知人のブログで知った、車椅子でも利用できる係留所『マンボウ』におじゃましました。
ラグナマリーナから車を走らせればほんの10分ほどの距離。
ラグナマリーナを出てクローズホールドとアビーム帆走で約40分。
竹島を大きく左に迂回しながら港に入ると、こじゃれた洋風の建物が目印。
3艇限定のポンツーン(浮桟橋)です。
利用許可の申請をして付近を散策。
目を惹かれたお向いの建物『生命の海科学館』に入ってみると、まるで“愛・地球博”の時のテーマ館のよう。
ひげクジラの化石や珪化木など初めて目にするものばかり。
億年単位の生命の歴史に触れました。
炎天下をものともせず、次はぶらりと竹島へ。
久し振りの蒲郡プリンスホテル前の海岸です。
人出も多く、満潮の波打ち際にたくさんの海草が打ち寄せられてました。
熱風と共に運ばれる潮風はかなり磯臭く、近くの『文学記念館』へ避難。
当地に関わる文学作品を紹介するこの記念館は、
往時の旅館でもあり展示室でもある和室から、
かつて菊池寛、川端康成、谷崎潤一郎、文豪たちが愛でたであろう竹島の景観が懐古できます。
まさに一幅の画。
身も心も涼やかになり退出。
再び噴き出し始めた汗を拭きながら、自販機のコーラ一本で延々我慢を重ね、
海岸線に沿って黙々と自艇に向かいます。
許可申請の折に垣間見たランチのメニューに望みを託して。
バリアフリーポンツーンの管理棟でもある
イタリアンレストラン『Ondina』
同世代ならユーミンのあのフレーズをたぶん口ずさむであろう窓辺の風景を眺めながら、
『すみません水のお代わりお願いします』を3連呼。
係留延長をお願いしつつ、サバランのドルチェまでしっかり頂きました。
ごちそうさま。
予定外のひと時を過ごし、ひたすら海の恩恵と感謝しながら港を後にします。
日差しは目まいを起こしそうなくらい強まり、
じりじりと焼け付く手足を気にしながらようやくたどり着くと、
ユメちゃん一家が賑やかに愛艇の手入れをして見えました。(R)