気温18度まであがったこの日、
午後遅くからマリーナへ。
陽光も潮風も2月とは思えないほど
ふんわりふわふわ漂い
海に出て周りを見渡せば
「大島」「姫島」が僅かに確認できるものの
何もかもが霞む洋上で、しばしぼんやり波間にぷかぷか。
シットリ夜露の降りる夕暮れ、湿り気をたっぷり含んだ空気も
カリカリうつうつとしていた心を穏やかにさせてくれました。
このあと宵闇に建つ500㌧の海水プールに浸かって肩ほぐし
ジェット水流で全身マッサージを試み芯からホカホカ。
夜半過ぎに帰宅してからの夕食は牛すねシチューと
「道の駅」で買った多肉吸塩ミラクル野菜“アイスプラント”&
“ルネッサンス”とまとのプチキラふわとろサラダ。
ほんとうに久し振りに我が身をイタワッタような気がしています。(R)
重度のめまい吐き気に襲われた姉が
点滴治療を受けるため病院に付き添いました。
『発作性頭位性目眩』と診断された病名
なにやら内耳の中にたまたま砂が入ると出る症状なのだそうです。
いろんな原因要因があるそうですが
心当たりのある自分の既往症に
「さもありなん」と姿を重ねました。
起床時、覚醒する意識の中で
「あっ、きたな・・・」と思った日は
頭痛、頭重に付き合うことになり
さながらそれは昔のパチンコ台で
多数の釘にはじかれいろんな打撃や仕掛けを経て
悪玉が受け口に入ったときのみ起こりうる
“ Unlucky777 ”の様な確立ででる持病。
薬を飲もうが湿布を貼ろうが
あらゆる手を尽くしても治まらず
観念して付き合うしかありません。
仕掛けをされた日は、
そのヤッカイな身をいたわりそしてだましつつ
それでも飲み食い見聞きしゃべることができるだけ、
感謝して過ごします。
不調や痛みは、同類相憐れむ同調が、
一番救いとなり得ます。(R)
入試合格発表後の日曜日。
大学には入学手続きに加え
一人暮らしの為にアパートを探す学生家族も来訪。
更にこの日、看護師国家試験、
児童水泳大会、サッカーの試合と
各種さまざまな会場となった構内に、
まさに老若男女の人々がヒシメキ
二輪四輪、マイクロ、大型バスが
広さを誇る駐車場を埋め尽くしていたそうです。
敷地内にはコンビニ、レストラン、
モスバーガーにスガキヤ、
銀行ATM、医療センター
各種グラウンド施設や蔵書数を誇る図書館などがあり
不自由なく暮らせるほど。
人が集まれば出会いがあり、
コミュニケーションが生まれ
よしにつけあしきにつけ感化しあい
いろんなモノが育ちます。
春らしい穏やかな日差しのもと
“啓蟄”の如くきらめく動きが
あちらこちらであったように思います。(R)
ユートピア、理想郷、楽園、桃源郷、
パラダイスに無何有郷
言語数以上、かなりありそうな
このたぐいの言葉。
サンガリア・・・それはドリンクメーカー、
天井についてる・・・それシャンデリア
『シャングリラ』という言葉は、
1930年代イギリス人の小説にチベットの僧院名として登場
不老不死とされるその聖地の名は、
西洋人が持つ東方への神秘的憧れの表れだったそうです。
あったらイイナ的世界とあるベキ世界とでも
その内容は違ってくるのかもしれません。
例えば、この世に対するあの世とか天国や別天地
現実から逃れるための“心のより所”
昔話風に言えば『竜宮城』といったところ。
大きな隔たりや不遇から逃れて生還する
“別世界”的「夢の地」も
長居をすれば不自由になり
心地好さに飽きがくるのも必然。
想像力が乏しいのか、
さほど苦難を知らないせいか
「願ったり叶ったり」のその世界には、
畏怖を感じてしまいます。(R)
「紙バンド」を米袋の口紐といってもすでに通じないので
低価格でダイオキシンも発生させない地球に優しい材料
古紙の再生、再利用なのだと説明します。
エコ関連の言葉はreの付くものが多く
