里の家ファーム

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「幸せの国」ブータン

2019年03月10日 | 社会・経済

ここがおかしい 小林節が斬る!

「幸せの国」ブータンで発見した「不幸せの国」日本との差

  日刊ゲンダイ 2019/03/05 06:00  

 若い頃からの勉強仲間であるペマ・ギャルポ拓大教授のご案内で、ヒマラヤの裾野にあるブータン王国を訪ねる機会を得た。

 かの国は、経済的にはまるで昭和30(1955)年の日本に戻ったような状況であったが、それでいて、現地の人々は今の生活に満足しているようであったし、第三者機関が行った調査でもそのような結果が出ている。

  まさに「足るを知る」人々である。

 そこで、少し調べてみたら、納得できる理由がいくつか見つかった。

 第一に、国策として、貧富の差をつくらないように努力している。確かに貧富の差が広がりすぎると、そこには、競争心、嫉妬、差別などの感情が生まれ、人心は荒むものであろう。

 第二に、国策として「良き統治」を掲げている。これは政治に徳を求めることで、力ずくの自由と民主主義の国から来た私には正直驚きであったが、仏教国ブータンでは本気で政治に徳を追求している。人口70万人の国で、国王自身が3500人の孤児の里親になり養っている。

   第三に、政治家が権力的な存在になっておらず、総選挙のたびに政権交代が起きている。

 だからだろうが、大臣や高級官僚に会ってみても、ひとりも「権力者面」をした者がいない。長時間、同席していても、皆、聡明な好人物であった。

 その点でわが国はどうであろうか。

 第一に、新自由主義という弱肉強食政策の結果、経済的格差が広がり、明らかに人心は荒んでいる。

 第二に、明らかに、権力者と親しいか否かで権力の対応が異なる政治・行政執行が行われているようにみえる。モリ・カケ問題でもそれがばれてしまった。しかも、政府の統計が粉飾されている国で政治が信用されるはずもない。

 第三に、選挙制度と自公の団結により、国民の25%の固定票が国家権力を独占している。しかも議席の世襲が常態化して、能力のない議員たちのスキャンダルが日常茶飯事である。

  もはや豊かでもない「不幸せの国」である。


またもやいじめ「自殺」


いじめ自殺か、女子高校生の父「学校の対応不十分」

TBS NEWS 3/9(土) 

前橋市内の踏切で電車にはねられ亡くなった女子高校生の父親が、JNNの取材に応じ、「娘はいじめを苦に自殺した。学校側の対応が不十分だった」と訴えました。

 「娘が書いたんですけど」(女子生徒の父親)

 これは、亡くなった女子生徒が残したメモです。「先生は私の言葉を信じてくれなかった」「ネットで悪口を言われた」などと書かれています。

 群馬県の県立高校2年の女子生徒は先月1日、踏切で電車にはねられ死亡し、警察は、自殺とみています。父親は、いじめを訴えたにもかかわらず、学校側の対応が不十分だったと話します。

 「1年前、1年生の時、(夫婦で)学校の方に行って抗議をしたんですけど、担任と校長は『ええ、しっかりと(対処します)』そんな言葉はうそでしたね。だまされました、私は」(女子生徒の父親)