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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

あおゆず

2010年11月21日 | 日記

真っ白なカブがおいしく漬かりました。

          

 柚子皮と唐辛子の赤いワッカはマストアイテム

ピンポン玉ほどの青柚子ひとつが

漬物のほか塩辛、うどん、ツミレ、鍋、おでんと

“実を粉”にして活躍してくれてます。

      

 寒くなるとサラダは出番が少なくなり

ピクルス、塩、梅酢、味噌、麹、しょう油漬けなど

味のしみた野菜根菜がほかほか炊き立てごはんにのせられ

食卓の名脇役になります。

    

 道の駅や青空市場に並ぶ、まだ土の匂いがするような

白菜、大根、かぶら、ひのな、みずな、ごぼう、きくいもなど

刃を当てればパキッ、さくっと切り口も瑞々しく

袋一杯買いこんでも塩漬けでかさも減量、味も凝縮

寒さに耐えた野菜のお漬物はそのまま“冬の旨味”です。

      

パリぱりポリぽりと食めばふわっとくすぐる柚子と大地とお日様の香

今晩も歯応えを楽しみ畑の恵みを頂戴します。(R)


ともづな

2010年11月19日 | 日記

腕にヨリをかけて、ヨリを戻す、今は目にする機会も少ない『こより』のヨリ(撚り)

お蚕さんの吐き出すシルクもわたを紡ぐ綿糸や羊の毛糸も

“ヨリ”を掛けられてこそ扱いやすく丈夫で美しい

「糸・紐・綱・縄・ロープ」になります。

       

 稲わらや草木など自然界にある天然繊維のほか

強度耐性の高い化学繊維や金属をふくめ素材もさまざま。             

撚りのかかった糸紐が組み合わさって

より太く丈夫な綱・縄・ロープになるのですが

撚り数、撚りの向き(左右)、撚った糸の組み合わせなどにより

風合いや肌触り、光沢も伸縮性もちがう多種多様な製品になるとか…

身の回りのヒモ類もつい「どっち撚り?」と目を凝らしてみれば

慣れ親しんだ『くらふとバンド』はコヨリが互い違いに接着してありました。

   

 

正月に飾る「注連縄(しめなわ)」は自然の産物である稲藁を

“縄に結い道具化する”行為を神聖の証とし奉るのだそうです。

穂が着く前の稲を刈って青さを損ねないよう保管

干した葉や茎をしめらせ丁寧にワラ打ちし

手のひらですり併せ撚りをかけつつ

互いに撚りあわすのが縄綯い。

 

最近の高級しめ縄は

「フラワーコンシェルジェ」作となってて驚きです。

 

 

 『縄』と『綱』の違いはと問えば

縛るか引くか繋ぐかの使い道の違いとか太さの違いとか

納得のいく確かな仕分けも見当たらず

所有権を主張する『縄張り』、捕り物帖の『お縄』

プロレスのロープ・ブレイク

ボクシングのロープ・ダウン

縄綱ロープをめぐる用語や

まつわる話ウンチクは数多くありそうです。

       

船舶を陸につなぐモノは

係留ロープ、舫いロープ、ともづなとも呼ばれ

容赦ない太陽紫外線と風雨塩害に

年がら年中さらされ酷使されています。

 

ウチのもそろそろ換え時と

丈夫なナイロン製8つ打ちロープを準備

舫いやすいよう片端を輪にする方法を教えていただきました。

 

左右しっかり撚りの掛かった

8本のヒモがうねうねと組まれ

太さ16㍉にもなった頑丈なロープを

いったんほぐし再度差し込んでアイ加工。

 

うら若き先生の懇切丁寧な解説にもかかわらず

額に8を寄せ汗をかき

8つ当たり気味に綱と格闘する講習会はタダナラヌ雰囲気

 

周囲からは岡目8目やんやの助言声援その他

ようやくできあがったごっついアイスプライスに

喜びひとしお、教えていただいた女史に感謝深謝です

 

“擦れ止め”のラインガードに艇名までいれて

初の自家製舫いロープに“思い入れ”たっぷり

 

