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nandemo kandemoなんでもかんでもナンデモカンデモ
ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

水難

2008年08月30日 | 日記

 日本中に流れた水害ニュースを聞いて見舞い電話が続々。

 『水に浸かったの?』だとか『流されてない?』と遠方からの声。

ご心配頂きありがとうございます。<(_ _)>

間の悪いことに只中、片やご馳走ほうばって水害ならぬアルコールに浸り、

笑い声にかき消されて雷鳴も知らず、

夜中に長靴で身を固めた献身的相棒に迎えに来てもらっていたオキラク妻です。

 

死者も出てしまった娘の所在地岡崎から、

「ボートを積んだ自衛隊トラックがいっぱい!冠水道路で車がプカプカしてるっ!」

との知らせ。

高台にある市民病院で平常通り勤務中の報を受けひとまずホッとしました。

200005kitsukawacanoe2  過去2000年の東海豪雨。

当時カヌー一家であった我が家は、

奈良在住の同好の仲間が自分の船を車に積んでボランティアに駆けつけるという言葉に触発され

主人と長男が新川町へ。そのあと北区の伯母の家にも家族総出で後片付けの手伝いに行きました。

地震火事など災害ごとにその難は異なり、汚水濁流が退いた後の生活の場は、

とことん腐臭と汚物にまみれた手の付け難いつめ跡でした。

呆然と立ち尽くす姿。

諦めたまま座り込むお年寄り。

復興の時の流れとともにゴミとして積み重ねられていく家具電化製品。

洗い流した仏壇に手を合わせている人・・・

どれほど心を尽くして手伝っても、掛ける言葉も見つからず、

体も気持ちもいつまでも重かった記憶です。

生命の源である水。

水流水圧を利用することはできても、水に勝てることはないと思うのです。

淡水海水と親しみつつ、その力を知る必然性も大いにありそうです。(R)


名付けて“RoyalCheeseTart”

2008年08月28日 | 日記

080828royalcheesecake2   チーズケーキのバージョン・アップ。

今日は頂きものクリームチーズを惜しげもなく使ったチーズタルトです。

タルト生地は前回“ブルーシャトウ”のものと同じで、フィリング(詰め物)に凝りました。

クリームチーズを基本に卵・アーモンドプードル・

生クリーム(乳脂肪45%)・グラニュー糖・メープルシロップ・コーンスターチ・

アーモンドエッセンス・キルシュ漬けレーズン。

・・・カロリー計算はしたくありません。coldsweats01080828royalcheesecake

タルト生地を前日に焼く2度仕込みにしたので、サックサク間違いなし!

でも・・・ホイルで保護したのに焼きが北京ダック色。weepゴメン

「焦げの苦味が癖になる」とかなんとか、試食をした主人は太鼓判fullくれましたけどね。

今晩、知人宅の集まりで食べてもらえるよう直径24㌢を16等分。

勝手に“Royal”と名付けた自称逸品です。さぁ持ち寄り用ご飯も作りましょ!(R)


2008 夏のおわりに…

2008年08月26日 | 日記

200807senteitosou 7月に入ったとたん熱帯夜と酷暑に見舞われた今夏。

記録的な猛暑に加えて、忘れられない出来事がたくさんありました。

巷を賑わせた“北京オリンピック”は世界的に想い出深いものでしたが

、私的にも心に残ることの多かった2008年の夏です。   

 200807takeshima

 

 

 灼熱の下の船底塗装に始まり、怒涛の如く過ぎ去った夏の日々。

  200808jyoukojihasu2

 知人の急逝直後に目にした、感慨深い菩堤寺の蓮園。

 

200808kurobesuika19kgの入善西瓜。境内から望んだ竹島。

 

 

200808mikawawanhigure1そして百回百様の三河湾。

留めておきたいシーンには思わずカメラを向けてしまいます。

 あっという間に9月の足音。

行く夏を惜しんで、アルバムファイルをクリックしてみます。

ゆっくり、じっくり、あの時あの声を想い出しながら・・・。(R)