よく知られる3Rの「reuse」「reduce」「recycle」
refuse(不用品購入抑制)も加えて4Rで使われることもあるそう。
ネットのトップページに「renovation」の住宅ニュース。
「reform」じゃなくって補修改造修理して古い家を使うという
違いがよくは分かりませんが
これは骨董品とかを大切にするヨーロッパ的発想とも。
創意工夫の得意な日本人の知恵と技術で
廃墟化する建物をふたたび甦らせるのがひとつの手法だとしても
それぞれ「re」の行く末を見極めるのも大切だと思います。
近所の工場跡に『古紙再生工場』が近々建つようです。(R)
風花が舞い寒風吹きすさぶ窓の外の冬景色は
外界への猥雑な好奇心やかき乱す誘惑からきっぱり切り離してくれ
ここぞとばかり気も身も入り手仕事に没頭させます。
初めて女子高生ばかりとなった紙バンド講習会。
黒一点というより白髪初老の熟年先生も生徒として加わり
無骨な手で篭編みされてみえました。
おもてなしを戴きつつ丸一日を過ごし
賑々しさに包まれての集合写真。
暮れなずむ校舎の階段を
ゆっくりゆっくり降りる“わらぞうり”講師のお年寄りの
丸い背中に心からねぎらいの声を掛けたくなりました。
今年は作成後あれこれアレンジする生徒さんが多く
余った材料や持参したカラー紐での好奇心旺盛なチャレンジに
次の機会にはより多くのサンプルや材料を揃えたいと
準備に早や余念が無くなりそうです。(R)
遊び心と割り切っていても
“恵方”ってなに?どっち?
と、信仰心も薄いのにやたら気になる。
福徳を司るメデタイ女神様は『歳徳神』と呼ばれ
強い吉運のオーラを放ちながら毎年移動されるんだそうです。
その年その女神様のいらっしゃるところが恵方とよばれ
『東北東・西南西・南南東・北北西』の
たった4方向に限られていると知りました。
方位方角は地磁気に因るのだと思いますが
いま宇宙に居るアノ方は
どっちを向かれるのかと頭を悩ませながら
とはいえ呪術的思考になかなか背けない自分です。(R)
2月3日は恵方巻き。
節分の日、
近年この言葉を知らない日本人はいないと思うほど
当たり前の如く夕餉の食卓に巻き寿司。
簡単お手ごろかつ国民大好きお寿司となれば
はむかう理由もなし
干しシイタケを戻し煮含めて卵を焼き
数の子を塩抜き
巻けば海路の日和ありって感じで恵方を探す。
まちがってはナラヌと方位を確かめかぶりつき
あごが外れんばかりの太巻きと格闘しつつ
熱々のアサリの赤出汁をすすれば
至福のときが過ぎていく。
「ふくは~うち、おには~そと」
鬼は炒り豆が苦手だったはず・・・(R)
卒業試験を終えた学生さんの引越しが始まりました。
荷物を引き上げに見える親御さんとの会話は
「早いものですねぇ。入学式がついこの間のことのよう・・・」
ひとり一人いろんな思い出がよみがえります。
4年間の学生生活で心身ともに大きくなられ
それぞれ卒業後の進路に向けての旅立ちです。
引越しの一人はお寺のご次男
今月から一年間僧侶になるための
修行に行かれるのだそうです。
仏道にも資格のようなものがあり
これを経ないと
葬式が挙げられないというのに驚きました。
その道は生易しいものではなく
多くの方が脚気になるほどとか。
こうして何人の後姿を見送ったことでしょう…(R)
編みヒモを加減して
サイズ違いの「入れ籠」をつくりました。
紙バンドの最小単位で編んだら
ミニチュア風になり
ついつい欲を出して
あれもこれもと重ねてみることに。
手元での細かい作業は苦になりませんが
ふと視線を移したテレビの画面がぼやぼや。
しかたなく、昨年の暮れ
生まれて初めて作ったメガネをかけたら
遠くははっきりすっきり見えるけど
手元を見ればぼやけて
微妙~に気持ち悪く、かけたり外したり
使い慣れるまでしばらくかかるようです。(R)