モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

バナナワニ園紀行 1.水生植物編

2023年01月29日 | 熱帯植物

2009年1月24日、伊豆熱川のバナナワニ園を友人達数名と一緒に訪問している。
ふだん私は秋田市に住んでいるが、
前の日(1月23日)、自身、趣味でやっている園芸関係の集いが東京で開催された。

この集いの後、東京近辺の園芸どころに寄って帰ることが多いが、
この年はそれが伊豆熱川のバナナワニ園だった。

熱川から伊豆大島を望む。



伊豆の熱川と言ったら、私より上の年代では、
新珠三千代や富士真奈美((`o´)マサコ役)が出演した

ド根性温泉経営ドラマ「細うで繁盛記」を連想される方も多いかなと思う。
ところが、現実は駅を降りたら、「バナナワニ園」が口を開けて待ってる町だった。
ワニ園の上の方では一月と言うのに桜が満開。
これは早咲き桜の一種、アタミザクラで、メジロが花にいっぱい集るシーンにも驚いた。




熱川バナナワニ園



園の中に入ると、まずはブーゲンビレアの色の洪水が。




ついでド派手なハイビスカスを。

 



これ(右上)はキツネノマゴ科の低木、メガスケパスマ Megaskepasma erythrochlamys だろう。

かと思うと少し地味な花もあった。
カナリーナ・カナリエンシス Canarina canariensi。キキョウ科なのに赤系の色は珍しい。 




花の名前がスラスラ出てくるのには理由が有る。
名札がちゃんとついているせいもあるが、
今回、園に着いてから、学芸員の清水秀男さんにご案内いただいている。

清水さんは熱帯植物に関するバイブル本、「熱帯植物 天国と地獄」の著者でもある。

 
清水秀男さん                                  熱帯植物 天国と地獄


最初に訪ねたコーナーは熱帯スイレンのコーナー。










 





どの色のスイレンも素晴らしかったのだが、今回は特に薄いブルーの品種に魅せられた。

あとスイレンの葉にも斑が入ることを今回始めて知った。
清水さんによると、スイレンや水草を年がら年中綺麗に咲かせるには、
それなりのメンテナンスが欠かせないとのこと(腐った葉や茎の回収など)。

次はオオオニバス。
ここのものは葉のへりがあまり立ってなかった。
これは新しい葉が生長し始めたばかりの時期だからとのこと。








なおオオオニバスはハス科ではなく、スイレン科だと後で知った。

スイレン科以外の水草を二種。
ヌマオオバコ(キバナオモダカ) Limnocharis flava
科はオオバコでもオモダカでもない。ハナイ科 ⇒ キバナオモダカ科。

 



右上は珍しいマメ科の水草、
エスキノメネ フルイタンス Aeschynomene fluitans。


熱帯果樹編」に続く。


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