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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

2010 初 月下美人

2010年07月28日 | 日記

 毎年同じように春先、屋内から庭に出す月下美人

今年は付いた蕾がポトリぽとりとやたら落ちて

気がきではありませんでしたが

7月に入ってようやく順調にふくらみ

月齢15.3の昨晩今年初の開花を観ました。

   

 ここ数年は花冠の貧弱さに気落ち気味

潤沢に肥料は与えているはずなのに・・・

再度世代交代や土の総入れ替えをしなければいけないのかもしれません。

 

 

    

 満開の桜や春のやさしい青空に映えるチューリップ畑とは趣が違い

鉢に立ち上がる株に一輪でも花が咲き誇ると 

闇に浮き上がったその白さが眩しいくらい豪奢。

昨夜のように満月の下では殊更優美で

漂うその香りに酔いそうにさえなるのです。

   

 本日 大阪に一鉢嫁ぎます。(R)


篠島周遊記

2010年07月27日 | 日記

土曜日の行事で会ったyacht友から

“篠島サンバカーニバル”の話を聞き

降って湧いたような思いつきで出掛けることに

自分にとっては10年ぶり、

今回はセーリングでの島再訪です。

    

 朝昼の携帯食を準備してマリーナ着

熱帯夜と緊張で眠れぬ夜をすごし4時起床5時出航。

港を出ると豊川の方角に今日の暑さを予感させるでろんとしたご来光

海上は朝っぱらからブワッとした生暑い風がセールを孕ませ

グイングイン島の方向へといざなってくれます。

   

 ほとんど一直線、あっというまに・・・といいたいのですが

船上で眠って起きたら目前に篠島。

 

8時過ぎに野島との間を通過し岩礁のある松島の横を

慎重に進みながら新しく出来たと言う『港』探しです。

 

GPSにも載っていない“らしき”入り口をおずおず進んでいくのですが

堤防の上に釣り人はいても船影は見えず

がら~んとした港内は貸切みたいで係留し放題

一発着岸大成功、大汗かいて乾パ~イがジャスト9時。

   

 這い上がってみるとそこはまだまだ工事途中状態で

道も見あたらずぎんぎら太陽が照り付けるばかり。

 

とりあえず日射病予防の帽子をかぶり

トラサクや重機の間をすり抜け島巡りに出掛けることに。

  

 

  島だからと言って涼しいはずもなく、

磯香のきつい熱風とぎらつく日差しに閉口しつつ

路地を進めば見覚えのある商店街やフェリー乗り場

10年前とほとんど変わっていません。

 

 

 ぶらぶら歩いていたら島のお巡りさんに

職質・・・じゃなくって親しげに声を掛けられ

世間話などをしたあと連れ合いはようやく開放。

 

海べりには蛸壺をつかった縁石や島特有の植物

そして目の前に現れた海岸のきれいなこと!

      

   

 「ビーチパラソルどぉ?ムシロおまけしとくよぉ」

などと声を掛けられつつ

10年前の記憶を呼び起こし辿りながら

高台の小学校、清正の枕石、歌碑公園展望台へ

 

アスファルトに陽炎が立ち昇り

ビーチサンダルは溶け出しそうです。

   

 

  松島を望む島の西側にあたる周辺は

うっそうと茂る山あいと岸壁が多く

さざなみの音とミンミンゼミの鳴き声がいかにも夏風情。

展望台からの景色に見とれながらも

帰路の灼熱セーリングの不安が胸を過ぎります。

 

     

汗を拭きながら港までの近道を島人や駐在所に尋ねたら

「熱中症に気をつけてくださいねぇ」

とお巡りさんにまで心配され

早足で船に向かいましたがすでにその予兆の頭痛あり

延々3時間の“島の時”を過ごしました。     

  

   

 炎暑酷暑猛暑著しい今夏

真夏の海には出るまいと心に誓ったはずなのに

(早朝なら大丈夫、帰路も夕涼み気分で何とかなるわ♪)などと

いわゆる“ケセラセラ脳”になってしまったのがそもそも。

 

明日の朝刊に『漂流中の船上で熱中死!』などと

写真記事がのるんじゃないかとおののきながら

ガブガブお茶を飲み塩の効いたおにぎりを食べビタミン飲料を摂り、いざ。

   