創流~日本舞踊~

2008年08月18日 | 日記

080817kanban  同級生が日本舞踊界で創流。0808172

 友人が幼少の頃から身を置いていた日舞界。

半世紀の時を経て、姉妹で流儀を立ち上げたとのこと。

華やかなりし舞踊の道、恩師やクラスメイトとともに興味津々で応援に駆けつけました。

0808175  楽屋をのぞけば、開演出番前の慌ただしさと、

衣装やカツラ、小道具の絢爛さに目を奪われます。

まるで異次元。舞台には花道も設けられています。

0808178 開演後、次々と披露される演目は、

創流のお披露目とあってかなり気合の入ったもの。

殊に、会主であり流儀の家元とでも 呼ぶべき姉妹の舞った、

地唄「こすの戸」と長唄「鷺娘」では、客席にため息もきかれました。0808172_2

0808174_2  一門の運営・統率、出稽古を含めた流派の維持、

開催まで の交渉手配手続き、あらゆる努力を経ての今日。

想像もつかない苦労があったことでしょう。

 今日の拍手やお祝いの言葉は、姉妹の努力に報いたもの。

舞踊という手法で自己を表現し、舞台で脚光を浴び演じたものは、

まさに称美称賛に価するものだったのです。(R)


2008 なつのおもひで~復路編~

2008年08月15日 | 日記

答志島への再来を決意しつつ、帰路に着きます。

復路は一旦神島を南に回り、太平洋をちょっぴり感じて伊良湖水道を横断。

0808kamishimazenkei3

 Kamisimatoudai神島全景です。『潮騒』“新治と初江”の歌島でもあります。

穏やかながら伊勢湾とは違ったう0808iragopilot_boatねりを感じながら南下すると、

過日伊良湖ビューホテルから臨んだ神島灯台が見えました。

 三島由紀夫が“伊勢海と太平洋をつなぐ狭窄な海門”と表した伊良湖水道を渡ります。

 右手に、もやっと大型の船2艇を確認。

太平洋からこちらに向かっているのが見えている時点で渡り始め、

航路境界の浮標にあと一歩という時に、巨大船の水先案内ボートが追い立てるように「ボォー!」。coldsweats02

Kamishimaoogatasen_2 3艇の真後ろを、伊勢湾内に入っていくコンテナ船がゆうゆうと通り過ぎてい0808barolospin きました。

 太陽が頭上から容赦なく照りつけ、風の恩恵を祈っていると程なく、

願いが通じたのか南風が吹き始め、先ゆく『Barolo』艇が

第3のセールと呼ばれる『スピン』を上げるのが見えました。

帆が風をはらみ、みるみる引き離されます。まさに快走。dashうらやまし~

 多くの教訓と課題を与えられたこのクルージング。

帰港早々自艇のスピンを格納庫から取り出し、試行錯誤を始めたわが艇長。

 次回の大海へのいざないを待ち望んでやみません。次はいずこへ…(R)


2008 なつのおもひで~島巡り編~

2008年08月15日 | 日記

じりじり焼け付く肌を気にしながら、答志島北側の舟越浦から南の和具へ徒歩で縦断。

のぼりくだりとおよそ30分も歩いてようやくたどり着いた展望温泉『寿々波』。

眼下には漁船で埋め尽くされた和具港がくっきりみえます。

0808toosijimasuzunamionsen おもいっきり潮も汗も流し、 空腹を抱えてロビーで佇むこと30分。

待てど暮らせど一向に出てこない男性軍にやきもき。

聴けば男湯からは神島、伊良湖に太平洋と景色に格段の差がついていたようで、

“真湯風呂”という低温泉で0808daiharusazae浸り尽くしていたらしいのです。

至福の時を過ごせて何より。

 いよいよお約束二つ目。

温泉お向かいの店『大春』。「とりあえずビール」と、正しい日本人の注文をして待つこと3分。

一品目に出てきたアテがサザエ。

洒落て言えば“サザエの冷製”とでも言いましょうか…

ひんやりつるりの磯風味が身を震わせるほどの美味しさ。

0808daiharunisigai感動覚めやらぬうちにお次のニシガイ。

そして私を一番魅了したのは『鰆の刺身』

舌にのせ、まったりとした食感を楽しんでいるうちに

口の中に広がる脂肪がとてもフルーティー。初めての味覚です。

 “自分へのご褒美”という言葉は好きではありませんが、

時間と労力を費やしてようやくたどり着いた末のこの料理は、報奨品と言えなくもありません。

0808daiharusawara 太平洋と伊勢湾の境い目に位置するこの島は、

荒波から守られつつも豊かでありうる特異な漁場なのかと思えます。0808toosijimadaiharu1

 〆のすし桶は瞬く間に空になり、お腹の中はまさに竜宮城化していました。

ごちそうさま。

 船に戻る道は、ほろ酔いと充実感で足どり軽く、秋の虫の声が心地よく聞こえます。

 あっという間の一日の終わり、眠るのが惜しいくらいステキな夜が更けていきます。

まだ、つづく・・・(R)


