もっちゃんのボケ防止日記

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日展を見に行ってきた

2016年11月20日 15時54分22秒 | 日記
 昨日は朝から冷たい雨が降っていた。気温も上がらず、とても寒い一日だった。午後には雨は止んだが出かける気にならず。日展を見に行こうかとも思ったが、結局、一日家から出ることはなかった。

 今日は朝から晴れ渡り、気温も上がると天気予報が言っていた。そこで、昨日行かなかった日展に行くことにした。

 地下鉄の駅まで歩き、永田町で半蔵門線に乗り換え、表参道で千代田線に乗り換えて乃木坂まで行った。東京の地下鉄は複雑でわからない。戸塚安行駅から乃木坂駅まで地下鉄のため、全く空を見なかった。

 日展の開かれている新国立美術館は乃木坂駅と地下通路でつながっている。外に出ることなく、美術館に直行できるのは助かる。

 入場料1,200円を払い、美術館に入る。以前はインターネットで割引券を売っていたが、今はやってないようだ。昔ならば、65歳以上は安くなったはずだが…。

 始めに日本画を見た。日本画は、何となくぼやけた感じがしていて好きではない。それでも色遣いを見ていると、心が落ち着く絵が多い。

 次に洋画を見た。洋画の部屋に入ると、油絵の具の匂いがした。私は風景が好きなので、風景画を中心に見ることにしている。特選に選ばれた作品は、さすがに見ごたえがある。中でも東京都知事賞の作品には目を奪われた。外国の風景だが、光を実に上手く捉えている。日の当たる川面を見ていると、その場に自分が立っている気がしてくる。

 また、特選の中にあった「栗ケ岳の見える丘」という作品にも目を奪われた。手前のこんもりとした森とその周りの田んぼ、遠くに霞む山並み。じっと見ていると、絵の中に引き込まれそうになる。

 幾つもの部屋を見て回ったが、人が少ない。日曜日なのでもう少し混んでいるかと思ったが、やはり数年前に起きたトラブルが影響しているのだろうか。

 日本画と洋画を見た後、お腹が空いたので美術館の中にある休憩コーナーでお昼にすることにした。サンドイッチを売っていたので買おうとしたら、どれも500円以上だ。コーヒーとサンドイッチで918円。私としては、かなり贅沢なお昼だ。

 外のベランダで食べたが、紅葉の木々に囲まれてのんびりできた。

 食後は工芸美術を見て歩いた。様々な工芸作品を見ていると、家に飾りたくなる作品が多い。中で籐を使った作品や竹を使った作品に目がいった。日本の伝統を今に生かした作品で、どれも手が込んでいる。

 彫刻も見て歩いたが、彫刻は絵画以上に良さがわからない。裸婦像に交じって老人を彫った作品が幾つかあった。見ていると、年を重ねたモデルの人生を感じる。



 日展の隣で「ダリ展」もやっていた。見ようかと思ったら、入場制限がされていて30分以上待つことになるという。ダリの作品は、スペインに行ったときに見た思い出があるので入るのは諦めた。

 3時間あまり見て回り、疲れたので帰ることにした。家に帰ると万歩計は14,485歩になっていた。結構、いい運動になった気がする。