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nandemo kandemoなんでもかんでもナンデモカンデモ
ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

・・・続いて『虫』

2007年08月31日 | 日記

雨模様の今朝はセミの鳴き声もピタリと止み

夏の終わりを告げるかのよう・・・。

先日訪ねた息子の住む東京の武蔵野の森では

ミンミン蝉が耳を劈くばかりに鳴いていた。

なんだかその威勢のよさが『江戸っ子風』で

蝉にも気風があるのかと思ったほど。

娘の勤め先は岡崎の高台にある森に囲まれていて、

夏の盛りでさえ鶯と油蝉とツクツクボウシとヒグラシが一堂に鳴いているらしい。

なんともへんてこりんな感覚に陥ると嘆いている。

こちらはカオスか?

当地は主に油蝉とツクツクボウシ。

でも、つれあいが今年近くを散歩していたら、クマゼミにお目にかかったという。

折りしもNTT工事の人から『クマゼミ被害』を聞かされたばかり。

なんでも光ケーブルに卵管を突き刺して卵を産みつけられトラブル続出だとか。

クマゼミの母性本能って・・・光物に弱い?・・・まさかね^_^; (R)


玉虫

2007年08月16日 | 日記

今夏続けて2度も玉虫にお目にかかった。

玉虫といえば法隆寺の『玉虫の厨子』。

070815tamamusi仏像を納めるための現在の仏壇の原型ともされる箱に、

3千匹もの玉虫の羽根が貼られていたという。

http://www.d7.dion.ne.jp/~gyoun/kisetu_natu.htm

その神秘な美しさに惹かれ、

飽くことの無い美への追求のごとく飾り尽くされたその厨子は、

小学校の修学旅行の薄暗い木の回廊越しにみたかすかな記憶の中でも色褪せ、

強欲の塊のようであまりいい印象ではなかった。

体長5㌢は優に超えるこの玉虫の飛翔は、

その羽根の厚みからかブーンという唸る様な重い羽音。

目の前を過ぎる間に陽光を浴びたその体は、

たしかに虹色に耀き神々しく光りの帯を創っていた。(R)


たんころりん&ししコロッケ

2007年08月05日 | 日記

070805anagama今日は作陶の日。

汗だくになりつつ8㌔の土をこね四耳壺の完成。

なかなかの会心の出来栄えに気をよくして帰ろうとしたら、

工房の片隅に見慣れぬ作品を見つける。

聞けば足助の「たんころりん」の行灯とのこと。

早速現地へ見に行くことにする。

豊田市に合併した足助町の陽はまだ高く、

真夏のお照りに「あぢあぢ」と大汗をかきながらとりあえず街中を一回り。

塩街道の古い町並みを、あちこち店を覗きがてらの散策。

道行く浴衣すがたも周りの景観にしっくり馴染んで見える。

070805tankororin3_1街中を流れる乙川のほとりを歩き、

いかにも山里らしいヒグラシをきき、

茶店で思いもよらぬ芳醇な香りのアイスコーヒーを頂き、

銘菓「たんころりん」に舌鼓を打つ。

地元の人の話によれば、

火を灯す「瓢燭(ヒョウソク)」が瓢箪に似ていて転げやすいことから

「ひょうたんころりん・・・たんころりん」となったという。

足助は古くから竹の産地で、

日本でも有数の竹竿・竹弓職人が見えるとか。

その竹を六つ目に編んだ篭をヒョウソクにかぶせ、

街中を照らすという云わば町興しらしい。http://asuke.tv

070805tankororin1 15分も歩けば隅からすみまで巡りつくしてしまうほど小さな足助の町は、

「たんころりん」の明るさが増すとともに人通りも賑やかに。

小腹も空き、目の前の「ししコロッケ」の看板のある肉屋で名物?にパクつく。

猪だからちょっと臭いかな・・・とも思ったけど何てこと無かった。

喧騒が苦手な自分には味わい深い町歩きのひと時となり、

丸一日の土踏まずのコリもじんわり揉みほぐされる様な気がした。(R)