 往路は引き潮、復路は満ち潮のともに

ツレシオと呼ばれる潮流に乗り

5~6ノット、瞬間7ノットの好スピードは出るものの

風との角度が悪いのか

ダッチロールとサーフィングを繰り返す愛艇、

素手素足なら火傷しそうな炎天下の船上。

足手まといにしかなれなかった3時間後、

さらに不安定な烈風にあおられての帰航となったのです。

         

 

 この夜、家に向かう車窓から

それはそれは見事な大輪の花火が見えました。

 

打ちあがる音のこだまに後ろ髪を引かれながらも

車を停める気にはならず一目散。

我が家が見えたとき、ほんとに心底マコトにホッといたしました。

 

 現在太陽光対策を練りにネッております。(R)


“楽報”

2010年07月16日 | 日記

訃報が相次いだあと、

忌明けで集うたびにいろんな話題。

 

    

「明日からフランスに出張なんです。」

「転勤で来月からフィリッピンに行くことになりました。」

 

お斎の最中に携帯にでた叔母は

「中国に向かおうとした主人が中部国際空港で

海外から帰国した娘家族とばったり会っていま食事してるって。」

 

昨日、姉から突然メールで

「今那覇空港にいるんだけど、お土産何がいい?」 

      

 今朝はYacht友から、神島沖で跳ねるイルカ写真が届き

まさに躍動刺激挑発的わくわくウキウキ気分。

   

 梅雨明け宣言近そうな、あかるい青空を眺め

なにやら確実に動き始めている気配を感じます。(R)


2010ジェノバソース

2010年07月11日 | 日記

 デパ地下でようやく見つけた

京都産バジルでペーストつくり。

 

今年最初のジェノベーゼは松の実と国産ニンニク

そしてパルミジャーノレッジャーノを入れた王道レシピ。

一晩寝かせて朝食のトーストにたぁっぷり

「これでもかっ!」というくらい掛けて食べました。

 

 先日食べた初物“ゴールドラッシュ”コーンは

あまくて美味しかったのですが

まだまだ地産地消の地物が出てきません。

   

 太陽の恩恵に与った

力強い夏野菜たちを、心底待ち望んでおります。(R)


2010年 7月の庭先

2010年07月03日 | 日記

  梅雨さなかの7月を迎えました。

   

 陰暦で『文月』とも呼ばれる7月。

7月7日の七夕月 (たなばたつき)から

愛合月 (めであいづき)とか親月 (ふづき)とも

秋初月 (あきそめつき)新秋 (しんしゅう)

初秋 (はつあき・しょしゅう)などアキという字の付く異名あり

孟秋 (もうしゅう)などと解せない呼び名もあるそうです。

    

 今年は春先からずっと平均気温が低かったので

敏感な草木が開花時期をひと月ほど順繰りに遅らせています。

つい先日までサツキやバラが咲き誇り

例年なら既に花の時期を終えているクチナシも

7月の庭に花弁を広げる準備を始めました。

  

 6月で思い出深い“アガパンサス”も

庭先のみならずあちらこちらで今が見頃。

青や白の清楚なカラーは

しめやかにひそやかに心を落ち着かせてくれます。(R)


柏(カシワ)の葉

2010年07月01日 | 日記

梅雨の晴れ間、庭の“柏”の樹がお日様に向かって

せいいっぱい葉を広げていました。

    

 こどもの日の“柏餅”に使われている葉っぱですが

我が家で緑が際立ち大きく茂るのはこの時期です。

冬に葉が枯れても翌年新芽が出るまで落葉しない特性から

“ユズリハ”同様 『代が途切れない』 という縁起モノとして

端午の節句のお菓子に使われています。

  

 皿など器のない昔、食べ物を盛る葉は

すべて「かしきは(炊葉)」と呼ばれ

抜きん出てこの木の葉には芳香があり

腐敗しにくい抗菌作用も明らかになり

好んで多く使われることから

「カシキハ→カシワ」と言う名が付いたようです。

 

食器の代名詞どころか、

この葉はカテキンやタンニンなどの有効成分を含むため

“お茶”にしても威力を発揮するのだとか。

    

  チマキや鮨に使われる笹の葉、柿の葉、朴の葉

ハラン、みょうがの葉、椿の葉、ふきの葉

イバラ餅で知られる“さるとりいばら”の葉っぱなど

使えそうなカシキハが探せばいくらでもありそう。

   

 虫食いは避けて瑞々しい若葉を早速活用

中身はお餅にしようかお寿司にしようかそれとも・・・(R)