目的地設定。三重県鳥羽市答志島町舟越浦。
直線距離にして約25.6海里(およそ47㎞)。
前にも後ろにも心づよ~いYacht友『Barolo』さんと『SPRINGRAY』さん。
照りつける太陽以外怖いもの無しの気分で、意気揚々と三河湾を突き進む。
機走2時間後、西浦沖でスナメリ発見!でも答志島への意気込みを察してか伴走は叶わず。
幅およそ1.2キロ、数分おきに大型船が行き交う航路に横断歩道(?)はなし。
右見て左見て…とぉ~くにかすかに見えてた船影が、見る間に眼前に迫ると妙に興奮してしまう。
エンジンフル回転、無事通過。
このあと歓迎するかの如く吹き始めた南風は、
MOONRAKER好みのクローズドリーチとアビームでいとも簡単に舟越浦へといざなってくれた。
午後1時過ぎ、水先案内艇に着いて行くと、港内は“どえりゃ~ひれぇ~がね!
(なぜか名古屋弁「とてもひろいですわ!」の意)”で、
もうルンルン気分の祝・着岸。汗か涙か…瞼にじわ~んと浮かんでくる。
世帯数770余、人口3000人足らずというこの島は、
関が原の合戦で有名な水軍「九鬼一族」の本拠地だったという歴史あるところ。
いよいよ島内の目的地、お約束のひとつ“展望温泉”へと向かう。
照り返しのきつい、真新しいアスファルトの道を歩く
5人の頭をよぎる物は、のみであったに違いない。つづく・・・(R)