モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

久々の月山はガスサンだった。前編。(2020年6月22日)

2020年07月02日 | 月山/姥沢口

6月22日はいよいよ県境を越えて、山形の月山に向かってみた。
月山には始終行ってるように思っていたが、
調べ直したら、今回は三年ぶりだった(前回は2017年9月1日)。

途中、鳥海山はよく見えていたが、県境を越えて見えた月山は山頂部に滝雲が懸かっている。


行く途中に見た鳥海山(にかほ市郊外から)



よって途中の月山の写真は撮らないでしまった。
登山口の姥沢の大駐車場には7時過ぎに到着。リフト駅までは15分くらい車道を歩く。
姥沢の天気は曇り空で月山は見えない。


月山リフト下駅



リフトは8時の営業開始と同時に乗り込む。乗ったら、あっという間にガスの中。


月山リフト。乗ってすぐ。                                                             そ
のすぐ後。
 



今回の非合法マップ




上駅を下りて歩き出したら分岐から先は完全な雪渓になった。
姥ヶ岳経由で山頂を目指したが、
姥ヶ岳の急登はご覧の通りの五里霧中。傾斜はきつく、アイゼン無しでは厳しい。
ロープを忠実に辿り、山頂へ(ロープが無ければ迷ってしまい、遭難したかもしれない。)。

姥ヶ岳の急登
 



次の二枚は、もし晴れていたら・・・の話。
右手には月山。

2015/06/07




来し方には朝日連峰が見えたかもしれない。

2015/06/07



(-_-;)今日の登山はガスで何も見えないので、景色は心の眼で見て歩くことにする。


姥ヶ岳の山頂を過ぎたら、花がイッパイ咲いていた。ガスの中でも、近くのものは十分見ることが出来た。

ハクサンイチゲの群生。強風で揺れてどうしようもなかった。


エゾツガザクラ




東北では珍しいエゾツガザクラを皮切りにチングルマやイワカガミが現れる。
金姥手前の斜面はミヤマウスユキソウとイワカガミの群生になっていた。

ミヤマウスユキソウは鳥海や秋田駒では数少ないが、ここでは登山道の石組の間にもうじゃうじゃ。
踏まないように歩くのに気を遣うほど。

ミヤマウスユキソウとイワカガミ


ミヤマウスユキソウ


ミヤマウスユキソウ                         キバナノコマノツメ 
 


ミヤマキンポウゲ                           ミヤマカラマツ

 


次いでハクサンイチゲが再度現れるが花は総じて古くなっていた。

ハクサンイチゲ



ハクサンチドリとウズラバハクサンチドリも同時に現れた。
この山は花の種類が多い。その数は24日に登った鳥海山を遥かに上回るものだった。

ハクサンチドリ                                                                                         ウズラバハクサンチドリ

 


紫灯森を過ぎると、しばらく雪渓歩きが続く。
そのため花は一旦途切れるが、雪が融けたばかりの斜面では・・・

チングルマとイワカガミ


ショウジョウバカマ




ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)                ガクウラジロヨウラク

 

コヨウラクツツジ



低木林の稜線を歩いていたら、一瞬だが、ガスが取れた。





後編」へ続く。


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