回は川原毛硫黄山から山伏岳をめざした。そして余力があったら、高松岳にも足を伸ばそうと考えた。

なお、先週、訪ねたばかりの八幡平、玉川温泉叫沢付近で27日、タケノコ採りの女性がクマに襲われて亡くなられた。
従来からのクマよけ鈴だけでは不十分と思い、急遽、クマよけホイッスルも携行。


私のクマよけグッズ一式。ホイッスルは右上。                                                           途中のブナ林。
 


このお山、花は少なかった。 


ムラサキヤシオ                                       ツバメオモト 

 



けたたましくホイッスルを鳴らしながら歩くこと約一時間、

突然、激しい息切れと目眩に襲われる。前を見ようとするが、眩しくて目を開けられない。
しばし休憩し、水分を補給したところ、症状は収まったが、
今度は登山道が雪に覆われ、どこをどう歩いたら良いものやら・・・。




後々考えるに、あの時のパニック症状は過換気症候群ではないかと思う。

原因はホイッスルの吹き過ぎだ。

約一時間のロスタイムを経て、山伏岳山頂に到着。 


山頂に咲いてたミツバオウレン                               山伏岳山頂

 



山頂からの眺めは今までのマイナス分を補って余りあるものだった。

まずは北西方向に浮かぶ鳥海山。


山伏岳山頂から見た富士山型鳥海山



 

次に西側。
今回のメインテーマとも言える神室連峰の眺めに移行。 
 
左から神室山、そして前神室山。 



神室山山頂付近を拡大すると・・・

奇しくも山頂と月山が重なっていた。
 



神室連峰中枢部分の眺め。

左から小又山、天狗森、神室山(月山)、前神室山。
 


個人的にはこの辺りの眺めが絶景!!かと・・・。

神室連峰中枢部分の眺めと手前に屏風尾根。

 

屏風尾根のアップ。

右下の急斜面はジャンダルムと呼ばれる。

 


少し高松岳方面に移動し、神室山頂と月山のダブリを是正してみる。

月山と神室山頂。


 

改めて神室連峰の中枢部分を。

神室連峰の南の方。
 


左から小又山、天狗森。

バックに連なる白い山は葉山や朝日連峰。

 


神室連峰の南の方と軍沢岳、屏風尾根などの眺め。

 


こちらは先週、登ったばかりの禿岳。

鬼首の禿岳(1262m)、バックは船形山と周辺の山々。


 

そして秋田県最奥の山、虎毛山。
 
虎毛山(1433m)。右奥に禿岳。 



虎毛山(1433m)。

 



ここらで山伏岳の山頂付近から高松岳への稜線で見かけた花たちを。

シラネアオイ                                                                                                        ヒメイチゲ
 


イワナシは何故か八重咲きが多かった。                                                          マルバマンサク
 



この山は上の方も花が少なかった。
季節的に早いせいもあるだろうが、

稜線まで灌木や笹がびっしり茂っており、花の生育場所そのものが無いという感じだった。

東側には高松岳。
今回、その山頂をめざすが、残雪で道を見失ったので、途中で諦める。

高松岳(1348m)。
山頂には避難小屋がある。眺めは右側の出っ張りの方が良かった。



高松岳と小安岳の鞍部から栗駒山が。

栗駒山(1627m) 




北東方向には焼石岳がでかい。

焼石岳(1548m)。
左側の三角の山は三界山と思われる。



下山時は迷うこともなく、また過換気症候群も起こさず、無事下山

 



かと思ったら、登山口の直前で転倒し、右肩を強打。

クマに遭遇しなかった安心感なとで気が緩み、足がもつれてしまったようだ。
それでも帰りはまだ運転出来た(翌日は痛みがひどくて整形外科の厄介になった)。

川原毛硫黄山
 



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2 コメント

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絶景! (niceshotpete)
2022-06-01 11:05:36
まさに絶景ですね。
月山と神室山の重なり。カシミール3Dで確認しました。月山の左の三角形は朝日連峰以東岳ですね。
マニアックな山岳展望。参考になりました。
三界山も確認しました。

私の左肩痛は、もしかしたら山で転倒した際に、傷つけた可能性もあります。ご自愛ください。
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niceshotpeteさんへ。 (モウズイカ)
2022-06-01 11:54:57
真摯なコメントありがとうございます。
本投稿は一昨年アップしておりますが、拙ブログをスタートしたばかりの頃なので、
ご覧になられた方も少なかったため、今回、写真を少し入れ替え再度アップさせて頂きました。
貴ブログの新潟の山の眺めに関する記事も興味深く拝見させて頂いております。
私の方は会社リタイヤの少し前から、山歩きを再開しております。
本来ならもっと遠方の未知の山に行きたいのですが、
家庭の事情やコロナ禍で遠出出来ず、近場ばかり巡っております。
引き続きよろしくお願いいたします。
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