友人が幼少の頃から身を置いていた日舞界。
半世紀の時を経て、姉妹で流儀を立ち上げたとのこと。
華やかなりし舞踊の道、恩師やクラスメイトとともに興味津々で応援に駆けつけました。
衣装やカツラ、小道具の絢爛さに目を奪われます。
まるで異次元。舞台には花道も設けられています。
創流のお披露目とあってかなり気合の入ったもの。
殊に、会主であり流儀の家元とでも 呼ぶべき姉妹の舞った、
地唄「こすの戸」と長唄「鷺娘」では、客席にため息もきかれました。
開催まで の交渉手配手続き、あらゆる努力を経ての今日。
想像もつかない苦労があったことでしょう。
今日の拍手やお祝いの言葉は、姉妹の努力に報いたもの。
舞踊という手法で自己を表現し、舞台で脚光を浴び演じたものは、
まさに称美称賛に価するものだったのです。(R)