モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

高松岳に絶景を探して。(2016年10月22日)

2020-01-22 | 秋田県南の山

(本頁は「10月22日、紅葉の高松岳と山伏岳(前編)(後編)をブログ用にリメイクしました。

昨年(2015年)あたりから山歩きを少しずつ再開している。まずは秋田近辺の著名な山からスタートしたが、今回(10月22日)はあまり知られていない秋田県南の高松岳に行ってみた。ここには屏風岳という素晴らしいピークが有ると、最近、登山関係fb仲間から教えられた。これは早速、自身の眼でも眺めてみたいと思い、今回の登山となった。なおこの山には、高校時代(約45年前)に一度登っているが、当時はそのようなピークがあることに気付かなかった。


高松岳に登る途中から見えた屏風岳(1158m) 

 

この日、高松岳には南側の湯ノ又沢から登り、更に山伏岳にも足を伸ばして同じコースをそのまま戻っている。
大まかなコースタイムは・・・
7時ちょうどに湯ノ又大滝(標高約600m)からスタート。9時半、高松岳山頂(1348m)到着、11時ちょうど、山伏岳山頂(1315m)到着で長い昼休み。16時、湯ノ又大滝に下山。



オレンジ破線が今回歩いたルート。 

 

湯ノ又コースを選んだのは、屏風岳の眺めが良さそうだし、かなり奥までクルマで行けると踏んだからだが、現実には、湯ノ又大滝を過ぎてすぐのところにご覧の通りの看板が立っており、長い林道歩きを強いられた(地図上の766m地点、車道終点までの普通車乗り入れは困難だった。また湯ノ又温泉は廃業し、解体された後だった)。

 

 
 湯ノ又大滝                                     車両通行禁止のお知らせ 

 

しかしこの林道歩きも悪くなかった。
仮に無理してクルマで行っても私のクルマでは腹擦りは必至、更に厚く降り積もった落葉でスリップの可能性もあった。
それ以上に素晴らしい紅葉が愉しめた。

 

湯ノ又沢の渓流は白濁してるように見えるが、白いのは水ではなく岩の色だった。

 
湯ノ又沢の渓流  

 

沢と別れ、高松岳本体の登りになると、傾斜がきつくなり、ロープ箇所も出てきた。 

なお今回の高松岳の登山者は終始、私独りだった。
後に述べる山頂部からの展望はもちろん、途中の素晴らしい紅葉もほぼ完全独占したことになるが、内心は、「 (´π`;)クマさん、どうか現れないで。」とひたすら祈るばかりの山歩きだった。

 


 屏風岳と思われる急傾斜の山がチラリと見えた。

 

 

やせた稜線に辿り着くと、南側の景色がドバーッと開けてきた。

 


 左の丸い山は虎毛山(1433m)。 

 

眺めはよくなったが、鼻をこするようなきつい登りがまだしばらく続く。

 
「鼻こすり 急登!ガンバロー」と書いてあった。

 

北に屏風岳の岩場がしっかり見えるようになったら

 

 

高松岳の山頂だった。
なお高松岳の山頂は南北にふたつ有る。最初は小祠のある南山頂。
こちらは北山頂に較べると、少し低いが、ここから虎毛山へのルートが分かれ、展望が素晴らしい。

 


高松岳南山頂から栗駒山を望む。

 

東にはまろやかな姿の栗駒山が。


栗駒山の山頂部にはうっすらと白いものが。
これは霧氷のようだった。手前は吹突岳(1221m)の連なり。 

 

北東に焼石岳。


 焼石岳(1548m)。 

 

真北の方向には横手盆地が。


高松岳南山頂から。真北の方角には奥宮山越しに横手盆地が広がる。 

 

今日は鳥海山もよく見えた。この時期には珍しく、まだ冠雪していなかった。


高松岳南山頂から、鳥海山を望む。右手前は山伏岳(1315m)。 

 

北側にあるもうひとつの山頂には1349mの三角点と避難小屋がある。

    
高松岳山頂の避難小屋。中は綺麗だった。  

山伏岳に行く途中で見た高山植物の葉っぱ。ゴゼンタチバナ、イワカガミ、ミツバオウレンなど。 

 

季節的なものもあり、今頃咲く花は皆無だった。
高松岳、山伏岳の稜線は灌木に覆われており、こと高山植物に関してはあまり期待できない山だと感じた。

 


山伏岳に向かう途中から、高松岳を望む。

左側が北山頂で1349m、避難小屋がある。右が南山頂で少し低く小祠がある。 

 

山伏岳までは途中に1261mピークもあり、けっこう長く感じた(一時間強かかってしまった)。

午前11時、山伏岳山頂に到着。今日はここで昼飯タイムとする。
あまりの眺めの良さに山座同定を試みる。まずは南西側の神室山方面。

 


山伏岳山頂から神室連峰、屏風岳の眺め。 

 

屏風岳とジャンダルム。

 

これを間近に見たくてわざわざ山伏岳までやって来たのだ。
 

下側、ジャンダルムの方から人の声がした。秋の宮方面から直登してきた団体さんだった。
今日、自分以外の人間に会ったのは山伏岳の山頂だけだった。


神室山と前神室山 

 

山伏岳からの帰り、(二回目に登った)高松岳南山頂から、朝日連峰や月山が見えた。

 

他に遠く飯豊連峰や西吾妻山、蔵王まで見えたが、写真は省略。
山形の名だたる山々が一望出来たものの、比較的近くにある船形連峰は虎毛山のかげになってしまい、よくわからなかった。


虎毛山。高松岳と虎毛山を結ぶ稜線はブナの樹海に覆われていた。 

 

虎毛山にも登ってみたいが、今年はもう無理だろう。来年以降の課題としよう。

下りは高松岳の南斜面の紅葉をじっくり眺めながら降りて行く。
この場所の紅葉は朝登る時には逆光で見えにくかったが、帰りは順光に近くなったので色合いもよく認識出来た。

例の鼻こすり付近。ダケカンバの樹形はダイナミックで素晴らしい。


ダケカンバとブナの樹海 

 

 
高松岳南斜面のブナの樹海。奥に見えるのは虎毛山。 

 

ラストはこの日、見た最高の紅葉シーン。

 

今日は午後から高空に薄雲がかかったものの、山岳展望、紅葉ともに実に素晴らしい山行きとなった。

 


後日談を少し。
翌年(2017年)5月は北側の川原毛硫黄山から登山を試みた。この日は残雪で道が分からなくなったので、高松岳山頂は断念、先に登った山伏岳だけで終わったが、素晴らしい山岳風景を見ることが出来た。

⇒ 2017年5月29日、山伏岳に絶景を探して(第一部) 

 

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