船の舫いは固定や保護、安全確保のためであり

けっして愛艇のなわばりや

所有権を主張するためのモノではありません

 

大海に向けて“ともづなを解く”のはいつのことでしょう。(R)


庭師でR

2010年11月12日 | 日記

実家の庭のフェニックスが

育ち茂りすぎたので

業者に伐採してもらうことになりました

 

正月を迎える前に剪定刈り込み冬支度をと

引く手数多の庭師さん

いまは一年で一番の“カキイレドキ”です

植樹30余年、長年親しんだ大木の姿の見納め

庭木一本で胸がキュンとなるのはなぜでしょう。

      

                    

 

ひと夏放置されていた当館の中庭

         

酷暑がおさまっても水撒きのとき以外近寄り難く

見てみぬ振りをされ草ぼうぼうになった庭を

必死の思いで剪定、草刈り、枝払いなどしました

   

11月だというのに蚊にあちこち刺され

剪定中に蜂ブンブン

無防備の服装を悔いながら

刈り込み鋏でおもいっきりザクザクしまくりです

   

 高さ8㍍ほどに伸びてしまったクロガネモチの木は

物干し場が陰るため梯子に登って3㍍ほど切り詰め

あじさいツツジサツキ類は来期の花をあきらめ虎刈り坊主

ツクバイに添って植えてあった伸び放題のツゲは掘り起こし

ちょきちょきデザインする“トピアリー”用に鉢植えしました

            

宵闇になった頃ようやく庭先がすっきりさっぱり

本日の収穫はひとかかえもあるモチノキの丸太と

大小の蜂の巣です

         

 庭はすっかり冬支度ができたので

つぎはランや月下美人の鉢を

室内に取り込み始めます。(R)


冬立つ

2010年11月08日 | 日記

三河湾の離島は 

“ぷち・とりっぷ” に “島ガール” と

言葉巧みに誘(いざな)い・・・

                                                            

どっちを向いても見目麗しく・・・

  

 

  そこかしこで興味をそそり・・・

 

 旺盛な食欲も満たし・・・

                                                                     

たおやかに立冬の気配を偲ばせながら・・・                                      

                                 

更なる島の活性を図ります・・・(R)


二の足

2010年11月04日 | 日記

 2011年度、新入生下宿紹介開始

 

毎年晴れ上がる「文化の日」は例年自宅待機が多いのですが

台風一過の後片付けという名目に

ためらいながらもマリーナへ

案の定、着いたとたん

来訪の転送連絡が入り留守を詫びました

             

澄み切った秋空を

ひゅるひゅる吹き抜ける風は風速計で約10㍍

日差しは心地よいものの出航していくのはほんの数艇

 

むろん“根性無し艇”はエンジン始動にも二の足を踏みます

ポンツーンのウォーキングも足もとがややふらつき

風音ピューピュー海面ざわざわ

整備中のデッキで帽子が飛ばされたり

傾きに道具が落ちそうになったり・・・

    

軟弱セーラーですしイルミネーションの飾りつけも近いとあって

今期終了の締めくくり整備の日となりました

    

夕暮れまで僚艇でお茶をご馳走になったあと

“木枯らし一号”と呼びたい肌を刺すような寒風と

シンシンと骨身に伝わってくる冷え込みで

ストーブを引っ張り出すことに

       

ゆらめくランタンのあかりとヒーターの温もりのなか

バーボンを舐めながら

取り替え準備中の舫いロープの寸法計算や

荷物の整理整頓、食品調味類のチェック、衣類寝具載せ替え・・・

ゆらりゆらり、ちゃぷんたぷん、ぴちぴち、じょわじょわ、ぎゅるぎゅるん

船底から伝わってくるふしぎな音のなかで

ひとねむりしてしまいました

    

海面で数本のロープにつながれただけの狭い空間ですが

数㌢のFRPに囲われた艇内で過ごす“時”は

心細さゆえに物語的で  不便さゆえに幻想的

               

 「なにがなんでもいかなくっちゃ」と言うのは困りモンですが

「このまま帰りたくない・・・」とはならないのが救いです。(R)