2008 なつのおもひで~島巡り編~

2008年08月15日 | 日記

じりじり焼け付く肌を気にしながら、答志島北側の舟越浦から南の和具へ徒歩で縦断。

のぼりくだりとおよそ30分も歩いてようやくたどり着いた展望温泉『寿々波』。

眼下には漁船で埋め尽くされた和具港がくっきりみえます。

0808toosijimasuzunamionsen おもいっきり潮も汗も流し、 空腹を抱えてロビーで佇むこと30分。

待てど暮らせど一向に出てこない男性軍にやきもき。

聴けば男湯からは神島、伊良湖に太平洋と景色に格段の差がついていたようで、

“真湯風呂”という低温泉で0808daiharusazae浸り尽くしていたらしいのです。

至福の時を過ごせて何より。

 いよいよお約束二つ目。

温泉お向かいの店『大春』。「とりあえずビール」と、正しい日本人の注文をして待つこと3分。

一品目に出てきたアテがサザエ。

洒落て言えば“サザエの冷製”とでも言いましょうか…

ひんやりつるりの磯風味が身を震わせるほどの美味しさ。

0808daiharunisigai感動覚めやらぬうちにお次のニシガイ。

そして私を一番魅了したのは『鰆の刺身』

舌にのせ、まったりとした食感を楽しんでいるうちに

口の中に広がる脂肪がとてもフルーティー。初めての味覚です。

 “自分へのご褒美”という言葉は好きではありませんが、

時間と労力を費やしてようやくたどり着いた末のこの料理は、報奨品と言えなくもありません。

0808daiharusawara 太平洋と伊勢湾の境い目に位置するこの島は、

荒波から守られつつも豊かでありうる特異な漁場なのかと思えます。0808toosijimadaiharu1

 〆のすし桶は瞬く間に空になり、お腹の中はまさに竜宮城化していました。

ごちそうさま。

 船に戻る道は、ほろ酔いと充実感で足どり軽く、秋の虫の声が心地よく聞こえます。

 あっという間の一日の終わり、眠るのが惜しいくらいステキな夜が更けていきます。

まだ、つづく・・・(R)


2008 なつのおもひで~往路編~

2008年08月14日 | 日記

 目的地設定。三重県鳥羽市答志島町舟越浦。

直線距離にして約25.6海里(およそ47㎞)。

0808iragosuidou_2 午前6:50風なし波なしのラグナを出発。

前にも後ろにも心づよ~いYacht友『Barolo』さんと『SPRINGRAY』さん。

照りつける太陽以外怖いもの無しの気分で、意気揚々と三河湾を突き進む。

 機走2時間後、西浦沖でスナメリ発見!でも答志島への意気込みを察して0808iragosuidou3か伴走は叶わず。

0808iragosuidou2 いよいよ伊良湖水道横断。

幅およそ1.2キロ、数分おきに大型船が行き交う航路に横断歩道(?)はなし。

右見て左見て…とぉ~くにかすかに見えてた船影が、見る間に眼前に迫ると妙に興奮してしまう。

エンジンフル回転、無事通過。sweat01

 このあと歓迎するかの如く吹き始めた南風は、

MOONRAKER好みのクローズドリーチとアビームでいとも簡単に舟越浦へといざなってくれた。

0808hunakosiura 午後1時過ぎ、水先案内艇に着いて行くと、港内は“どえりゃ~ひれぇ~がね!

(なぜか名古屋弁「とてもひろいですわ!」の意)”で、

もうルンルン気分の祝・着岸。汗か涙か…瞼にじわ~んと浮かんでくる。

 世帯数770余、人口3000人足らずというこの島は、

関が原の合戦で有名な水軍「九鬼一族」の本拠地だったという歴史あるところ。

 いよいよ島内の目的地、お約束のひとつ“展望温泉”へと向かう。

照り返しのきつい、真新しいアスファルトの道を歩く

5人の頭をよぎる物は、spaのみであったに違いない。つづく・・・(R)


地上245㍍

2008年08月07日 | 日記

080806midland2080806koudo245m  Lunch友に誘われて 眺望を楽しみました。

51階にあるレストラン『Cepages 』。

今、名古屋で一番夜景の綺麗なレストランだそうです。

 

 前菜にフォアグラ入り“パテ”、メインはモッツァレラを生かしたリングイネ、

デザートにブラックチェリー&濃厚チョコレートソルベ。080806cepagezensai

Lunch友の美食アンテナは、稼業『旅行代理店』情報を含め、しっかり網羅されて いるみたい。080806spiral

片田舎に密やかに佇んでいる私にとって、かなり重い腰を上げるべく魅惑のひとときとなります。

いつもありがとう<(_ _)>謝謝 お返しに秋のクルージングに誘いましょう・・・

 

 080806dessert_2久し振りの都会、大好きなデパ地下も堪能しました。

狙い目はスーパーよりも安い野菜類。

美味しそうな“アンチョビ詰めオリーブ”の量り売りや

ひときれでお腹一杯になりそうな“キッシュ”もありました。

 

 おしゃべりに笑い声・・・心のグラスにラムネを注ぎ込まれた気分です。(R)


海図&GPS

2008年08月05日 | 日記

 ドライブに欠かせないカーナビ。

海上でこれに匹敵するのがGPSおよび海図です。

海の上など縦横無尽、道無きに等しいと思いがちですが、浮遊物、生簀に海苔網、水面下には難儀な岩礁と、

海底に向かって2㍍近いバラストキール(錘)を抱えたヨットにとっては避けるべきものがたくさん。

まして霧・雨・夜間航行時など視野の効かない海では、唯一頼れる三種の神器の一つです。

0808nissanmarina GPSはカーナビ同様、現在地や目的地を示しつつ水深、危険箇所、ポイントまでの距離と軌跡、

はたまた方角、スピードまでも教えてくれる優れものです。

ティラー(舵)を握りつつ、スピードメーターに一喜一憂し、ズームイン・アウトをしながら目的地までの最短進路も探ります。

今夏の一大クルージング“答志島行き”を控え、予行演習で西浦半島の日産マリーナに挑戦。

ここは、初めてヨットを陸路見学に来た想い出深いマリーナです。0808nissanmarina2

南国風のショップやレストランからは、梶島や大小の島々が見えラグーナとは違った趣。

マリーナ後方の丘には『愛知こどもの国』のSL機関車が山頂へと未だ走っているのが見えました。

むか~し子ども達を連れて日長一日遊びまくったお気に入りの遊園地、

芝の上を転げまわったりうさぎを抱いて戸惑う顔が走馬灯のようによみがえります。

 日焼け止めでしっかりブロックしたはずの顔や手足が、

汗にすっかり流されてヒリヒリ熱く火照ります。

タオルなど手近にあるものを身にまとい、炎天下の蒸し風呂を味わいながらも7ノットのスピードに気をよくし、

ポンツーンに戻ってからは答志島行き準備に勤しみました。

もちろん念には念を入れ、答志島近辺の紙面“海図”も手に入れます。(R)


2008酷暑・作陶

2008年08月04日 | 日記

080802sakutou2 めちゃ暑い!エアコン入ってても暑いっ!とにかく暑い!

 一年に一度、窯焚き窯詰め作業ボランティアのご褒美として8㌔の陶土を自由に作陶できる。

丸一日費やしても結構大変。それが真夏となるとホント大変。

叩いてひねってこねて、延ばして積んで・・・粘土の上にポタリポタリ汗が落ちる。

額の汗がちりちり目に沁みる。

首すじ背中を雨雫のように汗がつたう。

タオルで拭いても拭いてもブワッとまた汗が噴き出す。

補給する水分が体に入ったとたん汗に換わる気がする。

080802sakutou1昼近く、ようやく形が出来上がってきたと思ったら、

よりによって修正の効かない立ち上がりの強度不足が判明。

泣きたくなる思いをこらえ、えいやっ!と潰して作り直し。

ぐっしょり濡れたタオルを絞って気分一新。

同じ轍を踏まぬよう、慎重気味に積み上げるとどうしても厚く小さくなってしまう。

一時間後ようやく目鼻がつき、早朝作った巻き寿司を教室近くの木陰で頬張る。

冷えた酢めしが脱水間際の胃に活を入れてくれるようで食欲旺盛、無言でパクつく。

汗で濡れたシャツが気化熱で体を冷やし、どんどん乾いていくのがわかる。

もうひとふんばり。

0807yugamihanaire 前回作陶した「ゆがみ花入れ」を受け取る。

焼き上がりを手に取ったら、窯出しかと思うほど熱い陶肌。

その色合いは窯の中の灼熱を訴えるかのようにもみえる。

 夕方になっても重い熱風が吹き渡るなか、体中の水分が入れ替わった心地で家路に着く。(R)